わかる。私もあんまり好きになれなかった。
さて、アジアサイドから旧市街に戻ってきて、チャイ休憩。
いつものチャイハネです。お約束で受け皿がヒタヒタにぬれています。
なんとなくやることがなくなったので、そばの公園へ行ってみることにしました。
お昼が水餃子みたいなやつだけだったのでお腹がすいてきて、どうしようどうしようと悩んだ結果、初めてこれにトライしてみることにしました。
どうみたって絶対美味しそうに見えなかったので私にとっては大冒険です。
実食です。
なにこれ、、、、
すごくおいしいんですけどーーーーーーー
食感はベーグル。もっちりしてて食べ応えありますが、ベーグルとの大きな違いは表面にゴマがついてて香ばしいこと、ほんのり甘みがあるんだけど表面にちょっと塩がついていて味がしっかりしています。普通のパンとは全くもって違う食べ物です。
こんなおいしいパン、久しく食べたことがありません。
なるほどね。どーりでトルコ人がみんな買って食べるわけだ。
半分だけ食べて残すつもりが気づけば完食。
持参していたお水も飲んでごちそーさん。
ベンチに座って食べていたら、公園の詰所からトルコ人のおじさんが出てきてゴミ箱に何かをバッサーって捨てている。その矢先、ゴミ箱からモクモクと煙が出てきて、「吸い殻捨てるなんてサイテーな人」と思っていましたら、チャイの煮出した茶葉でした。それはそれでちょっと衝撃でした(ビニール袋にいれて捨てるとかしないんですね)。
ここはトプカプ宮殿のお膝元の公園。並木が美しいです。
お天気がイマイチでしたので薄暗いですが、晴れた日はもっときれいだと思います。
またまたガラタ塔。
反対側にはブルーモスク(正式名はスルタンアフメット寺院)が見えます。
日本は固有名詞ですら勝手にニックネームつけちゃうので困っちゃいますが、ブルーモスクとエジプシャンバザールは現地で言っても全く通用しませんのであしからず。
すごいお屋敷が見えてきました。
建築家の家だったような気がします。もう忘れました。
窓枠とか壁のタイルがとても年季が入っていていい味出しています。
11月は観光シーズンではないので人も少なく静かでお散歩にはちょうどいいです。
少しこの日は寒かったかな。
いにしえの名残はこういう石畳に顕著に現れます。足元、見逃さずに。
どんどん坂道を登っていきます。
ここからショートカットしてブルーモスクまで行けるかと思ったのです。
しかし、大きな門が登場して兵隊さんが二人見張りをしていたので通り抜けはできませんでした。兵隊さんが控えめにこちらをチラ見するので、「高台にきたのは写真を撮りにきたのです」アピールするために海の写真を。
しかしいい風景ですね。
公園を出てアヤソフィアのほうへまわります。
この出窓みたいな様式がトルコの家屋の特徴。ナントカ様式(もう忘れました)。
ひなびたお土産屋にトルコ絨毯が絵になる。猫ニャン太郎もいます。
最近思うのだけど、トルコ絨毯(特にこの写真の青と赤みたいなやつ)は、古民家とか古い木の床やタイルにぴったりくるものなのだということが少しずつわかってきました。きれいなツルツルのフローリングには合わないかも。
哀愁漂うアヤソフィア。
ブルーモスクって男性っぽくて、アヤソフィアは女性っぽい。
夕暮れになってきました。
本当は真っ赤にそまる夕焼けを写真に撮りたかったのも今回の旅行の目的だったのですが、1日目は間に合わず、2日目は曇りでだめでした。
久しぶりに見つけました。究極にダサいおみやげ。トルコ絨毯モチーフの小物入れ。
もらって大迷惑なおみやげ。
中国人が爆買いしてました。。。
野良犬の寝そべり方がおもしろい。
裏手、ホテルやレストランやおみやげやさんがひしめくエリアへ。
このあたりの絨毯屋、うざい。
いろいろ声をかけてくるんですが、ド無視していると「おい、お前の国は挨拶も知らないのか」などと煽ってきます。
が、完全ド無視をきめましょう。
スルタンアフメットにいるトルコ人(かどうかもわかりませんが)は、100%呼び込みです。またはナンパ。女性は気をつけてね。
前に泊まったホテル(でました、「昔の軌跡を辿る」シリーズ)。
本当は今回もここに泊まるつもりだったんですけど、満室になっちゃったんです。
でも今思えばこの辺に泊まらなくてよかったかも。
だって毎日あの絨毯屋の呼び込みをくぐりぬけるのウザいもん。
このあたりは絵になる風景ばかり。月もきれい。
トプカプ宮殿の入り口。門が閉まっています。立派な門です。
門の前にある建物(なんだったかはもう忘れました)。
これはいかにもトルコなキオスク。
丸屋根もかわいいけど、窓の格子もいかにもトルコ。
でも注目はこっち。
このひょうたん型の窓からチャイが出てくるのです。
昔からこういうスタイルだったんです。
こういうの見るのが楽しいからトルコ好きです。
さ、もう暗くなったしホテルに帰ってゆっくりしようかな。
じゃあこれまで歩いたことがないところを歩いて遠回りで帰ります。
ここは「地下宮殿」の入り口。わかりにくいんですよここ。
初めてきた時に行ったけどすごく面白かったのでイスタンブール行く予定のある人はどうぞ訪れてみてください。
このあたりを歩いている頃からなんとなく左の膝に痛みが走るようになりました。
歩きすぎたのかな。
それにしてもガラーン。お客さん誰もいない。夜の19時ですよ!
