世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

花園神社(新宿)

連休中、最近ツイてない友人に御祓いに付き合って欲しいと言われたので新宿の花園神社に行きました。


付き添いの方もどうぞご一緒に、と言われたけどそこはちょっと遠慮して狭い境内をグルグル歩いてみました。


ここは本堂。ちゃんと外壁を塗りなおしてきれいになっています。
神社の建立は1590年より以前、徳川幕府の誕生前とのことですがはっきりした時期は分かっていないようです。


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どうもこの水のみ場の上にかかっている網はカラス、または鳩よけのようです。


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本堂から少し離れた目立たないところにお稲荷さまがありました。
本堂はペンキを塗りなおしてあり、なんか重みにかける感じなんですが、ここのお稲荷さまは本堂よりもはるかに古く、お稲荷さま(キツネ様)の石像もかなり年期が入っておりました(怖くて写真は撮れず)。
お稲荷さんの脇では一羽のカラスがおいなり(油揚げ)を必死につついていました。


むかし、「キツネ憑き」ってありましたでしょう?私の友人のお兄さんも突然四足歩行し出したり、犬食いを始めたりしたので御祓いしてもらい、お札を部屋の四隅に貼ってもらったって言ってたのを聞いたことがあります。だからお稲荷さまはバカにしてはなりません。


この奥にお稲荷さまがあります。


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でもどうして鳥居がこのようにいっぱい連なって建っているのでしょうか。とても不思議です。

どうしてだろう。


稲荷とは元来「豊作」を拝む場所であるのですが、この花園神社が実は稲荷神社であったことには少々意外でした。しかし、徳川時代はお稲荷様ってふつうに神様みたいに崇められていたらしく深い意味はなかったようです。また、当時は今の伊勢丹のあたりにこの神社が建立されていたそうなのですが、領地の問題で移動をよぎなくされ今の場所に移動したのですが、そこにはたくさんの花が咲き乱れていた由縁から花園神社に改名をしたとのことでした。



野良猫がいました。痩せた子猫でした。「夏生まれの猫は長生きしない」って迷信知ってますか?
(我が家だけの迷信かも)



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「cooperation」だけがドイツ語風になってません??



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絵馬をみていたら、みんな字が上手でとても驚きました。
景気を反映してか、就職祈願や事業の成功などの願いが圧倒的多数、次に健康祈願がありました。
結構胸に詰まるような想いを感じてしまったので途中で退散。



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この日の朝晩は冷え込み、少しずつ確実に秋が訪れてきているような冷たい風が吹いていました。



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友人のお払いは30分程度で終わりました。本堂からドーンドーンという太鼓の音が聞こえたよ、と言ったら、
「ああやって神様を呼んでいるのかも知れない」と言ってました。

私たちが立ち去るそのうしろでまた太鼓の音が鳴り響くのを聞きながら、なんとなく感慨深い気持ちになってしまいました。



友人に良いことが訪れますように。