世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

beabea音楽感

Ann Burton / New York State of Mind

たまにディスク・ユニオンのjazz館に行きます。 あそこには定番以外の掘り出し物を探しにいくか、自分の世界にどっぷり浸りたい時に出かけます。 ただ、私なんかをはるかに上回る濃厚なファンの必死な自己陶酔感にいささか圧倒される事もあります。 ちなみに…

Elton John のバラード

ロンドンに住んでいたころ、オックスフォードストリートのとあるデパートに、大きい広告がベローンとぶらさがっていて、ポールスミスの広告かと思うようなド派手でポップなファッションに身を包んでいる男性がいた。 エルトンジョンだった。 初めてロンドン…

ポリス再結成は一つの事件である

ポリスの再結成ライブに行ってきた。 大体にして、「スティング」は聴き始めた洋楽の第三番手の歌手なんです。麗しき青春時代なんです。 初めてスティング自身の音楽を聴いたのは、「ブルータートルの夢」。 だからポリスをタイムリーには聴いてない。私が洋…

Richard Bona / Munia The Tale

Richard Bona / Munia The Tale リチャードボナを見つけたのは、2003年の夏にタワレコで。 あの頃はクサってたんですよね確か。 で、視聴してみたらスルスルスルと音楽が染みていく感じがして即買い。 アルバム全体を通して聴くと・・・ラテン系フュージョン?…

The Greatest Jazz Concert in the World

去年の年末にCDやさんにお願いしてお取り寄せしてもらったライブアルバム3枚組。 日本では未発売です。 The Greatest Jazz Concert in the World / 1975 Pablo Records ・DISC1 オスカーピーターソン トリオ ・DISC2 デュークエリントン オーケストラ ・DISC…

Crazy Love/ Van Morrison

太陽が沈むころ、 僕は彼女のところへむかう それは僕が抱えている悩みとか悲しみだったり、すごく落ち込んでるときに ひっそりと訪れる痛みや苦しみなんかをぬぐいさってくれる温かさがあるからだ はるかかなた何千マイルもむこうから彼女の胸の鼓動が聞こ…

Happy Christmas/ジョンとヨーコ

街を歩くとクリスマスっぽくなってきました。 クリスマスとおおみそかってなんか好き。 一年って早過ぎ・・・ってさっきまで思っていたのに、すごく忙しいはずなのに、 なんとなく気持ちが穏やかになる。 定番クリスマスソングといえばマライアとかワムだけど、…

Paul Desmond/Emily

ポール・デスモンドはThe Dave Brubeck Quartetに所属したサックスプレイヤー。 このデイヴ・ブルーベックトリオについては、かの有名な「Take Five」で名高いカルテットなんだけど、プレイヤーとしての評判は意見が分かれるみたい。 今でも名盤として聴き継…

スタンゲッツ/ジルベルト(とベレーザ)

むかし、女性の上司がいました。 その人は小柄な美人で声も美しく、言葉もきれいに操ることができるスーパー上司でした。 もちろんお仕事もガンガンやるタイプ。 死霊、じゃなくて資料を作らせればピカイチ。 プレゼンさせればその美貌と声と、完成度の高さ…

アラニス・モリセット/Ironic

Alanis Morissette /Ironic テレビでロックを歌う少女(ほとんど少女)を見て、歌い方がすごく誰かに似てる・・・って思ったら、 すごーく久しぶりに思い出した、アラニス・モリセット! この人よく出てきてた、っていうか、結構売れた。 はっきり言って歌い方…

キースジャレット/ケルンコンサートPartⅡc

仕事の関係で飲みに出かけると、お酒も進んだ頃に仕事以外の内容に話が展開することってよくあると思います。「休みの日は何をしているんですか。」という、プライベート質問については「とりあえず息はしてます。」と軽くかわし、「どんな音楽を聴くんです…

サンバランソ・トリオ/サンブルース

サンバランソトリオ/サンブルース セザル・カマルゴ・マリアーノ(piano) ウンベルト・クライマール(bass) アイルト・モレイラ(drums) 60年代にブラジルで旋風を巻き起こしたが、レーベルが社名変更するなどいろいろな事情が重なり、当時初版で発売さ…

コルトレーン サンドイッチ形式

CDがMDになってモノはどんどん小型化していく・・・と思いきや! 今やMDの存在は遥かかなたに消えつつあります。 私も持っているMDは多分15枚くらいかそこらしかありません。ただ、MDのいいところはひとつだけ。 「180分ぶっ続けで聴ける」 これしかないでしょ…

トム・ウェイツ/The Heart of Saturday Night

Tom Waits/The Heart of Saturday Night ちょっと思い出しちゃったのでササッと綴ります。 今日は土曜の夜だし(もう日曜日だけど)。 トム・ウェイツは猛烈に好きっていうわけじゃないんだけど、たまに思い出すと無性に聴きたくなる。 で、聴くと「いいよね…

ジェット・ストリーム

(はじめに) 愛をこめて書きます。 ジェット・ストリームとは40年にもわたって放送されている東京FMの長寿ラジオ番組です。 【内 容】 1.世界各国の街角ストーリー 2.世界各国の名曲 の2本立て 【チャンネル】 日本全国津々浦々のFM局(多分) 【スポンサー…

