世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

牛丼

今日は冷蔵庫のあまりもので牛丼を作ろうと決意して家に帰ってきた。
愛用のレシピはもうだいぶ前に買ったこの本。



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料理家である小林ケンタロウさんは、数年前にバイクで首都高から落下するという衝撃的な大惨事に遭い、脳に障害を抱えいまだに療養中と聞いています。お母様は有名な料理家の小林カツ代さんですが、去年の冬に急逝されていたそうです。。。あんなに明るくて大雑把な料理を要領よくあっという間に作る大胆なカツ代さん、大好きだった。いろいろご苦労されて息を引き取られたのかと思うと、悲しくて涙がでます。








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でも、カツ代さんがいなくなっても、ケンタロウさんが復帰できなくても、受け継がれてきたレシピはこうやって残るわけで、牛丼を作りたいと思えばいつでもケンタロウさんの味を再現できるのってすごいことだと思いました。
まさに、宿命ですね。
そうやって誰かに何かを継承できるものを作れるってことは。



牛丼、美味しくできました(頂きものの松坂牛使ってるし間違いない)。
しょうがの効いた味の濃いしっかり甘辛風味はいかにもケンタロウさん。
ご飯が進みそうですが、食べるのは明日にして、今日はもう寝る準備に入ります。




そして、カツ代さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
悲しい。