世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

日曜日のサンテルモ蚤の市 - 雑貨とグルメの楽しみ方

ここ数年は民芸品愛が止まらない私ですが、今回はずっと楽しみにしていた蚤の市の話をします。サンテルモという地区にある蚤の市は特に有名で、他にも食べ物の屋台も多く出ており本場アルゼンチン料理を食べることができるため、ブエノスアイレスで日曜日を過ごすのであればぜひ訪れたい場所です。

 

 

 

まず蚤の市の心得なるものから。

若い頃ヨーロッパに暮らしている頃から蚤の市や市場は生活必需品を買いに行く場所でした。当時は現金社会でしたので、ポケットに入れた必要最低限の小銭を手で握りしめながら歩いたものです(日本でやるとガラが悪いけど海外は死活問題)。

 

しかしながら、昨今はほぼカード社会に様変わりしておりタッチ決済がほぼ可能ですので、管理コストやリスクの高い現金なぞいらん!お釣りの用意ないから現金なんかで払われると迷惑だ!物理カード出されたらスキミングしちゃうぞ!という状況です。こちらも「お釣りをぼったくられて揉める」とか「現金たりなくてATMにダッシュする」とか「隣にいた貴婦人みたいな人にスラれそうになる」などというトラブルは皆無になりました。おめでとう!これだから時代の進化大好き!

 

とにかく携帯が全ての時代です。パスポートの次に携帯、なんならパスポートよりも携帯が大事かもしれません。従って、

 

蚤の市の心得

  1. 携帯は肌身離さず(腹巻ポケットが一番安心)
  2. エコバッグを持参
  3. あとはほぼ手ぶら

以上です。

とにかく市場や蚤の市など人混みに行く時はほぼ手ぶらで行くのが一番いいです。商品選びに夢中になっているとスリがすぐに近寄ってきますので(しかもスリっぽく見えない人が多い)、貴重品を首から下げるとかバッグに入れるとかやめたほうがいいです。お腹一番!

 

あ、ちょっと待って。これ全部ブラジルの場合の話だった。

 

 

アルゼンチンはいまだに時代の進化に追いつかない現金文化のそうなので(日本と似てる)、昔と同様に多少の小銭はポケットに入れて、大きいお金は腹巻ポケットに入れて出かけました。。。ということで、人混みは特にスリに気をつけよう。心得も何も当たり前のことだった。でも、夢中になってるところを狙ってくるので本当に気をつけたいところです。

 

 

 

さて、アパートから地下鉄に乗ってやってきましたが、思った以上に最寄り駅からまあまあ遠かった。私が滞在していたパレルモ地区とは当然雰囲気がガラリと変わり物騒な雰囲気あり。日曜の朝でお天気も良かったのでまだマシだったけど、夕方とかあんまり近寄りたくない感じでした。

 

 

 

 

ここがサンテルモの蚤の市の入り口。

角にある「ケンタッキー」はブエノスアイレスによくあるチェーン店のファーストフード。こないだYouTube観てたらこれ出てきてもはや懐かしかった。

 

 

 

はす向かいにはMuseo Moderno(現代美術館)。入ろうと思ってきたのにめんどくさくて結局辞めた。というか、開いてなさそうだったんですよね。

 

 

 

 

蚤の市のスタートはその場所によりますが、朝早くスタートして午後になると撤収を始めるお店もあるし、その逆もある。ここサンテルモの蚤の市、10時30分頃に着きましたが全体的にお店が揃うは11時頃のようでした。少し立ち上がりが遅めかな。

 

 

 

 

海外で蚤の市や骨董品、アンティークを見て古いものの価値や一点ものに愛情を感じるようになったのはある程度歳を重ねてからです。しかしながら私があの世に召される時は、せっせと集めたコレクションは全てがゴミだと思われることでしょう。

さあ、バンバン写真アップしていきますよ!

 

 

 

 

世界中がネット中毒の昨今、アルゼンチンだけは読書家がいまだに多くあちらこちらで本を読む人を見かけました。

 

 

 

年季のあるアンティークショップ。

 

 

 

 

もはやレイアウトそのものにセンスを感じます。

 

 

 

 

かっこよすぎ!さすがガウチョ(カウボーイ)の国!

