世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

アラニス・モリセット/Ironic

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テレビでロックを歌う少女(ほとんど少女)を見て、歌い方がすごく誰かに似てる・・・って思ったら、
すごーく久しぶりに思い出した、アラニス・モリセット

この人よく出てきてた、っていうか、結構売れた。
はっきり言って歌い方も何もかも個性的。
PVも独特だったから話題もさらった。アンプラグドもやったくらいだし。

でも、私的にはあまり・・・だったんだけれど。

一つだけ好きな曲があるんです。

それがこの「Ironic」という歌。


「98歳のおじいさん
宝くじを当てた翌日に死んじゃった

シャルドネのグラスの中に、一匹の死んだハエ

それって結婚式当日に降る大雨みたいに、ちょっとアイロニックな話だと思わない?」



そんな感じの歌なんだけど、私がよく口ずさんだフレーズはこっち。



ただでさえ遅れてるのに 外は大渋滞で車の続く長い道

ようやくタバコを吸えると思って出てきたら 『NO SMOKING』のプレートが

目の前にずらりと並ぶ幾千ものスプーン

たった一本のナイフが欲しいだけなのに・・・

そういえば夢の中で見た、とってもステキな最高の人についにめぐり合えた

でもその隣りには、とってもステキな最高の奥さんがいた

これって皮肉な話ね

・・・ちょっと皮肉すぎやしないかと思うんだけど


人生っておかしな奴で、全てがうまくいってる時はまるでそこから引きずりおろされるような仕打ちをするときもあるし、打撃をうけてボロボロの時はちゃんと救い出してくれたりするものなのよね

とまぁ、こんな感じの歌でした。
好きだったんです。
スプーンのところが特に。
It's like ten thousand spoons when all you need is a knife


確かアラニスはしばらくしてドラッグ関係で一時期低迷期を迎えていました。
その後カンバックしたあたりの歌は聴いていないし、もうMTVも見ていないのでその後は詳しく知らないけど、今の彼女は髪をショートにしてすっかり大人の女性に!!もうロックは歌わないんだろうけど、
今ならちょっと別の路線でいけるような気がします。カントリー路線ならぴったりかも!

でもこうやって一曲でも、誰かの心に刻めるような歌を歌ったってだけですごいことかもしれない。
何年ぶりかに思い出してしまった。。。当時は嫌でも彼女の歌がMTVから聞こえない日はなかった。