世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

雨のイスタンブール、朝


朝。

雨です。

天気予報当たりました。


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トルコのホテルはほとんどもれなく朝食がついてきます。

この日の朝はあの痴漢従業員と顔合わせるのが嫌だったので外に行きました。





受け皿ビチャビチャになっている毎日行ったチャイハネは朝閉まってました。


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これ、ウケました。パンの配達。



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ごみじゃないよ!



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三たび、バルカンへ。朝はスープにするつもりで。



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先日頂いたトマトのスープが絶品でしたので、今回はチキンスープにしてみました。



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おいしいけど、ちょっと苦手かも。
韓国料理の参鶏湯みたいな、かなり濃厚な鳥のエキスです。




スープのあとにこれを食べました。
今しか食べる機会がないと思って、合わないけど無理矢理。


牛乳がヒタヒタになっているお菓子。


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このヒタヒタケーキ、おいしいです。
優しい味がします。
トルコに行く人はぜひ食べてみてね。



バルカンは安いし朝から晩までやってるしお店も清潔だしほんとにおすすめ。



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(愛想がないのはトルコ人の特徴なので気にしないでね)



このあとはさっぱりチャイを飲みに行きます。
ここも今回足繁く通ったチャイハネ兼食堂。

いつものチャイハネよりもちょっと高めの1.5リラ。
でもおいしい。
味の違いが少しずつわかってきた(ような気がする)。

一杯じゃ足りないから、おかわりもします。
飲んでたらすぐ横にいる靴磨きのおじいさんがメルハバと挨拶してくれました。



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すごーく謎なのが、このチャイハネはチャイを注文すると店内ではなく、向かいの床屋(↓)に行って、その奥からチャイを運んでくるのです。予想するにデリバリー専門のチャイ屋が奥にあって、そこにお願いしてるのかもしれません。



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このチャイハネでお茶していたら、ちょっときになることがありました。
というのも、お客さんモーニングにみんな同じものを食べているんです。
それがすごくおいしそうなんです!!
鉄鍋リゾット?




これ。


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お店のおやじさんに「メネメンって何?」って聞いたけど英語が通じずわからずじまい。まあいいや、また戻ってきてこれ食べようっと。




衝撃的だったのが、初日から毎日通い詰めたこのアーケード街。
チャイ飲みながら眺めていたこちらのお店、現地では超有名なケバブ屋であることが最終日に判明しました。

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周囲の風景。


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ここを私は「イスタンブール食い倒れ横丁」と命名することにしました。



なぜかというと、大衆食堂バルカンの他にもピデ屋(トルコ風ピザ)、キョフテ屋(トルコ風ハンバーグ)、ケバブ屋、メネメン(これは後に実食しました)が食べれるチャイハネなど、バリエーション溢れるトルコ料理の専門店が軒を連ねているからです。トルコ人でいっぱいです。ローラー大作戦で片っ端から試したいところですが、次回のお楽しみにします。

(呼び込みしているお店には入るべからず)




ホテルに戻ってチェックアウトです。
やっとあのホテルから解放されます。
荷物は出発まで預かってもらいます。
宿泊代は三日で8,000円くらいでした。
ねずみが出ないホテルでも一般的に三ツ星はこれくらいのお値段で泊まれます。
(ケチったつもりはないけどケチったように見えますね、、)
これをベースで考えると、一泊一万円も出せば相当いいホテルに泊まれます。
ご参考までに。


お会計時、ずっとホテル代はユーロで換算していたので、トルコリラで言われると少しびっくりすることがあります。前も言いましたが、なんかトルコにいるとトルコリラの物価にすっかりなじんでしまい、ユーロがおそろしく高く感じるのです。




とりあえずホッとして「もうこのホテルに二度とくるもんか」と心の中で吐き捨てて外にでます。




フライトは夕方なのでまだ時間あります。なんだかやることがなくなりました~。



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ということで、またスレイマニエに行くことにしました。




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来たばかりの初日はここを歩けばヘローなんて言われたものですが、何度も歩いたのでもう声をかけられることもなくなりました。



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道路の真ん中にある溝は水が流れるように工夫されている溝ですね。
道路はどこも密かにV字になっていて、お掃除した排水もここに流れます。




旧市街のグランバザールまでの界隈は本当に楽しいのでぜひ訪れてみてください。
地図もなけりゃ通りの名前もあるようでない。
感覚で歩くことに慣れればもっと楽しくなります。
季節の果物で搾りたてフレッシュジュースもお忘れなく。すごくおいしいから。


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生臭いと思ったらここでした。
魚のフライ屋さん。朝、仕込み中。
昼間通った時はトルコ人で超満員の人気店でした。


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たまに雨が降るので、ウインドブレーカーのフードを頭にかぶって歩きました。
そのうちドドドドと雨が降ってきましたので、お店の軒下に沿って歩きました。
傘持ってるけど、この人混みで傘さしたら他の人の迷惑になりそう。



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そうだ。思い出した!
この日はおみやげ買いにタオル屋さんを目指して歩いてたんだ!



