
子供の頃に何百回も図書館で読んだ絵本。
ゆきむすめ
本屋さんで見つけてつい買ってしまった。
ゆきむすめは、子供のいない老夫婦が雪でむすめを作ったら本当に人間になって現れた待望のむすめでした(↑上の表紙参照)。
大喜びしたおじいさんとおばあさんはむすめにいろいろ買ってやるのですが、
子供の頃一番大好きだったページがこちら。

ゆきむすめの横顔、緑色の大きなリボン、白と青の鮮やかなワンピース。
そしておじいさんが走って買ってくる赤いブーツ。
もうかわいくてかわいくて、ものすごく憧れました。
この絵本を読むたびに開くのが楽しみだったお楽しみのページでした。
しかし。
悲劇はやってくるのです。
ゆきむすめは太陽が苦手で家にいてばかりいました。
ところがある日お友達にピクニックに誘われて渋々でかけることになりました。
お友達がいないむすめをおばあさんが心配したのです。

ゆきむすめはとにかく暖かいところが苦手なので、川辺で足を冷やしています。

そのうち夜になってお友達がキャンプファイヤーを始めます。
そしてその「炎の上をジャンプして飛び越えられるかごっこ」を始めるのです。
大変危険です。
良い子は真似してはなりません。
そして嫌がるむすめを無理やり飛ばせるのです。
もうおわかりですね。
むすめはエイヤーで飛び、その瞬間に姿を消していなくなってしまいました。
ゆきむすめ ですから。
話はここで終わります。
なんともかわいそうなジ・エンドです。
涙なしでは読めません。
おじいさんとおばあさんのその後もわからないのです(悲)。
出版は天下の福音館書店。

絵本シリーズ過去ブログ(別に読まなくてもいいです)

他にも「さんびきのやぎのがらがらどん」のネタを書いたけどみつけられない、、。