世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

DAY2: Goran Bregovic


さて、チェスキー・クルムロフからの3時間のドライブを終え(寝ないで助手席役を務めた自分を褒めたい)、時間がないとかで一度おうちに帰る間もなく直行で市内へ。コンサート前のアペリティフに行きます。


ここはコンサートホールの入り口があるアーケード。プラハにはすごーーーーーーーーーーくたくさんのアーケードがあります。えーと、アーケードっていうよりもパサージュって言った方がいいのかな。まあいずれ一緒だ。両側にはこうやって商店が並んでいるのです。典型的なチェコのパサージュ。



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天井のガラスの吹き抜けがなんかレトロなんですよ。この「線で縁取るデザイン」がいかにもチェコなんです。かっこいいわー。




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何気ない建物だと思うでしょ?違う!柱は大理石だし、このまっすぐに通りまで伸びる等間隔の廊下。ちゃんと写ってないけど廊下の上の照明もむちゃくちゃかっこいいです。ぶら下がり式じゃなくてはめこみ式なんですね。





いや~今みても心が躍ります。天井のガラスの模様とか床の市松模様とか、二階のカフェとか!!




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なんじゃこりゃ~!!!馬がひっくり返っとるやないか~い!!!



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(なんか説明受けたけどもう忘れました=あれからもう4ヶ月が経ってしまったし)




わ~!!!ツボーーー!!! 映画館の入り口かと思ったけど違うかも。

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二階に上がるとカフェがあって、おにーちゃんがそこに連れて行ってくれました。


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もう興奮度マックスで足に力が入りません。
残念ながら席が空いてなくて、別のカフェに行く事になりました。



こちらは建物を出て向かい側にある建物の二階にあるカフェ。


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いつもは超満員らしいのですが、閉店間近で閑散としていました。おにーちゃんがスイーツ食べるかと言い出し、確かもう夜の20時近かったのですけど、チェスキーの肉肉ランチでまだお腹がいっぱいで食欲ゼロだったのですが、せっかく連れてきてくれたのだからとりあえず食べました。


そのかわり小ぶりのを選びました。


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塩キャラメルシュークリーム。


と、紅茶。



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(私が紅茶を飲むときは相当食傷気味か胃もたれしてる時が多いです)



とってもエレガンテなお店だったのですが、ちょっと躊躇して全景撮りませんでした。想像にお任せします。



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mysak

(HP見てたらまた行きたくなっちゃったな~)




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さっさと食べてすぐコンサート会場に行きます。

今日のコンサートは、セルビア人のGoran Bregovicという地元では超有名な歌手のコンサートです。私の滞在にちょうど一日限りのライブが重なり、興奮した二人は急いでチケットを取ってくれました。ありがとう。


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この友達(妹)は、私が最初にローマで通った学校もアパートも同じだった子です。前に話したかもしれないけど一応繰り返します。そのアパートには他にもオランダ人の(若いから下品な女子だった)二人組とも一緒で、なぜか懐かれてはいたものの獣みたいなその二人がちょっと苦手だった私をいつもフォローしてくれたのが友達(妹)でした。日本人のちっちゃい子供みたいな子が不憫に見えたのかもしれませんね。その時に教えてもらったセルビアの歌を今でも私が覚えていることに驚いた友達が、そのあとも喜んでくれてCDくれたりこうやってコンサートに連れて行ってくれるのです。私たちの思い出の歌を歌った歌手なのです。



友達(妹)は多分小さい頃から日本びいきだったのかもしれない。アルプスの少女ハイジが子供の頃大好きだったといって歌をハミングできたので、私はお礼に歌詞を教えました。彼女は歌詞に出てくる「おじいさん」の「ん」で終わる日本語の発音がツボだったみたいで、いつもそこを得意げに楽しそうに上手に歌っていました。


私たちは本当に楽しかったのです。
大してイタリア語もできなかったけど、がんばって二人で勉強したのでした。
今でも時々イタリア語で話すけど、彼女の方が私なんかより上手いですけどね。






いつも思うのだけど、私はその感謝の気持ちをちゃんと伝えられているのだろうか。
まったく自信がないのです。












入場までの列に並んでいる時に見つけた、すごいもの。


これ、すごいんです。
エレベーターなんですが、扉がなくてずっとぐるぐる上下に回ってるんです。
つまり、飛び乗り/飛び降り式エレベーターです。


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でもさ、これってエレベーターの籠が上に行って下に戻ってくるとき、中に入っている人間はどうなっちゃうの?と、私がむちゃくちゃ食いついて見ているのを友達(妹)がジッと聞いていたようで、後日サプライズ有。





入場~


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なんといってもチェスキー帰りでそのままの服装で来てるからかなり居心地悪い。
おにーちゃんも友達(妹)も大丈夫大丈夫!カジュアルでオッケーだから!といったのに、プラハの女の子はみんなおめかししてた!!(怒)




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ロビー。
一杯やります。
喉乾いたからビール。
例のプラスチックカップできましたが、やっぱりフニャフニャカップ
トルコでもう散々慣れてるから平気だけど、日本慣れしてる方はこぼすから気をつけて。




席はほぼ中央前方。さすがおにーちゃん。


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プラハって前に来た時もそうだったけど、毎日どこかで何かのコンサートやオペラを演っているのですよね。とても芸術的なイベントを好む国民。しかも安いですから。



超満員!立ち見まで。


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ステージ。



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それにしても立派な劇場ですね。
これだけでも感動しちゃう。



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始まる前のこの音出しチェックの時間を見るのも大好きです。


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ちなみにこの劇場は地下にあります。
地下3階以上ありますからすごくないですか。
当時の建築ですよ。





始まりました!
セルビアの伝統音楽ってトランペット使うんです。管弦楽に近い。
ファンファーレよろしく舞台の反対側、客席花道からサプライズの登場でした。

(この模様はムービー撮ってありますので、ヤフーブログが新しくなって簡単に映像載せれるようになったら紹介させてください)



民族衣装をきたコーラスのおばさまの声が美しいのなんのって。


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バイオリンソロ、Go!

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(感動的な音色でした)



次のソロ、Go!


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(革パンを履いてくるあたりが斬新)



そしてメインのGoran氏が白いタキシードで登場!


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独唱!


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司会の人。

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最後はなんだか超盛り上がって、みんな立ち上がって踊りまくる。
コンサートというよりもライブみたいな感じでとっても楽しかったです。
おにーちゃんにこれって普通じゃないよねって言ったら「かなり異常」って言ってました。でも「あれだけ盛り上がってるのに座ってるやつの気が知れないね」とのことでした。友達(妹)はもっと大興奮で盛り上がっていました。





暑くて暑くて、、、。
空調がないのです。
古い建物だから仕方がないのです。



フウフウしながら会場を出たら、「あれ見て(笑)」と言われて見ると。


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中華料理酒家のくせに「ヤポンスカ」って日本料理のフリをしているお店発見!!!

気安くヤポンスカいうなーーあほーーー!!





この後は車で家に帰り、シャワーして爆睡しました。
夜ご飯はもう食べません。
どうやらチェコってお昼か夜どっちかにドッカン料理したら、バランスとってあとは粗食で終わるパターンみたいです。その方が助かります。そうじゃないと私もあっという間に百貫デブになっちゃいます。



以上でDAY2は終了です。


読んで頂きありがとうございました。

長かったでしょ。


チャーオ。