世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

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「ちいさいももちゃん」の思い出

児童文学の師、松谷みよ子さんが逝去されました。 講談社青い鳥文庫、懐かしすぎる。 この青いふちどりの本は面白い作品が多いというイメージがありました。 松谷さんといえば「ちいさいももちゃん」の作者で、幼少の頃何度も何度も繰り返し読んだ、当時のバ…

村上さんのところ

遂にこの日がやってきた。 村上春樹さんがみんなのメールに答えてくれるサイトが期間限定オープン。 http://www.welluneednt.com 過去にも何度かこういう機会があったのだけど、その時は存在自体知らなかった。 40歳の頃の村上さんの作品は、勢いもあってキ…

ギリアンフリンの作品

なんとなく最近の本でも読んでみようと思って手に取った本。 ギリアンフリンとはアメリカのミステリー作家。 ここしばらく最近にデビューされた新鋭作家だそうです。 写真をみたらなかなか素敵なお顔立ち。 ところが作品の内容自体はエグいしリアルだし、ホ…

2品でパスタ定食

友達のプレゼントにレシピ本を探していたら偶然見つけたもの。 これまで自分が作っていたレシピとは異なるので、こうやって誰かのやり方を知るとふぅーんそうだったんだ、というふうに刺激を受けるというか、勉強になります。 特に、トマトソース。 私のは我…

POPEYEで妄想

これはこれは。 想像を遥かに超えて、このパリガイドはなかなかよくできていました。 (男子でラデュレに行くのはどうかと思ったけど) 全体的にどこかレトロな感じで写真もかっこよかったし。 情報量も豊富で目的も明確で、記事の文章も正直でストレートで…

The Great Gatsby 華麗なるギャッツビー

僕がまだ年若く、心に傷を負いやすかったころ、父親がひとつ忠告を与えてくれた。 その言葉について僕は、ことあるごとに考えをめぐらせてきた。 「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」と父は言った。 「世間のすべての人が…

アンナ・カレーニナ/トルストイ

毎年、お正月休みは年越しが過ぎたらすることもないので、長編小説を読むことにしています。 いちいち毎年何を読んだかなんて遠い過去のことまでは覚えてないけど、確か一昨年は「レ・ミゼラブル」、去年はレイモンドチャンドラーのなんか、今年はトルストイ…

蛍・納屋を焼く・その他短編/村上春樹

読了、3回目。 年末から読んでいる大長編の第2巻がなかなかamazonから届かなかったので、つなぎとして読む。 村上春樹さんの本を読んで感想を書け、ともし誰かに言われたら ノーノー、それは無理な話です。 この人がいい理由は言葉では言い表せるものではな…

幻影の書/ポール・オースター

まだ読んでないのに気付いたら文庫になっちゃって。 オースターはお気に入りの作家の一人で、過去の作品は初期も含めかなり読んでいますが、この作品も久しぶりに琴線に触れるような作品でした。映画に対する思いとか、家族を失う喪失感とか、とりかえしのつ…

回転木馬のデットヒート/村上春樹

私がさっき書いたような夢をみたのはこの短編を読んでいたせいかも。 これに「タクシーに乗った男」という短編があるのですが、私はこれがいたく気に入っています。 そして同時に、友達の話を思い出すのですね。 二つの話がシンクロして、なんとも言えない気…

葉蘭を窓辺に飾れ/ジョージ・オーウェル

ジョージ・オーウェルは天才だ。 ドストエフスキーの作品に「地下室の手記」という短編があるのだけど、それに限りなく似ている。 1人の主人公が自虐的にひたすら自分を追い込んでいく何とも暗い話。 主人公のゴードンは考える。 世の中はすべてお金に操ら…

走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹

イメトレ用に。 読了2回目。 村上氏のエッセイはいつも気取らずそのままのことを書いてある。 走るときに何を聴いているか、なぜ走ることが好きなのか、これまで走った中で一番過酷だったマラソンは何か、海外でどんなところを走ってきたか、どれくらい辛か…

秘祭/石原慎太郎

(あらすじ) 石垣島の向こうにある小さな島を買収する目的で訪れたある男が知る、その島の住民の恐ろしい習慣と秘密。セクシーな島の女と島の秘密に魅せられて立ち入った先にある結末は・・・。 ちょっとショッキングなストーリーでしたが、こういうのって…

相性/三浦友和

これ、おもしろかった~!!! 最近ここの出版社の方から時々新刊などをやまほど頂くようになり、その中にあったものです。 この本、企画者がよかったのかインタビュアーがよいポイントをついていたのか、 とにかく内容がおもしろいし、三浦友和さんの人とな…

雑文集/村上春樹

村上春樹さんの新刊が出るようです。 結構不定期にちょこちょこ出てますが、最近出版された小沢征爾さんとの対談集は文庫になるまで待つことにします。 こっちが1月末に発売するらしいのでアマゾンで予約しておきます。 すごく楽しみです。 村上春樹さんを師…

