ずっと楽しみにしていた村上RADIOを聴きました。
最初はちょっとゆっくりめの話し方で(少しかっこつけてましたが)、途中からどんどん早口になっていった様子を聴いていると、案の定村上さんはお話が嫌いじゃないよねってよく分かりました。しかも、初めてのラジオなのにアシスタントがいない!さすが孤独の小説家、村上春樹。かっこいいな~。
あれだけの音楽コレクションを持ちながら選曲するのは難儀だったと思いますが、今回は「ランニングするときに聴く曲」というテーマでしたので、どちらかというとリスナーもなじみやすい選曲が多かったのではないかと思います。
(選曲リストは上記リンクに載っています)
個人的にはジョージ・ハリソンなんかがぐっときました。
最後にこのように話していた印象的な話。
僕の本を読みやすいという人がいたら、そういう人たちとは割と音楽的に通じているんじゃないかという気がすごくします。僕は文章の書き方は音楽に学んだと言ってるんです。
(注:彼が小説を書くときに大切にしていることの一つに「リズム」というのがあります)
まさにその通りなんです。私が言いたい(ことのいくつかのうちの一つ)のは。
私も小さい頃からいろんな音楽を聴いてきました。もちろんそれは村上さんなんかにはかなわないのだけど、どこか時々通じるものがあるんですよね趣向が(おこがましくて申し訳ないのですが)。自分が聴いてきた音楽は間違っても村上氏に影響されたわけでもなく、たまたま音楽好きだっただけ、といったほうが正しいか。
いずれにせよ、村上春樹さんという作家を好きな理由はそこに尽きる。「ずっと思ってたことを口に出してくれる人」。「同じように思っている人が世の中にいるんだ」と思うと、とてもホッとするのです。自分が変わり者だと思っているから。
ま、この話は前もしましたね。
以上!