世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

<セルビア> ベオグラードと夜

ベオグラードに着いたらお兄ちゃんとはバイバイ。
妹はちょっと仕事があるというので先にアパートへ戻し、私は一人でおみやげ探しの下見に出かけました。本当に一人で大丈夫?と妹にしきりに言われましたが、全然大丈夫です。ありがとう。


ここでやっとベオグラードの目抜き通りの写真が撮れました。
共和国広場。
イメージ 1



この辺の国ってかなりマグネット天国です。
しかもとびっきりダサいのでこの中からお気に入りを見つけることに魂が燃えます。
(あっ!!あの岩に埋め込まれた教会のマグネットがある!)
ここで、ジョークが通じる友達にダサかわいいマグネットを買いました。
ここには写ってませんが。

イメージ 2



ベオグラードの目抜き通りは服やさん、靴やさんなどがありますが、ほとんどはカフェ。

イメージ 3




イメージ 4



おみやげやさんはなんと2軒しかありませんでした。
一軒はデザインショップみたいになっていて、物数は少ないのですがちょっとおしゃれなおみやげがあります。大抵はマグカップとかTシャツとか文房具です。
もう一軒は物産館みたいになっていて、内気な店員さん(こちらから話しかけない限り絶対声をかけてこない)がたくさんいて押し売りの心配もありませんが、明らかにモードからはかけ離れた素朴なグッズから宝石やアンティークなどを扱っています。

このあとクロアチアに移動してまた戻ってくるので、事前にどちらの国でおみやげを買うか、種類と値段を比較しておかないといけませんが、まあなにせ選択肢がなさすぎる。とりあえずクロアチアに行ってから考えようと、いったん退散。

(お店の写真ない。撮ってくればよかった)


なんか、モノが少ないんですよ圧倒的に。
必要最低限のモノしかないって感じ。
つまり、贅沢品が少ない。
必要のないモノを売る店がない。
(ちょっとはあるけど寂れてます)

ちょっと意外でした。
物欲をかきたてるようなお店は一切ありません。
高級ブランド店もありません。
海外高級ブランドのお店もほとんどありません。
言い換えれば無駄なモノがないってことです。
需要と供給のバランスが取れないからあえてないんでしょう、多分。


目抜き通りだっていくつかは廃墟ビルですし。


イメージ 6



やばい。
そろそろ戻らねば。
19:30には帰ると言ったけど、もう19:45になってる。

私はいつもこう。
いったん解き放たれるとその自由を謳歌することに夢中になって人を心配させる傾向があるようなので、もう戻ります。


と思ったらこれに目が留まる。

ああああ~なにこのレコードコレクション!
CCR(クリーデンスクリアウォーターリヴァイヴァル)のLP盤に釘付け。右下。

イメージ 7



素敵な建物だな。一階は本屋さんです。


イメージ 8




渡り廊下みたいになっているこの建物は大学だそうです。
哲学専攻で有名だそう。


イメージ 9



こないだ友達が教えてくれた道をしっかり辿って歩きます。
前も言いましたが、土地勘というか地理や地図は結構強いです。
一度歩いた道は絶対に間違えないし、地図を見れば大方頭にするっと入ります。



イメージ 5




これは友達おすすめの一押しカフェ。
左側にテラス席もあります。
夜はぎゅうぎゅうの人だかり。

イメージ 10



この坂道を下ると右側に友達の住むアパートがあります。
(なんだかすでに懐かしい風景)

イメージ 11



お兄ちゃんが東京いるときに言ってた、ベオグラード一番のセルビア風ハンバーグが食べれるテイクアウト店はあれだ!「LOKI」の赤い看板。

イメージ 12



柱に文字が。あとで聞いたら地元のサッカークラブの名前でここが事務所らしい。

イメージ 13



ここはとってもエレガントですてきなレストランバーで、よく取材や撮影に使われるそうなのですが、なぜか全く流行らないんだそうです。
場所も悪くないし雰囲気も悪くないのにどうしてなんだろうか。
にわかな「ちょっと入ってみよっか」的な客すらいない。


イメージ 14



友達のアパートそばの角。
毎日おばちゃん二人がここで花を売ってました。

イメージ 15



ここもその向かいにあるオッシャレなカフェバー。
店内はロフトになっているの、入り口から見て分かりますか。



イメージ 16


この通りは別名「シリコンバレー」と呼ばれています。
なんでかって言うと、、、
昔はシリコンを入れて豊胸した女性がいっぱい立ってた通りだからだそうです。
今はそんな通りもおしゃれなバーがひしめき、ベオグラードで一番イケてて地元からも愛される通りとなりました。その写真はまた改めて。


友達のアパートがある建物に着きました。


イメージ 17




ベルを押したら友達が出てきて、「ちょっと心配し始めたところだったわ~」と言われました。ほら、やっぱり。早く帰らなくちゃと自覚してからゆうに30分経っちゃったんで。


さ、早速夕飯の支度に入ります。
今日は友達の友達もきて日本のトンカツを食べようの会です。
私はトンカツを用意して友達はテーブルセッティングです。

考えてみたら私たちはローマで一緒に暮らしていたにも関わらず、一緒に料理をしたことがありませんでした。だけどお互いがお互いの役割をテキパキとこなし、なんかリズムがいいというか、そういう空気感がすごく楽しかったです。




イメージ 18



そうこうしていたら友達の友達がやってきて賑やかになる。
みんなベランダでタバコ吸ってる。
そのうちの一人とおしゃべりしながらフライパンをあっためたりしていたら、友達が奥の部屋から必死に私の名前を呼ぶ。あんまりにもしつこく呼ぶので、あーちょっと待ってね、と急いで行ったら、これが。



これは伝統的なセルビア民族音楽です。
管弦楽です。
友達と私の思い出の曲、「メッサチーナ」という曲が途中から始まります。

こうやって通りでバンドが演奏したりして歩いたりすることもあるそうです。
(聞きながら次に進んでください)


そしてトンカツ試食会へ。まあ、普通の味です。パン粉ととんかつソースは日本から持参しました。トンカツ以外になんか用意しなくていいの?と聞いたらそのあと場所変えて飲み直しのついでになんか食べるから平気よと言ってたのでてっきりその辺で食べるかと思ったら、車に乗ってそのまま河岸へ。

そして船のナイトクラブへ。

イメージ 19


船の甲板が踊るスペースになっていて、DJブースがはじっこにあります。
その反対側にバーカウンターがあって賑わっています。
タバコの臭いが常にどこからかフワリと流れてくる感じ。

この時すでに夜中の12:30。
ど平日。
みんな仕事大丈夫かなと思ってしまう。
それを察してか、友達の一人がここにいる人たちは学生か、または仕事がない人たちだと言ってました。

しばらくしてあまり盛り上がらないので帰りました。
私たちはこういうところを満喫するには少し歳をとりすぎてしまったか。
あるいはもう少しアルコールが欲しかったのかもしれません。



ということで、セルビア第一弾の最後の夜は終わりました。
翌日はクロアチアに行きます。