パリに行くと本当によく歩く。
歩くと通りの名前を覚えるようになります。
そしてパズルとパズルが組み合わさるように記憶が繋がって、地図が出来上がる。
リピートする街を訪れる醍醐味なんじゃないですかね、これ。
その街を少しずつ知っていくことが。
あくまでも観光客として、という意味ですが。
こないだラジオでパリ通を名乗るファッションデザイナーだかクリエイターだか横文字の職業の男の人が出てきて、やはり同じように何十ぺんもパリに旅行に行ってるんだとか。10区の庶民エリアが好きだとかでお気に入りのホテルや過ごし方を話していた時、ふと司会の人が「そんなに好きだったら住んじゃえばいいのにどうして住まないのですか?」との質問に、こう答えていました。
「どんなに好きなパリだって住めばきっと嫌なことも見えてくる。好きすぎてたまらないからこそ旅で時々行くくらいが丁度いいのだ」と。
全く同感。
観光目線のほうが幸せな場合のほうが多いですもんね。
さて、クスクスで腹ごしらえしたあとは、メトロに乗ってバスチーユへ。
この辺は古いアンティークのインテリアショップや雑貨屋さんを目指して行ったんですけど、天気も悪いしだんだんめんどくさくなっちゃって頓挫した散歩です。
バスチーユ界隈、実はそれほど歩いたことがないのですが、意外とショッピングが楽しめそうな雰囲気あり。お目当のインテリアショップも点在しているけど、なんかこうピンとくる感じじゃないのでほぼ素通り。
そうそう、そういえばロンドンで一個買い忘れたものがありまして。
パリではさすがに買えないだろうと諦めていたら、偶然M&Sを見つけて、入ったら売ってました。嬉しくて嬉しくて、つい余計な買い物までしちゃった。
(以下、既述の写真です)
それにしてもこのモルトビネガー、異常に安かったんだけど大丈夫かな。
1ユーロもしてなかったよ。
非合法ななんかとか混ざってないよね?
心配。
セールでもないのに。
この辺りはちょっとパリ中心部には感じない地元感がします。
いいですね。
お目当の雑貨屋さんへ行ってみる。
何も買わずに出る。
このカフェ、内装むちゃくちゃかっこよかったんだけどうまく写真撮れなかった。
あんまり撮っても怪しい人になっちゃうし。
あらっ。
もうアパートの近所じゃないの。
じゃ、このまま帰っちゃおう。
もはや懐かしい風景。
ここからみる、BELLE VILLEの坂道。ものすごい急斜面です。。。
モンマルトルとかの方面なので、あっちは丘になってるのがわかります。
お花屋さん。
惚れ惚れ。。。
ということで一度帰宅。
少し一休みしてから夕飯食べに出る。
最後の夜なのに、パッとしないガレットを食べる。
(チーズとハム入り)
出る。
このまま帰って家でゆっくりしようと思い、最後のお散歩。
昼間にソムリエナイフを買ったBHVのライトアップ。
植物園みたいなお花屋さん。
シテを通り抜けて
このまま家に帰ろう
と思ったのだけれど
やっぱりこのままパリは終われないね
これをみるまでは。
最後の力を振り絞ってトロカデロ。
ということで家に帰りました。
最後のパリの夜はこうやって終わりました。