さて、歩きすぎてフラフラになりながらミッテに戻ります。
こうやって地図見ると、一日でこのエリアを満喫しようとするプランにそもそも無理があるような気がします。(ポツダム広場周辺も歩いてるし)
そもそもの予定は「(長年働いた疲れを癒すためにも)Mitteでのんびり過ごす」だったのに、気づけば勢力的に歩いています。貧乏魂が炸裂しちゃうのねきっと。。
あ~やだやだ。黙って大人しくしてりゃあいいのに。
Mitteに戻る途中にアレクサンダー広場を経由してメトロ乗り換えます。
あ、そうだ、ついでにテレビ塔でも見に行っちゃおっかな、とまた貧乏魂がうずいて電車を降ります。
初めてベルリンに来た時は薄汚れたバックパッカー時代で、ギリシャから北上してきたらすごくドイツが寒かったので、ガッツリ日焼けしたばかりだというのにイタリアで買ったサイズの大きいダウンを着て旅友とここに来ました。当時はドイツ料理といえばソーセージとザワークラウトという印象しかなく(「大どろぼうホッツェンプロッツ」を幼少に読んだ影響です)、テレビ塔周辺のレストランで食べたのですが、全然おいしくなかった~。
思うんですが、あれから月日が経ち自分の舌も肥えたのかもしれないと同時に、世界のキッチンシーンも相当変化を遂げたのではないかと思われます。今はベルリンもおいしいグルメなお店がたくさんあるのでしょうが(ロンドンなんかはいい例)、当時のドイツ料理ってそれほどバリエーションなんかなかったんじゃないでしょうか。ヨーロッパって北上すればするほど土地が肥沃じゃなくなってくるから食材が限られるというか、食にそれほど関心がなかったというか。
しかーし!
そんな中でダントツだなと思うのはやはりフランスでして、あの国は今昔変わらず美食の国だと感じるわけです。私が念願かなってパリに最初に訪れた時の最初の食事で「世の中にはこんなにおいしい洋食があるものか」と感動に打ちひしがれた記憶は今でも強く、当時イタリアで飽きるほどイタリア料理を食べたにも関わらず、フランスの方がはるかに上だなって思いましたもん。
(一人旅をしているとそういうことを考えたりして歩くわけです)
当時行ったレストランの周囲のあたりはよく覚えているんですがどこにも見つけられませんでした。もしかしたらこの辺りも開発されて多少変わったのかもしれない。
とにかくベルリンのこの一等地は道路がだだっ広くて(ブランデンブルグ門に続いている)開放的なんです。
しかも、当時来た時はこのベルリン大聖堂の周辺なんて本当になにもなかった印象があります。
だいぶきれいに修復されていました。昔は排気ガスと長年の汚れで真っ黒だった。
すばらしい建築ですね。
中に入りたかったけどもう閉館。
栗(マロニエ)の木。お花が満開で本当に本当にかわいいかった。
※今後もしつこく写真でてきます
夕暮れ時も芝生で人々が時間を過ごしています。
東京都心にも欲しいです、のんびりできる芝生がある公園。
(昔虎ノ門に小さな芝生のあるビアガーデンがあったのに森ビルに乗っ取られた)
未だになんかが建設中です。
ベルリンいいところです。ギスギスしてない。
ベルリンに住んだことがある人はみんな「いいところだ」と言います。
もちろんヨーロッパ特有のめんどくささや効率の悪さは多少あれど、そんなの日常だと思えばいいんです。
このビルも若干共産チックな名残を感じます。
共産チックという表現が正しいのかはわかりませんが、古い当時のドイツ時代の建物の雰囲気、えーと東ヨーロッパっぽいって言ったらいいのかな。うまくいえない。
でも南ヨーロッパには決してない建物です。
市庁舎、らしい。「赤の市庁舎」。
そういえば老舗のデパートがこの辺にあるって言ってたと思い出し、ふらりと入ってみました(帰国後に知りましたが老舗のデバートではありませんでした)
ここでおみやげのチョコレートを買う。
キッチン用具売り場。
日本で買うと三万円くらいするFisslerのお鍋。
ドイツの包丁は日本の次に有名なんですよね確か。
チャイナの人が爆買いしていました。
美しいキッチンツールですね~。
個人的にはカトラリー好きだな~。日本より質がいいし、かっこいいのが多い。
カトラリーって重要。
(といいつつ、うちのはIKEAですがちゃんと使えています)
最近海外のデパートに来るとインテリア雑貨とキッチンコーナーに直行してしまう。
そういうコーナーは大体最上階にありますので建物全景を楽しむこともできます。
出ます。
近くのファストファッションのお店に行ってみたけど別に欲しいものもなく出ます。
C&Aって、、、!!!懐かしすぎます!!もはやどこで見たかも思い出せない。
イギリスかな。
ここが入ったデパート。
アレクサンダー広場の駅。Uバーン。
ここから一駅でホテルまで帰れますが、夕食を調達したいのでお店を探しがてら歩いて帰ることにしました。こんなに疲れてるのにまだ歩くか、といった感じです。まじで海外を旅したら痩せてるんじゃないかな。
これ、Mitteのハーケッシェ・ヘーフェという有名なモザイクの建物。
ベルリンといえば、という感じでよく登場します。
結局、、、入らないできてしまいました。。。
そういうことすると心残りが残っちゃうんですよね。疲れてて気力もなく、「ホテルに近いからいつでも来れるし」というのが一番失敗の元凶であることを痛いほど初めてのイスタンブールで学んだはずなのに。
そうだ。
この日はベルリン名物のソーセージとポテトをテイクアウトして帰ろうと心に誓っていたのに、やっぱり食べる気が失せてやめたのです(これも後に失敗だったと知る)。Mitte周辺、テイクアウトのお店がほとんどありません。
そして迷いに迷ってハンバーガーのテイクアウトをすることに。
ハンバーガーか、、、と思いましたが、もはやマクドナルドではない現地のバーガーはご当地バーガーとして堂々と主張するようになったような気がします。むちゃくちゃおいしかったです。焼いた玉ねぎと熱々のハンバーグ、バンズはフカフカですが表面をカリッと焼いてありました。
実はホテルの窓からもテレビ塔が見えました。
Mitteのメイン通りの一つも窓から見えます。
右側の建物の一階がいつも混んでるレストランで、一瞬入ろうかと思ったけどイタリアンなんですよね。やっぱりベルリンではドイツっぽいのが食べたいです。
例のお気に入りのソファ。
一日終わり。
ベルリン駆け足夕方バージョンでした。