 

 

 

通りを歩き進めるとまずこのドレーゴ広場というところに到着します。ここが蚤の市のヘソ部分に当たります。

 

 

 

 

もうワクワクが止まりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が保有しているジュエリーの半分以上は海外で買い付けしてきたものです。蚤の市で買う場合もあるし、普通にお店で買う場合もありますが、日本で売っている繊細なタイプと違ってゴージャスで大胆な大ぶりのものが好きで必ずチェックします。シルバーとかゴールドは特に見逃しません。

 

 

 

 

っっっこれ=======!!!!私が昔ギリシャで買った栓抜きではないかあーー!!!

 

 

 

 

beabea-journey.hatenablog.com

 

 

 

このグラスを一つ(右から2番目)買いかけてやめました。ドイツのだって言ってました。

 

 

 

ドレーゴ広場はかなりセンスのいい骨董品屋台が多く出店しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、やたらバッグが多かったなあ。

 

 

 

 

昔のおもちゃとか怖い人形とか。

 

 

 

 

ここの古着店がめちゃくちゃセンスが良かったんだけど、目を引いたのはブラジルにもあった「PIX」。以前触れた、いわゆる南米でいうPayPayのことです。Wiseアプリを持っていればQRコードで送金ができて決済ができる優れもの。値引き交渉にかなり有利なので興味のある方はぜひ覚えておいてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このバンドネオン演奏おじさんに米ドルでチップあげた。

 

 

 

 

目をひくお店に入る。

 

 

 

ここはアルゼンチンで有名な甘いお菓子、Dulce de Leche(ドゥゼル・デ・レチェ)というミルクを煮詰めたクリームがサンドされているチョコパイのお店。

 

目を疑ったのが、6個買ったら6個ついてくるキャンペーン(爆笑)!太っ腹にも程がありすぎるだろうが!!

 

 

 

当然このプロモーションに乗っかって12個ゲットして出る。期間限定とのことですが、おそらく賞味期限切れそうなやつを大量放出したいのでしょう。

しかもですよ、ラズベリーとかピスタチオとかオレンジとか買いてありパッケージの色もそれに合わせてあったのでかなり吟味して買ってきたのに、全部同じ味なんです!!パッケージSAGI。

 

 

 

 

 

パサージュみたいなところに入ってみます。

 

 

 

 

ここですてきな文房具店を見つけて、迷いすぎて狭い店内を30周くらいして、ようやくマグネットとステッカーを購入しました。

 

マルベック(赤ワイン)のボルドー色と、アルゼンチンの国のカラーです。

 

 

ステッカーはどっかにいったようですが必ずあるので後で探します。

 

 

あら?もしかしてここは、、、。

 

 

 

サンテルモ市場ではないですか。

 

 

 

 

ここはアルゼンチン名物の様々な種類を食べることができる屋台が集まっている場所です。

 

 

 

 

アルゼンチンといえばお肉。グリル店が多いです。

 

 

 

 

だけど、屋台とは思えないほど高い。普通のレストランと変わらない値段設定。

 

 

 

 

ぐるぐる歩きながら悩み中。

 

 

 

 

美味しそうなサンドイッチ屋さんも見つけてここでもいいかなあと思ったり。

 

 

 

 

10,000 AR = 1,200円だと思ってみてみてください(2026年5月)。

 

 

サンドイッチが1,500円から2,800円程度まで。飲み物入れたら3,000円は余裕で超えてきそうです。旅先でケチくさいことは言わない主義なのですが、最強のグルメ主戦場Parisとランチの値段がほぼ変わらないと考えるとさすがにちょっと躊躇してしまう。

(円安が進んで今はParisももっと高く感じるかもですが)

 

 

アルゼンチンは自給自足率が高いことで知られており、ペソが暴落してもなんとか自分たちで食っていける力があることが強みなんだとか。日本とは大違いだぜ。

 

 

 

ちょっとおしゃれ風なカフェもありました。

 

 

 

 

ちなみにフルーツは私も別のところで買って毎朝食べましたがとっても美味でした。

 

 

(もちろんこれでも十分だが、トルコ人ならもっと几帳面にディスプレイすることだろう)

 

 

 

ここはチョリパン専門店。チョリパンとは炭で焼いたソーセージをコッペパンみたいなのにはさんで食べるアルゼンチンの代表格ともいうべきファーストフード。想像を超えてめちゃくちゃ美味しいのですが、昨日食べたのでパスします。

 

 

 

 

悩む。

 

 

 

 

ウロウロ。

 

 

 

 

ウロウロ。

 

 

 

 

ウロウロ。

 

 

 

 

悩む!!!

