世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

インビクタス

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監督:クリント・イーストウッド
主演:モーガン・フリーマン、マット・ディモン



(あらすじ)
南アフリカで27年間監獄に拘束され続け、のちに初の黒人首相となったネルソン・マンデラモーガン・フリーマン)と、南アフリカ代表ラグビーチーム。これまでどんな試合にも勝てなかったその弱小チームは国の恥だと思われてきた。しかし、マンデラが首相となってから、彼のふところの深さは次第に周囲を変えていく。黒人と白人がいくども対立してきた南アフリカ。その中でいかにしてこのチームがワールドカップで優勝するという偉業を果たすことができたのか、その原動力はなんだったのか。南アフリカで育った白人の主将ピナール(マット・ディモン)とマンデラの交流をすがすがしく描き、感動的に描いた実話。



1.赦しの心が人々を変えた
マンデララグビーに熱かったことも知らなかったし、南アフリカ代表が1995年(ってつい最近ですよね!)のワールドカップオールブラックスを制して優勝したことも知りませんでした。どうしてそんな弱小チームが優勝まで出来たのかっていう理由は具体的に映画の中では語られていませんが、このピナールっていう主将も優れたリーダーシップの持ち主だったんだろうと思います。マンデラがその頃にはもうカリスマ的な存在になり始めていたのは間違いないんですが、劇中でピナールが「27年間も牢獄に閉じ込められていたのに、相手を赦すその心の広さって一体なんなんだろう」というわけですよ。


それってある意味、キリスト的な精神をマンデラ氏は担っていたっていう感じがします。

本当に人が心を打たれるのってそういうところなのかも。


基本といえば基本なんですが、つまりはそういうことなのかもしれません。




やっぱり深いなぁ・・・。永遠の哲学のような気がする。


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それにしても、今の南アフリカってまだまだ不安定。

去年うちのチームの一人がヨハネスブルグポルト・エリザベスに行ってきたんですが治安はそれほど悪くないって言ってました。一部ではリゾート地としてたくさんのヨーロッパの人が訪れるとは言いますが、マンデラが退任後はやはり情勢はあまりよろしくないようですし(このあたりの意見は大体二分します)、この不景気で外資企業もどんどん撤退しているのでヨハネスブルグの経済もかなり衰退しているようです。また、なんといってもインフラ面はまだまだ十分ではなく、サッカーワールドカップが間もなく行われますがいろいろ不安要素は大きいですね。しかし、地元の人々はとても期待していることでしょうし、無事成功に終わり、南アフリカの知られざるところを私たちもこれを機会にどんどん知っていければいいなぁと思います。だからこういう映画の担うところもかなり大きいと思います。










2.ラグビーという競技
私はこれまで幾度かラグビー観戦をしてきました。
去年はオールブラックス.vsワラビーズを間近で観ることができたし、大学選手権とかも密かにマメに行ってます。行ってつくづく思うんですが、ラグビーってすごいおもしろい。だからこの映画のラストにあるワールドカップ勝戦の迫力たるや、全く飽きがないし、なんといっても決勝戦.vsオールブラックスの好カードですからつならないわけがない。

映画を観て思ったんですが、スポーツってつくづく、強くないと国もまとまらないんだなって素直に思いました。

近頃日本のスポーツが盛り上がらないのはやっぱそこなのかもしれません。
だけど、日本の場合はそういう環境を積極的に作り上げていくサポートがあまりにも不足しているために、強い選手が育たないのだということも問題の一つに挙げられます。実際選手はスポンサーがつかない限り、自腹と寄付だけで練習をしなければなりませんが、そのコスト面は相当なものです。テニスやゴルフはもともとお金持ちだったりするからいいのかもしれませんけどね。
サッカーに関しては、ぶっちゃけ、日本人には不向きのスポーツなんじゃないかと思えてきました。
弱いのはそのためなのでは?


皆さんにもぜひラグビー観戦もお薦めします。機会があったらぜひ行ってみてください。野次がとにかく下品で笑えますし(なぜかみんなとっても口が悪うございます)、観ている全員で試合をしているような手に汗握る一体感はけして野球やサッカーとは異なります。





監督はクリント・イーストウッド


ますます磨きがかってきました。最近ちょっとハマってきたので、彼の古い作品も観たりしています。


彼の音楽のセンスもなかなかで、映画でもうなるような音楽がいくつか流れていました。シビれます・・・。


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この映画、会社で「ラグビーナイト」と称し、同僚たちと観に行ったんですが、雨も降っていたし仕事も終わらなくて、渋谷までキョーレツに走りました。


一緒に行った同僚はランニング部に所属しているし、もともとフットサルとかやってるので、駆け足も軽やかで美しかったのに比べ、私たちのドタバタ走りといったら・・・。着いたころにはゼィゼィしちゃってみっともないったらありゃしませんでした。



(追伸)
その前はヒュー・グラントサラ・ジェシカ・パーカーのラブコメディ「噂のモーガン夫妻」の試写会に行ってきました。あまりにも退屈でつい眠りかけてしまいました。



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どちらかというと、セックスアンドザシティ続編の公開のほうがもっと楽しみです。