世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

さようならイスタンブール




前述の通り、絨毯屋のみならず日曜日休業のお店が意外にも多く天気も悪い上にカードを吸い込まれて、ほんのわずかな現金のみを持ってテンションだだ下がりのまま坂道を歩く。




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このあたりはもう何度も何度もアップした風景とほぼ同じですので、特に目新しさもないと思いますが、逆を言えばもしいつかイスタンブールに行くことがあれば「ああ、あのブログでよく見た風景だな」と、こう思っていただければと思います。



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クレジットカードがない、ってこれほど心細さを感じるとは思わなかった。
海外で身ぐるみ剥がされた人の気持ちがちょっとわかる気がする。
想像以上に気の毒なシチュエーション。



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イスタンブールで好きな場所っていったらここ。だからまた来ちゃった。


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スレイマニエ・ジャーミーの中庭。



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これを見ずしてイスタンブールは語れないんじゃないかと思う。
この日は視界ほぼゼロだけど。




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イスタンブールに来れば旅の途中で何度も来るので、もう何回来たかも覚えてない。
それなのに道順もよく覚えてない。





この丸屋根の段々がとにかく好きで、これの正面を見に下に降りたことがあるんだけど全然入口が分からなかった。しかもスレイマニエの怖いところは意外とこの周辺は危険センサーが鳴るってこと。最初に訪れた時の恐怖体験でもうこりごりだったので二度とあっちの方にはいかないようにしている。



(そういえばあったな、手桶トイレ)





かわいい子!と思って写真撮ったら、この子もジプシー家族の一人でした。
(おかあさんが車の向こうで物乞いしてた)



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偽物のグッチなズボンが妙にかわいい。どうせグランバザールの周りに山ほどあるバッタもん屋で買ったかなんかしたんだろうけど、子供に罪はないよね。





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景色は抜群なところだけど、周辺散策はやめた方がいいと思う。多分大丈夫だとは思うけど、最初の体験のせいか毎回とても嫌な気持ちになる。その感覚を自分はとても大事にしているので絶対に近寄らないことにしている。




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あれはトプカプ宮殿。スルタンの家。



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栄枯盛衰。





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キャーきもい~!



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よくスペインの人はこんなもん食べるよね!!!



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さ、戻ろう。



そういえば、スレイマニエからはいろいろ帰り方があって、グランバザールの旧市街の方に抜けるか、アクサライという地域の方向へ抜けるか、またはガラタ橋の方に抜けるか、例の危険センサー地帯に踏み込むか自分のお好みで選ぶことができるんだけれど、この周辺はいずれも迷宮みたいな道になっているので一度迷子になるともうとんでもなく時間を食うし疲弊する。坂道も多いし石畳だし人ごみだし車も狭い道路をバンバン走ってくるし。


ちょっと旧市街の方へ用事があって、例えばグランバザールを通り抜けようとするとまずイスタンブール大学の周辺を通らないとならないんだけど、私の場合これがもう「超迷子」になる。いくら土地勘あっても方向もわかっていても「超迷子」になる。だからあっちには「絶対に行きたくない」。まちがって行っちゃって途中で気づくと、さっきまで楽しかったスレイマニエの絶景の興奮も一気に吹き飛び、気が狂いそうなほどに動揺する。まともにたどり着いた試しがないどころか、脱出を試みたらおかしなバスに乗って郊外まで行っちゃったこともあるし、永遠に迷子になって反対方向の水道橋まで行っちゃって疲れて倒れそうになったこともある。「行きはよいよい、帰りは怖い」なのである。スルタンの呪いだ!




ということで、今回は忠実に来た道を戻ることにした。






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ここ、おもちゃ問屋街。いつもすごい人なのにガラーン。



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怖い、、、、。

怖い、、、、。

怖い、、、、。






人がいるとホッとする。特に女の人を見ると。



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スレイマニエ~グランバザール~周辺の問屋街は普段にぎやかで活気溢れるところだけど、やっぱこういう日はダメだなということだけは分かった。


(普段の活気溢れるイスタンブールをご覧になりたい方は「全力疾走トルコ」という書庫をご覧になってみてください)




やっと下界まで戻ってきた。ここまでくればもう安心!



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有名なロクムのお店。でも個人的にはこのお店の食感があんまり好きじゃない。




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さて、早めに空港に行っちゃおうかな。



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夕暮れがピンク。もしかしたら明日は快晴なのかも。




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突然、停電。どこもかしこも店内真っ暗。



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すぐに復旧。




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いつか入ってみたいと思いつつ一度も入ったことがないカフェ。
(なんかいかにも、って感じがして)



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お腹減ってないからちょうどいいや。軽いメネメン食べて帰ろうっと。


と、例の横丁へ戻るが、、、。


メネメンのお店閉まってた。。。。。昼間は開いてたのに、、、、。




ふてくされる。



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もうダメだ。今日はイスタンブールのツキがない日みたい。




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空港に戻ろう。


雨で何も見えやしないし。




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昼間は物産展をやっていた広場もごらんのとおり。
雨の日の日曜日の夜。
そりゃ家にいたいよね。



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とうもろこしと焼き栗はそれでも売れるみたい。しぶとく商売している。




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お調子者のトルコ人にほだされてトラム乗る前に飲んだチャイが史上最悪にまずくてふてくされる。




ということで空港まで早めに帰る。トラムと地下鉄を乗り継いで。

車はご覧の通り大渋滞。




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さ、WiFiでもつないでネットでもしようかな。



まずは自分にお疲れ様。




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そしたらWiFiがどうやってもつながらない。

あれ?今までどうしてたんだっけ。



。。。。。




ふてくされる。








そしたらしばらくして「閉店です」と言われてふてくされる。






お土産屋で前に買ったチョコ買おうとしたら売ってなくてふてくされる。





飛行機乗ったらイヤホンなくてスッチーにイヤホンちょうだいと言ったら「あったら持って来る」と言われる。


じゃあなかったら無音のまま日本まで帰れっていうの?と猛烈にふてくされる。



(深夜2時過ぎてたし朝5:30起きでプラハから移動して散々な1日で疲れてる)




ふてくされてふてくされてふてくされまくって日本に帰りました。











<日記より>
8:23pm
メネメン閉店、、、。ついてないイスタンブールの日曜日だった。
もう当分こないトルコ!
ムカ~(手書きで怒りの顔マーク)




そんな時もあるさ、トルコ。
大好きだよ。