 

 

 

 

結局ここにした。

 

 

 

 

とにかくすごい行列の人気店だったのでその人混みを信じた。

 

 

 

 

 

エンパナーダです❤️これももう一つのファーストフードで、いわゆるパイ生地みたいなものにお肉や野菜が入った餃子のようなものです。

 

 

 

 

注文はまずお店の人に欲しいものをリクエストして自分の名前を告げる前会計スタイル。焼き上がったら名前が呼ばれるのでそこで受け取ります。

 

焼き立てを2個。チキンと野菜を選びました、、、普通でした。むしろ最後きつかった。

 

 

 

 

 

 

ちなみにYouTubeでここを訪れた日本人はステーキを食べてましたが、、、ガッカリだったと言っていたのでサンテルモ市場での食事は控えたほうがいいかもしれません。やはり観光客目当てに過ぎない可能性大です。雰囲気はいいので見に行く価値はもちろんあり。

 

外に出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとぐるっと周囲歩いてみます。人気のないところは行かないように。

 

 

 

 

 

これすごくないですか(笑)。

 

 

 

 

 

この辺は本当に古い街並みの名残というか。

 

 

 

 

スペイン文化がとても根強い建物の特徴があちらこちらに見られます。こういうバルコニーのある低層階の建物はキューバやリオの旧市街、ニテロイの中心地でもしょっちゅう見かけました。地方都市や郊外では見かけないことを考えると、このような装飾が施されている建物はわりかしリッチな部類だったのかもしれません。かなり老朽化していますが、味があって胸を打たれる風景です。すべてのリリーフやバルコニーの装飾など一つ一つが美しいです。

 

 

 

 

 

このアニメの女の子はアルゼンチンで有名な「マファルダ」。子供なのにませてて政治経済に強いというキャラクターらしい。どうでもいいかもしれませんが嫌いな食べ物はスープとのことです。

 

 

 

 

なんちゃってマファルダのマグネットは買ってきましたよ。マテチャも付いてた。

こっちの方がかわいいです。

 

 

 

 

 

ここ!思い出した、様子見に行ったんだ。

 

 

 

 

ここは有名なアルゼンチンタンゴのショーを見れるお店です。

El Viejo Almacén | Restaurante de Tango, Show de Tango

 

 

 

友達に勧められて行ってみようかと思ったけど、まあとにかく滞在先からとっても遠いのと、夜遅くショーが終わるので治安の不安も兼ねてやめました。しかし、アルゼンチンタンゴ発祥の地、サンテルモで本場のタンゴを楽しみたい方はUberぶっ飛ばして行ってみるのもありかもしれません。私はこの後別の場所でショーを楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩!

 

 

 

 

エスプレッソを注文。持っていた現金をあまり使うシーンがないのでここで使ってみたら定価から10%ほど割引してくれた。滅多に受けなかった「現金ならお安くします文化」の恩恵をこのエスプレッソ一杯でようやく受けることができました。

 

 

壁にブラジルやコロンビアの豆が入っていた麻袋をディスプレイしてあって、Curitibaという地名を見つけ、おお!となって写真撮りました。懐かしいねえ。ブラジルはまじやばい国だと聞かされ終始ビビってとにかく全てを恐れている時に訪れた大都会、クリティバ。夕方の19時過ぎに早足でテイクアウトを買いに行っていそいそとホテルに帰った日が懐かし過ぎます。

 

 

 

 

サンテルモ市場の裏側はメインストリートではなく、地元の人が多く歩いていました。

 

 

 

 

ちょっとしたアンティークショップが集まる建物に入ってみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

照明がかわいい。

 

 

 

 

マルチーズもアルゼンチン代表背負っててかわいい。

っていうか前見えなそうだからヘアカットしてあげて!