快晴の日、ローリングストーンズ

The Rolling Stonesあれこれ UKロック、というと人それぞれそれなりの美学(信念)を持っていると思う。 先日もこれについて熱いバトルを目撃したばかりなのでささやかにひっそりと書きます。 私の場合、絶対に外せないのがローリング・ストーンズ。 実はビ…

キースジャレットトリオ/ジャパンツアー最終日 May,10,2007

もうね。 最高でした。 キースのコンサートを観るのはこれで3度目ですが、トリオは初めて。 だから今回の来日を知り「絶対に行かねばならぬ」と強く思った理由は以前述べましたが、 予感は見事に、見事に的中でした。 まず会場で気付いた点をあげると・・・ ・…

雨が降ったので May/1/2007

雨が降ったので聴いた。 これぐらいの弱い雨だったらピアノの音もかき消されない。 柔らかくてときほぐれるような極上のピアノと、しとしと降る雨の音の融合は、さらに上質な時間を作る。 ずっと雨が降り続ければいいな、と思った。 Bill Evans Trio at Shel…

エンニオ・モリコーネ

Ennio Morricone タダ券を(無理矢理)頂いて、ある話題の映画を観てきました。 その映画の中での会話。 「この曲は?」 「モリコーネ。すごく影響を受けた人物だ。いいだろ?」 「ステキね。」 『ほんとね。』(←わたしも心の中でこっそり会話に参加してみ…

まったりとCarla Bruni

Carla Bruni/Quelqu'un M'a Dit とあるカフェに行きました。 小さい小さい木のドアをくぐりぬけて、狭い狭い階段を登ると、 壁一面にとってもファンタジーな世界の広がる空間が。天井は高く、吹き抜けになっています。ロフト風にもなっていて、そこでもくつ…

日曜の夜、Sara Gazarek

Yours / Sara Gazarek ずぅっと前から「このジャケットには絶対騙されないし、期待もしない。」 そう思っていたけれど、その警戒心が逆にきっかけとなり買ってしまったのは2ヶ月前。 良かった・・・やっぱり嫌でも何でも気になるものはどこか導かれるものがある…

ドライブとIndia Arie

India Arie / Acoustic Soul タイトルどおり、アコースティックソウル。 このCDは私の宝物CDの一つになっています。 特に、1人でドライブする時は必ず携帯していたBGMです。 そういうとよくカワイソウって言われるんですが、その言葉自体に違和感マンマンで…

Always on Your Side/ Sheryl Crow Ft. Sting

Always On Your Side シェリル・クロウとスティングのデュエットがでた。 これを聞いた時、とんでもなく心が躍りました。 シェリル・クロウは、デビュー当時の彼女よりも「圧倒的に」今の方がいい。 何とも色っぽく成熟感があって、歌の表現力がグンと増した…

Keith Jarrett(来日)/up for it

まったく、今日は早々と寝るつもりだったのに。 キースジャレット 来日を知ってしまった。 しかも今度はトリオ。 いやー、絶対行くよ、行きますよ!! あれはおととしの6月(だったと思う)。池袋の芸術劇場にキースを観にいったのは。 その時会場でゴホゴホ…

BUENA VISTA SOCIAL CLUBと夏の夜

うちの音楽レビューは、基本的に直感でササッと書いてますが、本来定番すぎる定番は書かないことにしています。難しい話もなしです。「わたしがその時聴いているもの」がメインです。(直感で生きてます!) なぜか、ブエナビスタの気分になった。 これは誰…

Who Is This Bitch, Anyway?/Marlena Shaw

この前何気に入ったコーヒーやさん。 客はまばらで、自家焙煎のコーヒーもお手頃で、床は木をつぎはぎに打ちつけた質素なところでしたが、これが私のハートをかなりくすぐりました。 BGMが素晴らしい。 どこか海外のラジオ局をCDに焼いて流していると思われ…

The Melody At Night, With You/Keith Jarrett

The Melody At Night, With You. (『あなたと聴く夜のメロディ』←勝手に私がつけた) ある日電話口で夜遅くにこれを聴きながら会話していたら、 友人が「さっきから何聴いてるの?」と聞いてきたので 私「あなたと聴く夜のメロディ。」と答えた。 数日後、…

サラヴォーン

Sarah Vaughan / Crazy and Mixed Up 寒くて手がずっと冷たいまま部屋にいる私をあったかい気持ちにさせるのが、おなじみサラ・ヴォーン。 これのAutumn Leaves(枯葉)は有名だけど、サラのスキャットは私には和田アキ子に聞こえてしまうので実はあまり好き…

今日もトミー・フラナガン

Tommy Flanagan / OVERSEAS 今日も聴いているのがまたトミー・フラナガン。 ギタリストの父とピアニストの母を持つ。5歳でクラリネット、11歳でピアノを始める。 1945年、15歳でプロデビュー。 1957年、リーダー作のアルバム『オーバーシーズ』を発表。名盤と…

Tommy Flanagan

Tommy Flanagan/Ron Carter/Tony Willams THE TRIO 今、聴いているもの。 トミーフラナガンはテンポが良くて、気持ちがいい。