世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

手を差し伸べてくれる人


今週の日曜日に痛み始めた腰は絶対安静とのことだったので、今週は在宅勤務させてもらいました。ちゃんと朝普通に起きて、時間になったらちゃん仕事して、お昼になったらちゃんと休憩を取って、時間がきたら終わる。

これだけのことなのですが、そんな器用にオンオフつけれるタイプだとは思ってなかったのでちょっとした発見でした。ずるもせず真面目に働きました。

そして今日は慣らしで会社に行ってみました。
パソコンを持って揺れる満員電車に乗るのはまだ怖かったので朝はタクシーで行きました。帰りは身軽になったのでおそるおそる電車で帰ってきました。




そこで、中吊り広告を発見したのです。

元野球選手で薬物で逮捕されたKさんの「告白」というタイトルのNumberの広告を。

正直驚きました。

だいたいこういう告白系って、週刊誌かどっかのテレビ番組が取り上げるゴシップとして扱われることが多いのですけど、トップアスリートしか扱われないようなガチのNumberで特集されるということは、起死回生で彼を救いたいと思ってくれた誰かがいたのかもしれないなあと思ったからです。




人生生きてれば、どん底に陥ることはあると思います。








でも、やはりどこかに必ず手を差し伸べてくれる人がいるんだなあと思いました。




Kさんの記事はおそらくその決意表明なのかな、と感じました。














私もこれまで生きてきた中で二人、心から感謝をしている人がいます。

一人は何年も会ってないし連絡もほとんどしませんが、私の誕生日の一ヶ月前と誕生日当日にメッセージをくれます(記憶が曖昧だとかでいつもフライングしてくるのです)。それを読むと本当に心の奥までしみるというか、いつも泣けてきます。たいした内容じゃないんです。ただ、気持ちが伝わるというか。


もう一人はたまに会う人なんですが、どんな時でも味方でいてくれます。辛い時は何もいわず寄り添ってくれるし、時に一緒に怒り泣き笑ってくれる人です。何かあれば矢面に立ってまで守ってくれようとします。何よりも私の性格や言動を本当によくわかってくれている。



ただ、その人たちに対して感謝してるとかありがたいと言ったことはないです。
なんか照れくさくてなかなか言えません。
弱音も滅多に吐かない。


だけど、この人たちにどれだけ救われたか、ちょっと言葉では言い表せない。



だから一生どんなことがあっても大切にしていこうと思っている大事な友達です。









先日そのうちの一人が、私の留守中に家にやってきて、ポストになんか置いていくといって立ち去りました(ポストの暗証番号だけ教えて欲しいと電話がきた)。

帰ったら、こないだ私に食べさせたいと言っていた大量のチョコレートと挽きたてのコーヒーの粉が入っていました。落ち込んでいた私を励まそうとしてくれたのだと思います。


すぐに電話でお礼をしたけど、改めてちゃんとお礼状を書いて郵送しました。

親しき中にも礼儀ありというわきまえはきっちり果たしていきたいからです。

それは大人として常識というか。









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(お礼状:こう見えてもまじめに書いてます)










たとえ100人に嫌われようが、手を差し伸べてくれる人がいる。

その手をけして忘れてはならないと、自分にも改めて戒めるのでした。