こちらもレストラン。かわいいけどガラーン。
イスタンブールもシーズンオフは大変。こんなとこ地元の人はほぼ来ないでしょ。
やっぱり観光客だけに絞って商売やるとキツいですね。
地元の人と外国人観光客で極端に二極化しちゃった結果なんだと思いました。
大都市イスタンブール(旧市街)なのに夜の19時にレストランに人がいない、なんてどうかしちゃってるよ。
あ、ここは有名なホテルです。ガイドブックに必ず載ってる、ランプが天井から何個もぶら下がっているホテル。外壁もカラフルで目を引きます。
(膝がたまらなく痛くなってきた~)
かわいいランプ。
振り返るとこんな感じ。なだらかな坂道を少しずつ登ってきています。
今度イスタンブールに来る時はどこに泊まろっかな~と、考えながら歩きました。
しばらく歩いていたら大学がみえてきました。
イスタンブール、今回で4つも大学見つけました。だから若い人も多いのですね。
地図なしで歩いていますが土地勘はなんとなくつかんでいます。
このまま下っていけばホテルのある方に着くはず、と坂道を下り始めた途端に左膝に激痛が。
(坂の上からみた新市街の風景。ことごとくぼけてますが)
石畳の坂道の登り下りを毎日やっていたら足も痛めます。イスタンブールのお年寄りは一体どうやって生活しているのだろうと本当に心配になりました。
引きずらないようにそーっと歩いていたら、偶然目指すお店のところに出たのでこのままご飯にします。
キョフテ。トルコ版ミートボール。
ほうれん草クタクタ煮。
このほうれん草クタクタ煮が兎にも角にも絶品でした。
ほうれん草が三束くらいあるのではないかというボリュームを、チキンの出汁で煮ています。優しい味です(涙)。それに半熟卵焼きとトマトの煮たやつの角切りがちょっとかかっています。
ああ~おいしい~、、、、、、、。
食べていると日本人とおぼしきバックパッカーの男の子がやってきて、「ハーフサイズでお願いします」と言っていた。
ハーフサイズなんて言わないでおいしいんだからガッツリいっちゃいなよ、と心の中で思いました。見ると、お肉の煮込みとご飯みたいなやつを食べてました。日本人だからご飯みたいなやつ見るとつい手を出してしまうのだけど、日本以外で食べるお米はほぼまずい(フランスを除く)のでやめたほうが無難。私も失敗を繰り返してその結論に至りました。気持ちはわかるけどね。
この日の夜ももちろんお食事はここ、バルカンです。
食後はとりあえずチャイ飲みます。
(ほら、またこぼれてる)
そして近くの商店でビール買ってホテルに帰ります。順番逆だけど仕方がない。
商店のおやじさん、昨日も今日もきたから顔覚えてくれていてなんか話しかけられたけど全然わからない。そしたら左の薬指のジェスチャーをしてきたので、結婚してるのか独身かを聞いているんだろうとわかりました。ほんとトルコ男ってその手の質問好きねえ~(かなりの女好きです)。
帰ってシャワーして、アンメルツヨコヨコを膝に塗りまくって、音楽聞きながら日記を書いてビール飲んで本読みながらネズミに怯えながら寝ました。
いや~それにしてもネズミってないわ~。
ホテル、猫飼った方がいいかも。