世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

2023 ブラジル旅行記 VOL.10 イグアスの滝 ②アルゼンチン側編

イグアスの滝②アルゼンチン側編

 

特徴:イグアスの滝つぼつっこみツアーと滝の源流がみえる

  • 日帰りでも十分観光可能
  • 滝つぼつっこみツアーはお昼前に受付を済ませるのが鉄則
  • 公園内にはレストランや軽食、カフェなどがあるが期待厳禁
  • トレイルをフルで周る場合は3時間以上かかる
  • 17時で閉園のため余裕をもって行動する
  • チケットも園内もすべてカード決済可(現金不要)

 

 

イグアスの滝(ブラジルからアルゼンチン側)への行き方

とにかくアクセスはタクシー一択で間違いないと思います。人生今までいろいろ歩いてきましたが、こんなにコスパの良い移動方法をかつて経験したことがありません。往復のプライベート送迎(片道約45分x2)、アルゼンチンの国境手続き代行+カード決済可にて、6,000円程度でした。これを安いととるか高いと取るかは本人次第ですが、アルゼンチンを日帰りするということはまあまあなハードルです。直行バスがないので小さい街のどこかで乗り換えする必要があるのですが、お金は両替しないとならないし(路上のバス停しかない場所の一体どこで?)、国境を超える際は乗り合いバスだと一人ひとりチェックされるので果てしない時間がかかります。乗り合いバスは地元の人も乗車するので都度停車します。言葉の問題もあります(英語は通じません)。SIMカードないと一巻の終わり。UBERは国境を越えません。帰りのバスはいつ来るかわかりません。そんないろいろなことを考えると、タクシーは感動的なサービスでした。国立公園からホテルを冷房付きの車で送ってくれて、なんと帰りも時間に合わせて待っていてくれるのです!国境はものの1分で通過し(パスポートコントロール係員の笑顔付き)、なんの不安も戸惑いも危機もない。バックパッカーあがりの私も初めはなんとかローカルバスや急行バスを乗り継いで行けると思ってましたが、間際に読んだどこかの外人のブログにも「いろんな手段があれど結論タクシーが最も最善の策」と書いてあり、それが私を後押ししました。

 

おそらくアルゼンチンからブラジルにくる場合も同様だと思います。アルゼンチンペソしか持ってない観光客が、ブラジルレアルがないのでバスに乗れない(あたりまえだがどこで両替するのか困ってたんだと思う)のも見たので、そうなると時間がどんどん無駄に経ち、日帰りはほぼ絶望的になることでしょう。

 

さて、アルゼンチンイグアス国立公園へ到着。

ここも以前は入場料が現金のみだったらしいですが、今はカード決済となっておりました。アルゼンチンペソを全く持たずに行ったのですが現金は一切使いませんでした。

 

 

入るとそれはもうとてつもない広い道が続きます。

 

 

 

 

 

本当は登山列車に乗って上まで行けるのですが、めったに来ないので長蛇の列。せっかくなので歩いてみることにしました。

 

 

 

 

 

一部ですが、こんなふうにトレイルコースがあります。

青いのは遠回り、黄色いのは短いコース。

あいにくこの日は「悪魔の喉笛」が封鎖されていてたどり着くことができませんでした。

 

 

 

途中にある駅。これに乗ることもできますが、走っているのを見ませんでした。。

 

 

 

 

 

 

 

 

アルゼンチンのイグアスの滝メインイベントはなんといっても「滝つぼつっこみボートツアー」しかありません。全身ずぶ濡れ必死の大興奮ツアーです。

 

滝つぼツアー必須アイテム

  • 着替えと下着(女子ならワンピースおすすめ)
  • ビーサン(ボートに乗る前に履き替える)
  • ビニール袋(濡れた服をしまうため)

 

あえていらないもの

  • ポンチョは不要(役に立たない)
  • 携帯防水カバーも不要(多分ぶち破ってくる恐れあり)
  • 完全防水用バッグ(無料レンタルでついてきます)※ちなみに一眼レフカメラも携帯もリュックも着替えも全部濡れずにすみました!

 

 

 

ボートツアーは約14,000ペソ(9.600円)くらい。

 

 

一日何度かあるけどボートにはもちろん人数制限があるので、午前中早く行かないと遅いツアーになるか終了してしまうため、参加したいと思ったら入園後すぐに受付するのがおすすめ。事務所はとってもわかりにくい場所にありました。何度聞いてもわかりにくかったので探すの気を付けて!