 

 



 

というわけで、私が今回ここでゲットしたものはこちら。

 

木箱です。

 



 

箱の縁は金箔?で塗られていて、手塗りのお花の白いコントラストが効いています。

買う前からこういうディスプレイにしようとすでにイメージができていましたがちょっと悩んで、少し考えてからお店に戻りました。おばさん笑顔でちょっと値引きしてくれました。

ドレーゴ広場で買いました。

 

ついでにキューバで買った葉巻のマグネット(磁力が弱くてもうくっつかない)も入れてあります。

 

 

 

以上となります。

サンテルモの蚤の市は日曜日のみ開催。11時くらいに行くとお店がなんとなく出揃う印象。2026年時点は現金が必要との情報でしたが、お店によってはカードも使えます。ただし、前回話したようにアルゼンチンは「何で支払うか」によってレートが変わります。賢く上手にお買い物ができるといいですよね。私はハイレートで両替した現金がたんまりありましたので、すべて現金で買いました。

 

 

 

 

国立マリアーノ・モレーノ図書館をジロジロ眺めに行く

ブエノスアイレスにはなかなか他の国ではお目にかかることのできない個性的な建築がたくさんありました。ガイドブックにもほぼ載っておらず、たまたまGoogle Mapで見つけたものです。よくこんな凝った建築をわざわざ作りましたね、と感心するほどですのでどうぞ見ていってください。お肉やワインだけではないアルゼンチンのもう一つの魅力に驚くことと思います。

 

 

 

アルゼンチン国立図書館(国立マリアーノ・モレーノ図書館)は、建築に興味ある人ならば訪れないわけにはいかない、ブエノスアイレスの必見スポットです。

 

 

 

 

この図書館はブルータリズム建築と呼ばれているそうで、装飾を伴わないコンクリート剥き出しのデザインをそう呼ぶのだそうです。おもしろいのが、図書館自体はもちろん遥か昔からあったのですが、この建物は移転後に新築されたそうで建立がなんと1992年!(私にとっては)つい最近の出来事のように感じるのですが、たった34年でこんなにくたびれている感が出るのはコンクリートのせいなのかよくわかりません。てっきり1900年代初頭の出来事なのかと思っていました。しかしこのくたびれっぷりが逆にいい感じです。

 

 

 

 

 

デザインは自由だけど、それを実現させることのほうがすごいと建築を見てよく思います。

 

 

 

 

 

このような建築において日本ではすぐに老朽化のため解体しがちですが、海外はそうはいきません。古かろうか老朽しようが滅多に過去の歴史をぶっ壊すようなことは絶対にしません。日本にはそういう美学センスが圧倒的に欠けているのと、すぐ金儲けに走りがちだからぶっ壊してしまいがちなんだと思います。補強や修復は必然とは思いますがアルゼンチンはどちらかというとスポンサーの方が問題なのかも。

 

 

 

 

 

お弁当箱の形をしたフロアが宙吊りになっています。おもしろいですね。

 

 

 

正面玄関。

 

 

 

 

この図書館はレコレータ地区というブエノスアイレスの高級エリアに鎮座しています。周囲は立派なマンションがこの図書館を囲むように立ち並んでいます。目の前は国立図書館と広大に広がるいくつもの公園やレコレータ墓地、買い物に便利なレ・アール通りがすぐそばにあり紛れもなく屈指の至便エリアで間違いありません。そんな一等地にこの図書館はあります。

 

 

 

 

反対側。こちらにもお弁当箱がぶら下がっています。おもしろいですね。どうしてもここは宙吊りにしたかったんですね。

 

 

 

 

 

この日はメーデーによる祝日のため中に入ることはできませんでした。日を改めてまた訪れようとしましたが、あるハプニングによりダメになりましたがその話はまた後で。

 

 

宇宙船みたいにも見えます。かっこよすぎ。

 

 

 

 

この下とか歩くのドキドキしてしまった(落っこちてきたらどうしよう)。

 

 

 

 

 

手すりの青が後から塗ったのか昔からなのか。突然どうした??

パリのポンピドゥセンターに似せたのか。

 

 

 

この窓ガラスの造形や演出も美しいですね。

 

 



 

 

 

下に降りる階段を見つけました。ここは高台に立っていることがわかると思います。

 

 



螺旋階段の始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

どれだけ巨大で圧巻だったかが伝わるといいな。

 

 

 

 

 


さようなら国立マリアーノ・モレーノ図書館。