世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

寄り道イスタンブール


ベルリンとプラハをすっかり満喫し、帰りはイスタンブールのフライトをわざとずらして10時間くらい市内観光に充てる。


近頃トルコ航空を気に入ってよく利用するようになったのは、やはり日本発夜便で翌朝にヨーロッパに着くことが最大のメリットだから。たいていの欧州便は午前中に日本を出てヨーロッパに夜着く。それだと治安の問題もあるしチェックインが遅くなるので何かと不便だし、何より1日まるまるロスしてしまうのは大きい。


次のメリットは、イスタンブールから日本へ帰る便が深夜(0時を過ぎる)のため、イスタンブールを経由する便の調整次第で十分に市内観光も可能だということ。イスタンブールは欧州のハブ空港の一つなので日に何便も各国に飛んでいるから、自分の予定に合わせてプランが組みやすい。



というわけでプラハを朝9:30に飛び、11:30に到着し、深夜1時の帰国便までのんびりイスタンブールでゆっくりすることにする。
悪くないプランだと思う。





イスタンブールでは空港内に「24時間手荷物預り所」がある。もちろん有料(27リラ=約900円)、代金は最後荷物と引き換えに払うのであらかじめ別に取っておく。
スーツケースに入りきらない機内持ち込み荷物や厚着をまるまる預けて身軽で出かけることができて本当に便利。そのサービスがなければ立ち寄ることもしないかもしれない。



イスタンブールカードがあれば市内交通はとても便利。
トラムもメトロもすいすい。
と思いきや、えーと乗り換えどこだっけ、と必死に記憶を手繰り寄せる。
地図もガイドブックも持ってきていない。
もう何度も行ってるからもういらないと思って持ってこなかったけど、公共機関の地図だけは欲しいと思った(ちょっと確認するときに必要)。イスタンブールはそういうメトロマップとか市内地図とかないんじゃないかな。わかんない、聞いたことがないから。でもそういうの広げてる人もみたことがない。


イスタンブールは大渋滞がデフォルトなのでできるだけメトロやトラムをを使うのがベター。バスやタクシーだと予想外の時間をロスする可能性大。特にこういう短い時間しかない場合は気をつけて。




到着したのは4月下旬の日曜日。





今回の目的は二つ。

1. いつもの絨毯屋のおじさんのところに行く

こないだ行った時にあった小さめのラグが諦めきれずやっぱり欲しくなって脇目も振らず直行。ここに行くのは最初に旅行に来てからこれでもう3度目。




到着したのは4月下旬の日曜日。










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閉まってた。。。。



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半分誤算、半分予想通り。

イスタンブールの人は日曜日も働くイメージがあったんだけど、あの正直者のおじさんはそこまで商売根性がなさそうだったから、日曜日はのんびり家で水パイプでもブクブクさせながらテレビドラマでも観てるんじゃないかと半分思ってたけどそれが的中したようです。


ショック。


息子さんがネットで商売してるって言ってたけど「私が売るよりも相当ピンハネ価格で売っている」と言っていたので検索する気も起こらず。

ビタ一文まけてくれないおじさんだけど、ボッタくりはしない。
仮に多少ぼったくられていたとしてもチップだと思えばいい範囲。
残念無念。


がっかりしながらとりあえずあっちへ。



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ああああ!!




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スルタンアフメット(ブルーモスク)のてっぺんが、、、修復に入っている!



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美しい全身フォトショットはしばらくお預けになってしまう。






あそこにある気がマロニエ(栗)の木だったとは。。



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相変わらずアヤソフィアは長蛇の列。

拝観したい時は並ぶ時間も含めて計算に入れねばならないので要注意。
(ネット予約ができればいいんだけど、やってるのかな=やってなさそう)




マロニエ(栗)の木というのは本当にきれいな花が咲くんですね。
今回の旅ですっかり陶酔してしまい、春の旅行の良さを心から実感してしまった。


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ちょっと肌寒い日だったので、とうもろこしも栗も売れてた。



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物産展やってる。



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本気で手編みの洋服とか普通に売っているところが渋いねイスタンブール



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(トルコのおばさまとかはこういう服を実際に着ています)



ベルリンやプラハがいかにビックシティなのかを痛感する次第。




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去年の秋にあっち側歩いた。
大学がいっぱいあって新市街の景色が見える方。




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いつ来てもかわらない風景。毎回同じ写真ばっかり撮ってどうかと思うけどやっぱりこの風景を見るとイスタンブールに来たって感じがする。



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イスタンブールは山ほどホテルがあっていつもどこに泊まろうか悩むんだけど、プラハのおにーちゃん曰く「新市街のちょっと奥の方」がオススメだとのこと。地下鉄が便利だから旧市街へのアクセスもいいし、何より海を眺める景色と静かでおだやかなイスタンブールを眺められるそう。なるほどね。今度はそっちの方を探してみようかな。アップダウンがキツイし中途半端な都会みたいな感じがして新市街はそれほど好きじゃないんだけど、私の知らないイスタンブールがあるのかもしれない。