 

この赤い矢印のあたりがジャングルツアー(滝つぼツアー)の受付です

 

 

ボート受付後時間があったので、近くのお土産屋さんを物色。

 

 

 

 

動物のぬいぐるみとかTシャツが多い。

 

 

 

 

全く物欲がわかないラインナップ。

 

 

 

 

 

緑に囲まれたレストランがありました。

 

 

 

 

では時間になったのでバスに乗っていきます。ツアーは国立公園を通って川辺まで行きますので、その間に公園やイグアスの滝の成り立ちなどをガイドさんが説明してくれます。

 

 

 

 

私は一番後ろの角というベストポジションをゲット!

 

 

おお、ボートが見える。

 

 

 

 

バスを降りて石の階段を下りる途中で、浮き輪ベストと防水バッグを渡されます。防水バッグがかなり頑丈なので、しっかり蓋をすれば水が入ってくることはありませんでした。

 

 

 

 

 

さあ、行くぞー!

 

 

 

 

 

川をはさんであっち側はブラジルです。

 

 

 

 

見えてきました。

 

 

 

近づいてきました!

 

 

 

 

もうこれ以上近寄ると水しぶきがすごいので、カメラもiPhoneもいったん超防水バッグにしまいます。

クリックすると動画に飛びます~。

 

 

youtube.com

 

 

あとはこんな感じでジワジワ突っ込んでいきます。

 

 

 

 

 

滝つぼつっこみ体験は合計3回くらい。首がもげないのか心配になりましたが、滝に打たれ続けるのではなく、潜り抜けるというかおそらくボートの運転手がうまく調整してくれているのでそこまでの威圧感はありませんが、滝に向かう瞬間はアドレナリン全開になるのでめっちゃくちゃ楽しかったです。滝の中でおそるおそる目を開けてみたのですがまっしろで何も見えませんでした(あとから目を開けたことを大変後悔しました)。イグアスの滝に行ったら絶対やるべきアトラクションです。もう二度と乗ることはないでしょうから。むちゃくちゃ最高でした。

 

 

 

 

さて、更衣室でしっかり着替えてジャージ素材のワンピースにスニーカー履いて虫よけスプレーふんだんにかけて仕切り直します。

 

これからはトレイル歩きます。

 

 

 

トレイルコースはロングとショートがありますがどっちも行きたい。でもなんだかんだで時間がない。なぜかというと、閉演時間は17時でタクシーのお迎えは16時30分にお願いしていたからです。もう14時30分になっていて、それぞれコンプリートするとなると半日はかかる計算。これはまた得意の早歩き観光になってしまう恐れあり。

というか、そうなった。

たまにはのんびり観光したいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういうところを一人で歩くことにとてつもない充実感を感じました。

地球の裏側へ自分の足でここまできて、自分で計画して実行し、自分の足で歩ている。

 

 

 

 

 



 

アルゼンチン側の特徴は「滝の源流を歩く」こと。

 

 

 

 

 

小川がたくさんあるから鉄橋もいっぱいあります。

 

 

 

こういったジャングルの中を歩くのは本当に楽しい。

水の流れ、風にゆれる木々の音、鳥の声、太陽の日差し。

本当になにもかもを忘れてただその自然に身をゆだねる感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

噂には聞いていたけど、本当に大きな虹がありました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

あっちはブラジル側のメインスポットだよ!

 

 

 

 

 

これね↓

 

 

 

 

これを見るとやはりブラジル側も捨てられないって思います。

 

 

お天気最高!2月の真夏&雨季はイグアスの滝のベストシーズンでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滝の上に橋があって人々が先端に集まっています。

今からあそこに行きます。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いた。

 

 

 

 

 

こわい!

 

 

 

 

 

よく見て、怖いから!

