世の中の進歩はいろいろあれど、私の人生でかなり衝撃を受けたのはやっぱりiPodでした。それまで音楽を持ち歩くためには、「ダビングをする」という一行程をかならずかませなくてはならず、音楽好きとしてはもちろんそれも楽しみの一つではあったのですが、例えばCD一枚60分（昔は45分が標準だった）だとして、お出かけしている時は何度も途中でCDを入れ替える、という作業がついてくるので何枚もCDを持ち運びしないとならなかったのが重いやらかさばるやらで、いつもバックがパンパンだったんです。その持ち運びの手間を一気に解消したがiPod。しかも歌やアルバムのタイトルからジャケットの絵まで出てくるんですから画期的で、しかも軽い。あのくるくるまわす感覚的な丸い装置（なんていうか知らない）はちょっと馴染みがなかったですが、それでも歴史的な大進化だと本当に感動しました。
今回はちょっとそれに近い感動です。
アメリカにいる友達に「ダウンロードすれば」といわれてやろうとしたらまだ日本未上陸で、どうもその時にアカウントを残したのか、数年後に特別ご優待キャンペーンみたいなインビテーションがメールで送られてきました。が、有料っていちいちめんどくさいなと思ってほっといたんですが、ずっとお気に入りで聞いているインターネットラジオも飽きてきたし、新しいCDっていってもジャンルが限られるし、ちょっと試しにやってみようかなと思って試してみたら完全にどハマりしてしまいました。
メリットは、自分の好きなジャンルの音楽を登録しておけば勝手にリミックスを作ってくれて「これなんかどう？」みたいな提案をしてくるのです。そしてその中には知らない歌手もたくさんいるんですけど、系統が近いので親しみやすく、新しい発見にもなります。よくもこれほど私の趣味趣向に近いものを見つけてくるものだなって思います。そしてそのリミックスはなんとほぼ二日おきくらいに変わるのです。さらには時間帯によって、朝の音楽や仕事帰りの音楽、ディナータイムや寝る前など、一日のシーンに合わせてあらゆるテーマも提案してくるのです。気に入ったプレイリストはダウンロードもできるしもちろんお気に入りにもブックマークできます。もちろん新曲だって聴けます。
例えば、「あの曲そういえば近頃聴いてないな」と思い出し、家に帰ってCD棚を探す、という作業が解消されてしまいます。これが一番感動しました。
しかも、ネットワークがオフラインの時でも聴けるというのがすごい。
（有料会員のみ）
今までiTunesからダウンロードしたりCDをインストールして作ってたプレイリストはなんだったんだ！！と衝撃を受けています。それももはや時代遅れに感じます。というか、個人的にiTunesのプレイリスト作成ツールは使いにくくて従来よりあまり好きになれませんでした。こっちのSpotifyがあまりにも気に入りまして、家のスピーカーにiPhoneをつないでまで聴いています。
中学や高校の頃、お小遣い貯めて買って来たCDを開いて、歌詞カードとライナーノーツを読みながらこたつに入って一人部屋で聴く音楽、ってのもたまらなく良い思い出ですけどね。もっとアルバムに対する一枚一枚が深いですけどね。
追伸：
あともういっこ衝撃だったのはやっぱり「見えるラジオ」でした。
最近ではタイムフリーという再放送も携帯で聴けるので本当に便利になりました。
radiko.jpはもうずっと愛用している必須アプリです。
