世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

歳をとるということ

わたしには子供の頃大変可愛がってもらった叔母がいて、今は88歳になり今のところ体調も優れていて健康そのものなんだけど、この数年で急激に老化が進んだような気がする。以前はよく理解してくれた話も今では何度説明しても全く伝わらないし、思い込みも相当激しくなりかなり攻撃的になってきた。スイッチが入ればもうたちまち手がつけられなくなり、今までされたことのないような凄まじい怒りを何度もぶつけられ、なんだか悲しくなって泣いてしまった。いつも優しくしてあげたいと誰よりも思ってるつもりだけど、私も気が利かないしむしろ気を遣わせて疲弊させているのであれば本当に申し訳ないと謝った。

 

 

 

歳をとるということは酷なことだと思う。きっと心細くなり不安も増し常に孤独を感じ迎える死に向かって諦めを胸に抱え、感情をコントロールする能力も歳とともに衰えるのだろうと思う。

 

 

大好きな叔母に嫌われるのは辛い。

心が裂かれるような気持ち。

これ以上嫌われたくないから今はしばらく距離を置こうと思っている。

 

よく、若い時は温厚だったお母さんが、歳を取って痴呆が入ってくると今まで吐いたこともない暴言や酷い態度で牙を向いてくることがあると本で読んだけど、それも身内からすれば辛いことだろうなぁと思う。介護する方も神様じゃないからやはり感情的になることもあるだろうし、歳をとることはやはり酷なことだと思った。歳を取っても永遠に試練は続くのだと考えたら深いため息が出た。

 

 

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