思い出します、メキシコのみなぎる日差しを。
あのちょっとざらついた初夏の空気が恋しくて、また行きたくなる。
お土産の買い足しに、もう一度中央市場に戻る。
朝いたメキシカンカウボーイ、まだいた。
これまでグアナファトの写真をふんだんにアップしてきました。
この街をいつかどこかでテレビでみかける日が来るといいな。
NHKBSの世界まち歩きで登場したりなんかしたら嬉しいです。
滞在期間はたったの一泊二日でしたが、もうすっかりおなじみの風景になりました。
メキシコは宗教色も強いので、どこに行っても教会を大切にしている感じがしました。
あれっ。ここは。。
日本食レストランを見つけました。
テーブルの上のキッコーマンでわかりました。
デリカ・ミツさんです!
さっきランチしたばかりなのでやむなく素通り。
メキシコ料理は美味しいけど、慣れないと毎日はキツかった。
普段滅多に海外で日本食レストランに行くことはないけど、海外で食欲がなくややひもじく感じる頃に食べる和食最強説。
キューバで食べた生姜焼き丼、トルコで食べた生姜焼き丼、いずれも忘れられません。
冗談抜きで生き返りました。
海外でめちゃくちゃ美味しいざる蕎麦とカツ丼セット出てきたら号泣しながら食べるんだけどなあ。
私も海外で繁忙期シーズンに和食屋さんでもやろうかしら。
多少不味くてもそういうもんだと思って食べてもらえそうです。
鳥の唐揚げと照り焼きとカレーとハンバーグさえあれば売れそうな気がします!
(日本人だって大好きだし)
クロアチアかトルコの海辺がいいなあ。
メキシコは遠いし、チンピラがやってきてレジのお金盗まれそうだもん。
と、自由な夢の世界に浸りながら最後休憩するカフェを探しています。
適当に歩いていても、前に歩いたところにたどり着く。
突如、ここだ!というカフェを見つけたので入ってみることにします。
お庭が広々していて草ボーボー。理想的なロケーション!
さっきランチしたばかりだから、コーヒー飲みたい。コーヒーください。
めちゃくちゃ好みのインテリア。
ああ〜美味しい。
ゆったり流れる時間の音をお聞きください。これぞ、バカンスの真骨頂。
(動画をYouTubeにアップロードするためには横撮りがマストであることをやっと学んだ)
入り口はバーカウンターやショウウインドウがあって、奥にお庭といーティングスペースがあるカフェ。緑あふれる裏庭を眺めながら一息いれる極上の時間。
メキシコはキューバ同様、コーヒーがめちゃくちゃ美味しいです。
日本では滅多に見かけませんが、見つけたらトライしてみてほしいです。
飲みやすさとコクの深さに意外性を感じることと思います。
口コミを見る限り食べ物はイマイチみたいですが、ちょっと飲みに行くとかお茶するなら最高のロケーション。
グアナファト行くならマスト!
ディエゴリベラの家の近くにあります。
さあ、帰ろう。
リュック一個でやって来た一泊二日の旅なのでスーツケースを引きずることなく、帰ろうと思ったタイミングですぐ帰れるフレキシブルさがとても快適でした。
ローカルバスが思いのほか楽しかったので帰りもこれに乗ることにします。
問題は行き先がわからない。
運転手さんにあらかじめ確認するのは必須なんだけど、時刻表や行き先のガイドがどこにも見当たらないのでみんなどうすんの?と思っていたら。
ガラス窓に手書きで書いてあります。
血眼で確認します!
私は両目1.5なので余裕でみれますが、目の悪い人はキビシイー!
(最終目的地はバスの上にちゃんと表示されてますが、経由地は手書きです)
切符は乗ると同時に車内で運転手さんから現金で買うシステムでしたので、小銭はあらかじめ貯めておくと運転手さんにキレられずに済むかと思います。バスでお財布を出すのは大変危険を伴うので、小銭は盗まれても害のない程度を適当にポケットに入れておく。料金は一律料金なのでどこまで行っても定額制。数日前に乗ったメキシコシティと同じシステムでした。
海外で公共機関に乗る時はできるだけ座席を見つけて座ることをお勧めします。その方が安全だからです。スリやひったくりは大体ドアのそばで立っていることが多いので(盗んだあとすぐ逃げる為です)、座席が見つからない場合はできるだけドア付近を避ける、致し方ない場合は貴重品をしっかり抱きしめて、胸を張って堂々としていましょう。
ただしお年寄りや女性が来たら席を譲るのは日本以上に常識中の常識なので、ここはサッとスマートに席を譲るのが絶対的マナー。私は女性ですが、お子様連れの女性にも同様に譲ります。
ということで、グアナファトのバスターミナルに無事戻って来ました。運転手さんに確認したとはいえ、バスの中ではうっかり変なところで降ろされたらどうしようと気が気じゃなかった!行きと帰りが同じ昇降場所とは限りませんからね!ちゃんと外の景色見ておかないと。
(イタリアで何度も痛い目に遭ってるのでその教訓がいまも生かされます)
グアナファトの長距離バスターミナルはいくつかあるメキシコシティの施設より新しくてきれいです。
日本企業もいっぱいあるらしいので、日本語表示があって感動しました。
(「出口プラットフォーム」という日本語が本当に必要なのかどうかは別として)
チケットは往復買ってあるのでそのまま待合室へ直行します。
バスはガラガラだったので、もらった水とスナックをモシャモシャ食べながら車窓の風景を見てイヤホンで音楽聴いて帰路につきました。
オアハカやサンクリストバル、タスコなどの山あり谷ありグネグネ道のことを考えると、グアナファトとメキシコシティの間は立派な高速道路があり、平坦なので一直線の道路をひたすら南下するという感じでした。バス一等車の快適シートに踏ん反り返って外の風景を眺めながら、メキシコって大きいなと感じました。もうこの頃にはすっかりメキシコの虜になっています。
あー!着いたーーーー。5時間くらいかかったような気がする。
日暮れギリギリセーフ!!
暗くなる前に帰らないと怖いから急いで〜〜〜!
ということで、ここからピリッと気を引き締めて地下鉄に乗り換え帰路についたのでした。
夕飯は冷蔵庫に買ってあったあるもので適当に作って食べました。Airbnbの最大のメリットは自炊がいかようにも可能というところです。先にシャワーしてさっぱりしてからご飯を食べれるし、着替えてのんびり足投げ出してお酒も飲めるし野菜もとれるし体にいい。もちろんテイクアウトでもいいんですが、それすらめんどくさい時もあるし、長い旅の場合に限りますがやっぱり外食続くと体がついていかない。あと、ホテルにはない独特の居心地の良さみたいなのがあるんですよ。他人の家なのにもかかわらず。不思議です。
オアハカチーズおいしかったなあ。
そのままでもあっためても。
また食べたい。
これにてグアナファトの旅は終わります。
歩いている時は、ちょっとやりすぎな客寄せの街だなって実は思ってました。
でも、こうやって写真で振り返ると楽しかった気持ちがどんどん増してきます。
改めて旅というのはコスパのいい体験だなあと思うのでした。