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スルタンアフメットだけがイスタンブールじゃないってのはわかってるんだけど。



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次に行く時はもう少し新しい発見をしに行ってもいいのかもしれない。





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っていってもね~。




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おなじみのキオスク。。。ん?閉まってる!!ここ、閉まることがあるんだ。。




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2017年にきて初めて入ったギュルハネ公園の入り口。
3度目のイスタンブールで初めて食べたシュミット屋台はいつもここにある。



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(今回食べたら全然おいしくなかったんだけど屋台によって味がかわるのだろうか?誰かに聞いてみたいところ)



前に訪れた時は葉が落ちて木の枝だけだったけど、春は緑溢れる美しい木立になっていました。



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そのままスィルケジまで下って、

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例の事件。



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テンションだだ落ちで日本へ電話。



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チャイで3リラも払わされ、



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現金をリラに両替し、



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気を取り直してお昼ご飯を食べに食倒れ横丁をめざす。



二つ目の目的。

2. スィルケジ食倒れ横丁でランチをする




到着したのは4月下旬の日曜日。






ケバブ屋閉店。

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キョフテ屋閉店。



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でも大丈夫。

他は開いてる。

メネメン屋も開いてる(ホッ)。←これはもう一度食べたいと思って来た



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でもメネメンはもともと軽めの朝食。

これは空港帰る前に食べることにしようと思って後回しにする。




左手前はチャイハネ。奥がピデ(ピザ)。

それ以外は呼び込みがいる店で多分ハズレのお店。地元の人が通う店は呼び込みの必要がないから呼び込みがいるお店は入ってはならない。



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結局いつものところ。




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バルカン。



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トマトスープと、ムサカ(茄子と牛肉の煮込み)。


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このあたりではカード吸い込み事件でテンションめっちゃ低い。




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絨毯屋は閉まってるしカードは吸い込まれるし時間はロスするし。



でもしょうがない。
食べたらちょっと満たされた。
やっぱりどんなことがあってもしっかりご飯を食べることはとても重要だなとしみじみ感じる。少し元気が出てきた。




到着したのは4月下旬の日曜日。




もうやることない。




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食後のチャイを飲みにいつものチャイハネへ。




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あいかわらずお皿にチャイがこぼれてベチャベチャにぬれている。



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なんと!
0.5リラ値上がりして1.5リラになっていた!

これは衝撃的。
なぜならここのチャイハネのグラスは他よりもやや小さいのです。
だから1リラだと思ってたのに、、、。


チャイハネの店員、イケメンのお兄ちゃんもいました。
愛想は全然よくないんだけどそれがトルコ人なんで。
(愛想がいいトルコ人もいるけどね。ビジネススマイルは限られます)





出る。





野良犬のくつろぎ方が半端ない。こんなとこでよくリラックスできるもんだと感心する。イスタンブールの野良犬は全然かわいくないので、けして触らないように。




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(一応ワクチンを打っているのか、耳に小さいキューブを付けられている)





本当はカドキョイまで行こうかとも思っていたけど、、、



到着したのは4月下旬の日曜日。




観光地から離れれば離れるほどお店も閉まっている可能性があるのでやめておくことにして、結局所在もなくブラブラすることに。

ついでに言うと、「日曜日に閉まっているお店はまともなお店だ」と思う。
閉まっているのが普通。
みんなそんなに働かないよ。
生まれてから死ぬまでライフワークバランス。




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スパイスバザール(エジプシャンバザール)は開いてる。



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周辺のお店もちらほら。


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水着屋さんで水着をしばし検討。
卸問屋なので質のいいものが安く手に入るんだけど、なんといってもカードないし、現金もさほどないので諦める。別にこの日の優先順位には入らないから。



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スパイスバザールからグランバザールへ向かう坂道の一帯はこういう商店が所狭しとひしめいていて、なかなか中東テイストな雰囲気に包まれて異国情緒を感じる。



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ここのロクムが非常においしかったので買ったら二箱もついてきてそんなにいらないって言ったら「量り売りはこれが最低ラインなんだよ。誰かにお土産にあげな」と言われて納得。だけど持ち歩くには重かったよ!




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薄暗いけどケバブ屋。今度ここで食べてみたいな(たどり着ければ、の話)。




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この辺は金物屋街と文房具屋街。



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奥の扉はグランバザールの扉。行った頃には閉まってた。



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行列のあるサンドイッチ屋。閉まってた。




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ミント水売りかな?



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トルココーヒーで有名なお店。いつも長蛇の列。



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つづく。