今回ローマ行って思ったのだけど、街全体が老朽化してきてるように感じた。
ここがお気に入りのパンテオン前の広場。
狭い広場だけど、ここから秘密の小径があっちこっちに張られているので
パンテオンはその出発地点ということもあってワクワクする。
こわい噴水もある。
いいなあパンテオン広場。
これはパンテオンの真正面にある建物。
一番下にマクドナルドがあったんだけど今はどうだったかな。
そういえばよく見てこなかった。
(景観を損なわないためにも以前からMの看板はないです)
この道の右奥をまっすぐ入ってクネクネした道を歩くとナヴォーナ広場に出る。
そのちょっとした迷路を知ってることがいかにもローマに住んでる感じがしてここを歩くのが大好きだったし、この秘密の通りを同じように知ってて一緒にあるいてくれる友達のことも大好きだった。
日本を出て海外に腰を据えて暮らしたのはローマが初めてだったから、当時はここが世界の全てだった。過ぎ去ってみればそう思う。
いまやローマも郊外型に生活がシフトしつつあり、地元のイタリア人はよっぽど用事がない限り、街の中心にやってきて、以前みたいにジェラート食べたり広場の階段に座っておしゃべりするようなことが大分少なくなってきたみたい。
でもなんかそんなのイタリア人じゃないみたいだ。
パンテオンの横の道を歩いてアルゼンチン広場へと向かいます。
(左がパンテオン側面。ボロいでしょ)
ここがアルゼンチン広場。
スリとジプシーがわんさか乗り降りするバス、64番も停車するところ。
誰が泥棒で誰がジプシーなのかは、顔つき見ただけですぐ分かります。
こんな治安の悪い広場の写真撮るなんて多分これが人生で最初で最後。
ここからさらにローマの下町へとつながる8番のトラムも出ます。
(ああ、そういえば今回トラステヴェレ行かなかった~今思い出した)
むかし、テルミニに行く途中に乗ったバスに日本人の観光客の女の子2人が同乗していた。するとジプシーがさりげなく寄り添って彼女達のバックに手をいれたので、日本語で「バック危ないですよ」と声をかけてあげたらジプシーの女性がスッと引いて車両の後ろに移動。その観光客の人たちはどう思ったのか分からないけど、なぜか私はジロリとにらまれてお礼も言われなかった。
でもそんなことよりも、私はもう二度と日本人の人が危険な目に遭いそうになっていても助けることはできないと思います。いくら正義感があって同郷の国民を助けたいと思っても、それをやることによって逆にこっちが犯罪者から反感を買ってやり返される可能性があるからです。後をつけられたりしたらたまったもんじゃありません。
これもローマで学んだ自己防衛。
だから自分の身は自分で守りましょう。