下北沢ジャズ喫茶「まさこ」

今日は雨の降る、とても寒い一日でした。
そんな中ようやく訪れた下北沢の老舗ジャズ喫茶「まさこ」。
（注：ジャズ喫茶という呼び名が正しい場所なのです）

10年来の音楽好きの友人と一緒に、店内にあるジャズ批評などを読みながら
あーでもないこーでもないとか
これは聴いたとかあれがお勧めだとか
お互い好きな懐かしの映画の話とか最近観た映画の話とか
ダラダラ。

お姉さんが注文をとりに来たら私すかさず、
「カフェオレ下さい。比率はコーヒー多めでミルク少なめで。」
そうしたら熱々の希望通りのカフェオレを出してくれた。

店内はちょっと明るすぎる感じはしたけれど（あれがもっと暗かったらいいのに！）
冷え切った私達にジャズは心地よく、まったりとした時間が過ぎる。

とてもお腹が空いていた私は、かっぱえびせんを一緒に食べました。

友人「やっぱり音楽にどっぷり浸らないと（自分は）ダメだな。」
私「うん、そうだね」
私達しみじみ･･･音楽に浸る。

夕飯の後、バーに入って軽く一杯したのですが
そこのバーがやかましいのなんのって。
今よりもっと若いときはこういうバーが好きだった自分もいた。
でも今は、わざとらしいサンタクロースの照明も
窓に無理矢理貼り付けられた「メリークリスマス」のシールも
ちょっと、いらない。
色んな場所を通り過ぎて私は自分の心地いい場所を歩いてきているんだなと思った。

私「なんかさー、私って何やってんだろって思うときある」
友人「なんで。幸せじゃない？」
私「なにが？」
友人「だってさ、好きな音楽があって好きな映画があって、自分のスタイルをきちんと持って楽しむ時間があるじゃん。それがない人だっているんだよ。」

そうかも。
これ、今日の「幸せの瞬間」だった。

小田急線の中でスティングを聴きながら
いつも雨の日に思うことを思い出した。

「こんな日はスティングかジャズ、どちらかを聴きながら家にいるのが最高」と。