 

 

 

 

ジャングルの向こう側はブラジル側にあったホテル・カタラタスが小さく見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、観光もほぼ終了です。この後はダッシュでこのトレイルを下りていきました。なぜならタクシーの運転手さんが16時30分に入口で待っているから!!電話番号も交換したんですが私のSIMでは連絡が取れず、Whatsupでも見つからなかったのでもう大慌て。。。トレイルを走っている人なんて私くらいですよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局25分も遅れて(本当にごめんでもあれが限界)入口にゼエゼエしながら着いたら、運転手さんの車がない。。やはりもう見捨てられたよね。と思っていたら、運転手さんが心配げに私を探している姿を見つけて名前を呼び、よかったーー!!とお互い胸をなでおろしたのでした。。。ごめんーーーーー!!!(車は駐車場に置きにいってくれてた)

 

そして冷房の効いた車で快適に帰途につき、遅れたお詫びにチップ多めにあげてお別れ。一応ボラれてないか防止のため領収証も書いてもらう。そしたらなんか言ってきてGoogle翻訳で見せられるもうまく翻訳されていなくて意味がわからない。何度か繰り返したけど意味わからないまんまだったのでそのままお別れしましたが、なんだかうちにご飯食べにきてもいいよみたいな感じだったような気がしたけどそこはそっとスルーさせてもらいました。

 

ホテルについてさっそく濡れた洋服を洗ったところ、、水が一気にドブ色になる。。。そりゃあそうだ、水しぶきで白くなってるから清流に見えたけど、よく見たら赤土まざってまあまあ濁ってた。なのに滝つぼで目を開けるなんて愚か者のやることだと深く反省(帰国後、白目から出血し眼科へ行った)。

 

 

ちなみに!

お昼ご飯代わりに糖分と水分補給用のグラニータしか食べてない(スイカだと思ったらイチゴでがっかり、イチゴ味あんまり好きじゃない)。

 

 

なぜこれしか食べなかったかというと単に時間がなかったというのもあってそれどころじゃなかったのと、前日ブラジル側で食べた人生で一番おいしくなかったハンバーガーみたいなレベルのものをまた食べらされると思うと、どんな軽食ですら嫌になっていたのです。レストランもありましたが、ジャングルにきて優雅にレストランという余裕も気力も全くなし。あとは持参した飴や無印良品のクラッカーと水で軽く済ませました。

 

 

帰ってからシャワーを浴びた後、本日も西日に打たれて近所の巨大スーパーへ行き、お惣菜とフルーツ盛り合わせとビールを買ってホテルの部屋で日記を書きながら食べました。うっすらトマトに塩気とガーリックが効いてました。これでもご馳走の部類です。

 

 

 

エネルギーをこれでしっかり蓄えて明日に備えます。

ホテルはとっても快適だったので、朝も夜も大変居心地よく過ごすことができました。

夜は女性一人歩きは絶対するなと釘を刺されてましたから外食には行けません。イグアスの滝、ブラジルもアルゼンチンも日帰りで18時前にはホテルに戻ることができたので、夜もSportifyを聴いたりローカルのテレビを観たりしてのんびり過ごしぐっすり眠りました。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

ブラジルのホテルの朝ご飯はとにかく豪華です。朝ご飯なのにピザとかも出てきます。

 

 

 

 

 

驚くのは、誕生日級のホールケーキが何個も出てくること!

 

 

 

どれも手作りなのでおいしいです。手前は私の大好物、ブラジルのボーロです。ボーロとはポルトガルから伝承されたスイーツで、卵がふんだんに入った優しい味のケーキです。作り手によって味が全く変わるので、ブラジルに行ったら必ず食べていただきたいです。

 

言っときますが、コーヒーは普通です。

 

 

 

ということで、このホテルで二泊して、洗ったジーンズやTシャツを特別に裏庭に干させてもらい、翌朝早く空港へ移動してイグアスを経ちました。

 

毎年多くの観光客が同じようにやってきて、また去っていく。イグアスは町としても大変潤っているのではないかと思います。ほんの片隅しか知ることができませんでしたが、国立公園はどちらもすばらしく改めて「自然に勝るものはない」と感じるのでした。

 

ブラジルの中でどこが一番好きかと聞かれたら迷わずにリオデジャネイロなのですが、次にイグアスの滝を挙げると思います。非日常のジャングル体験によって、なんだかとても気持ちが解放され、楽しいやらリラックスするわで一生の中で忘れられないすばらしい経験ができたことを嬉しく思います。

 

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アルゼンチン国立公園入場料 5,500ペソ(約3,800円)

滝つぼツアー 14,000ペソ(約9,600円)

水600ml. 600ペソ(約600円)

ラニータ 700ペソ(約700円)

タクシー代 250レアル(約6,320円)

 

 

以上!

次は飛行機でブラジル北上します〜。