アゴタ・クリストフ三部作

これは・・・面白かったゾ。 アゴタ・クリストフの三部作「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」以上3冊を一気読み。 ●「悪童日記」は、ふたごの子供が主人公で3人称形式で綴られていく。短いセンテンスでまとめたショートストーリー仕立てでリズミカル…

1Q84 BOOK3【告知】/村上春樹

16日に「1Q84」の第三巻が発売されます。 前回爆発的に売れてしまい、ファンとしてはいささか(かなり)複雑な心境です。 村上さんの作品は、ごく一部の限定された読者の間で楽しまれる、っていう印象が強いからです。 万人受けではないですからね。 だから…

夏への扉/ロバート・A・ハインライン

(あらすじ) 時空間を越えたタイムトラベル青春群像。 物語の主人公「ぼく」は友人と共同経営をし、様々なロボットを開発していた。しかしある日、その友人と婚約者に裏切られた「ぼく」はコールドスリープ(冷凍保存延命)と呼ばれるシェルターに入り、何…

変身/フランツ・カフカ

カフカの「変身」を読みました。 ここにご紹介した画像はオリジナル本の表紙のようですが、これを見た時にあまりにもイメージ通りだったので嬉しくなったから載せました。ものすごい完成度の高い小説だったので非常に読後感がすがすがしいです。すぐにカフカ…

遠藤周作怪奇小説集

先日お伝えしたこの本、読みました。 さすが遠藤周作さん、どんなものでも読ませますね。一気読みに等しい感じでした。 ご本人はもともと亡霊だとか幽霊の類は一切信じないタイプなそうですが、実体験をすることにより信じるようになっちゃったみたいです。…

1984/ジョージ・オーウェル

この本を読んでいたら、何かこう、長い一本の映画を観ているような気分でぐいぐい引き込まれた。 村上春樹さんの『1Q84』がこれに基づいているのではないかといった憶測が巷に溢れ、便乗してヒットになったジョージ・オーウェルの新訳版、『1984』。村上ファ…

いろんなプレゼントがあるけれど

この前ある店に呼び出されました。 私がよく行くお店(過去記事 → 「エリックサティとオレンジ」)です。 友人は手ぶらだったし、いつもどおり映画や本の話で盛り上がってさぁ帰ろうとしたら、 なんと羽織った上着の中からヌッと出てきたのがこれ。 「はい、…

須賀敦子全集第1巻

須賀さんの本をようやく手にとって読んでみることが出来た。 たまたま調べたら須賀さんの全集が河出文庫から出ているとのことだったので、とりあえずそちらから読んでみることにした。この本には実に三冊分のエッセイが収められているのでとてもお徳感がある…

サーカスの息子/ジョン・アーヴィング

その日は怖い鬼部長がいる日だったのでどうしても早めに出社しなければならなかったのですが、バタバタしていて結構きわどい時間に家を出たんです。駅までジャスト徒歩10分の距離なんですが、男性にも負けないくらい早足で歩いたらなんと最高記録を樹立、7分…

朗読者/ベルンハルト・シュリンク

この本、大分前に本屋さんに並んでいましたがこの度ケイト・ウィンスレッドが主役で映画化されたので、 まずは原作を読んでみようと思って手に取りました。 結構重たかったです。 (あらすじ) 15歳だった少年の主人公「ぼく」は、20歳も年上の女性ハンナと…

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー

私が村上春樹さんの翻訳した海外文学を読むのは多少贔屓している部分も否めない。 だけど、村上文学を愛する以上、彼の手がけた作品を素通りするわけにはいかない。 なぜなら、彼の優れた翻訳能力と作家の手腕が、過去のあらゆる古典文学に息を吹きかけ的確…

芸術の慰め/福永武彦

昨日近くまで友人が遊びにきていたので呼び出されて二つ隣りの駅まで出向きました。 いつものようにいつもの通りを歩きながらおしゃべりし、いつもの古本屋へ入りました。 正直言ってそこの古本屋は普段からあまり期待していないのでおつきあいで立ち寄った…

夢をかなえるゾウ

私が師と仰ぐ御大が貸して下さった本。 夢をかなえるゾウ/水野敬也 これ、去年かなりブームになってましたよね。 うだつのあがらない青年のもとに、どらえもんの如く突然ガネーシャが訪れて成功するまでの秘訣を伝授していくといった物語になっています。 …

ポール・オースターの世界へようこそ

私が愛してやまない作家を挙げてみます。 1. 村上春樹 2. ジョン・アーヴィング 3. ポール・オースター では次に、「お願いだから終わりがこないで」と思ってしまうほどおもしろいと思った本を挙げてみます。 1. 月と六ペンス(サマセット・モーム) 2. カラマ…

未亡人の一年/ジョン・アーヴィング

文句なしにおもしろかった。 やはりアーヴィングは相性がいい。 (あらすじ) 高校時代の夏休みに作家の家でアルバイトを始めたエディ。そこでは絵本作家で浮気体質の父、二人の息子を亡くした死から立ち上がれない美しい妻マリアン、そして無邪気な4歳の女…