先日神保町で買ってきた古本の一つ。
これ、めちゃくちゃおもしろかったです。久々のヒット。
ミステリー短編集で、絶対に読むものを裏切る仕掛けになっていました。
ストーリーも興味深く(奥さんを殺そうとしてお金目当てで偽装婚する、銀行から10ドルか消えて帳簿が合わない、刑務所にいる死刑囚がたったの5ドルで殺人をするまでの経緯、犯人探しを推理する探偵が容疑者全員に欺かれる、消えた毒薬を隠すいたずら好きの子供に翻弄される刑事など)、必ずラストに軽快なオチが隠されています。
どハマりしちゃったので、ジャック・リッチーの他の本をAmazonで二冊注文しちゃいました。
同じく神保町で買った「スペイン アンダルシア」とあわせて大当たり。やはり古本屋さんで発掘していい本にあたると嬉しいです。本ってもともとそういう楽しみも含めてだと思い返しています。あと残る一冊は「少年フィデル」という、言わずと知れたキューバの大物の自伝。これを読めば現代じゃなく昔のキューバを知ることができると思って買いました。とにかくキューバの良さがわからないだけでなく、キューバはもともとどういう国だったのか、に興味を持ち始め読んでみたいと思った所以です。
その前に今日からは「グリコ・森永事件 捜査員300人の証言」という本を読みます。
だって~、謎じゃありません?キツネ目の男。
誰が悪かったんだって思います、捕まえられなかったのは。
もちろん警察なんだろうけど、他にどんな裏事情があったんだろうか。