ネットで知ったのですがトルコの綿の質がいいとかで、おみやげにいいと書いてありました。ハマム(トルコ式サウナ)で使うためにタオルが発達したとかで、吸収性が抜群なんだそうです。そうであればぜひその良質のコットンを買いに行こうと、再びグランバザール目指して歩いたのでした。



たどり着いたそのタオル店は由緒あるたて構えで、カウンターでは怖そうな白ヒゲのおじさんが真剣に伝票とにらめっこしています。お調子者の弟子みたいな男性がヘローマダムと声をかけてきたので、仕方なくタオルをいろいろ見せてもらうも、、、どれもこれも気に入らない。期待していた柄もお父さんのパンツみたいなしましま模様だし。

気に入らないものをおみやげには買えない。
でもこの空気、買わずにはでれない。


ということで、一枚買いました。


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すごく肉厚の生地で、一度水分を吸ったらもう永遠に乾かないのではないかという不安が残る風合いですが、お調子者の弟子曰く、速乾性があって使い込むほどに質がよくなってくるのだとか。ほんと??




使ってません。




白ひげのこわそうなオヤジさんとお店の写真(ちょっと抜粋しました)。

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(優しい笑顔にだまされて行ってみたら怖い顔で電卓たたいてました)



こうやってみるとオシャレに見えますが、所詮一枚だけあっても全くこじゃれた感じにはなりません。そういうものですよね。


前にもお伝えしたとおりグランバザールはテーマごとにエリア分けされているので、このお店の近くにはもっとたくさんのタオル屋さんがひしめいています。他も見てみましたが、うーん全く購買意欲が湧かない。


しかもトルコ人の喫煙率はひどいもので、そこいらじゅうでタバコ吸うので副流煙で死んじまうんじゃないかと思うほどグランバザールの中はタバコの煙が満々。しかも雨でちょっと湿気もあったので、空気にいつまでも煙が残って重たい感じでした。苦しくなって外に飛び出したものの、外に出てもタバコの煙がそこらじゅうに蔓延しているのでスレイマニエに逃げ込みました。

は~やれやれだわ~。





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晴れの日と雨の日では全然雰囲気が違いますね。



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晴れの日。

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雨の日。



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晴れの日。



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雨の日。


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ここで写真撮ってもらいました。トルコ人の優しいおばさんが(頼んでないのに)連写で撮ってくれて、お礼を言って別れたあとにみたら半分は目つぶってた。。。別に誰に見せるわけでもないからいいですけど。


しかもそのあと今度はトルコ人のおじさんに写真を頼まれて撮ってあげようとしたら「こっちに」ってどんどん奥まで手招きされて建物の奥に連れて行かれそうになったので怖くなって断ったら、一緒に写真撮りたいと言われてしぶしぶ2ショット。しかもこのおじさん、しばらく私のあとをつけてたみたいなのがあとでわかりました。



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普段あんなにきれいなスレイマニエですが、暗いと怪しい雰囲気満載ですね。





前回この近くを歩いたら危険センサーがガンガン鳴りましたので、グランバザール反対側のスレイマニエには絶対に近づかないことです。

過去記事(イスタンブールに行く人は読んでおいてほしいです)

世界的に有名な観光地とスラム街が隣り合わせって、たまにある「あるある」です。




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おとといここに来た時に見逃した撮影スポットがここです。




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立派な一眼レフを持った外人のカメラマン観光客もこぞって撮りまくるスポット。




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先日も似たような風景をご紹介していましたが、今回のは微妙に違います。
前回よりもっと丸屋根がいっぱい連なっているスポットなのです。

(あそこなくなっちゃったのかな~おかしいなーと思ってたら見る場所がちょっとずれてただけでした)




このあとどうやって旧市街のガラタ橋の方までもどろうか少し悩み、トラムに乗って帰ろうと決め歩き始めたら、道を間違えて嫌いなルートを通ってしまいました。スレイマニエの周辺は個人的にいろいろ奥が深く、危険なルート、楽しいルート、退屈でつまらないルートの三本立てとなっております。間違えて退屈でつまらないルートに紛れ込み、バスを見つけそれに乗ったら全然わけのわからない方に連れて行かれ、慌てておりて地下鉄で旧市街まで戻りました。相当な時間を費やしてしまいました。




ということで、次は空港まで行くまでの最後のお楽しみのランチとなります。