世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

007 ロシアより愛をこめて

これ、もともとは邦題が「007 危機一髪」というタイトルだったそうなんですが、しばらくして「ロシアより愛をこめて」に変わったんですって~。


今回のオープニングは艶かしい女性の腰つきがユラユラしているイメージ。
監督は前回同様、テレンス・ヤング


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こないだ007スペクターの前夜祭でおさらいした直近の作品をみていくつかルールがあることが分かったのでそこに注目。


オープニング
オープニングの映像はストーリと必ず関連しているようです。
今回のは、物語でボンドがイスタンブールに行った時に連れて行かれたロマ族のベリーダンスに関連していました(多分)。

武器
①靴のつま先から猛毒を塗ったナイフがシャキーン!と出てきて、それで膝下をブスッと刺すとものの10秒で死ぬ、恐ろしい革靴。※敵の武器

催涙ガスが搭載されているアタッシュケース。普通の人がケースを普通に開けると催涙ガスがプッシュー!!と出てきて目をやられる。

ボンドガール
今回はロシア人のKGBの手先みたいな人。インテリで大人っぽくて美人。

KGBみたいなロシアの諜報部門が敵かと思いきや、裏にスペクターが!
でもスペクターの偉い人はもったいぶって最後まで登場しません。
巨大なシャム猫を撫でる首から下の映像だけが出てきました。
おそらく次回に続くのでしょう。

舞台
トルコのイスタンブール。そこからオリエント急行?でサブレブまで移動します。途中ベオグラードで停車して、仲間に「ユーゴスラビアの国境を越える時に武器を持ってると検閲で引っかかるから」と相談しているあたりにリアリティーを感じました。

イスタンブールアヤソフィアグランバザール、ガラタ橋、シュレマニエ寺院が登場してましたが、驚いたのが今も昔も全く変わっていない!!むしろ、今のイスタンブールの方が華やかかも。昔はもっと地味だったみたい)


あの頃からロシアとトルコって仲悪かったのね。
今に始まったことじゃないんだ。


えーと、今回から星5つ形式で感想していきたいと思います。


総評
やっぱり第1作品目、「ドクター・ノオ」の圧倒的不思議感には勝らず。
(あっちは舞台も謎の島@ジャマイカっていう設定もよかったのかも)

ただ、最後の最後までどんでん返しの連続、そしてまさかのラスト(家政婦に扮した工作員のおばちゃんがボンドを襲うあたり)は、ヒッチコックの「サイコ」を彷彿させ、非常に裏切られました。


今回のジェームスボンドが、シャーロックホームズみたいに見えました。
ワトソン君みたいなトルコ人の助手がいたせいかな。



ってことで、これエンドロール@サンマルコ広場
ラストシーンはトリエステ経由のベネツィアで終わります。


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公開当時:(こないだ買ったPenに書いてた)
1962年
・人種差別撤廃を求めた「ワシントン大行進」が起こる
ケネディ大統領がダラスで暗殺される