世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

パリの街

私が最初にパリを訪れたのは今から8年ほど前。
小さい頃から行きたかった街だった。
当時、ロンドンに住んでいたので寒くて暗くて近代的なロンドンがちょっと嫌で、
ヨーロッパ情緒の溢れる街へ行きたくて行きたくて仕方なかった。

もともと海外はイタリアが原点だったので、
教会の鐘の音や近所のマーケットで野菜を買ったり
広場に座ってパンを食べたりといった生活が懐かしくて。。。

ユーロスターでパリに入った時、途端に目が痛くなるような日差し。
7月のフランス。

フランスの何が好きかと言われたら、
まずこの建築の美しさ。

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こんなに整然と、しかも美しい建築物がそこらじゅうに溢れている国はフランス以外にない。

よく見るとベランダの手すりだってものすごく凝っている。
彼らの芸術的観念にただ閉口するばかり。


都市計画に伴って街づくりがされているだけあり、
どこのポジションからもエッフェル塔は美しい。

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イタリアの建築物は壮大且つ勇敢で迫力があるが、
フランスのは装飾が細かくて、その結晶が形となっているところが大きく異なる。

モンマルトルでバスを待っているとき、小学生の青空教室なのか、
子供たちが集まってきた。
1人の子供がバス停の真鍮の細かい装飾をみて
ぼそっと、「なんてきれいなんだろう」と言った。

この、美しいものに感動する目はこうやって養われているんだろう。
普段私達は何気に通り過ぎているものも
角度を変えればそれは美術になる。

パリにはそれがたくさんあるから何度行っても飽きない理由の一つはこれ。