このHPを見ても分かるように、むちゃくちゃかっこいいです。
colette
(ここも今はティーンネイジャー的ブームなのかしらね・・・ここ数年一部はそういう波なのよ)
ただのセレクトショップじゃなくて、カルチャーやアート、個性的なウインドウ、パリの「今」を象徴させるようなエッジの効いた情報発信地なんですね。
それに対して数年前に出来たのが、マレ地区に出来た「merci」。
ここは尖ったコレットよりももう少し柔らかめ。
なんでも環境問題に取り組んでいて?、オーガニックだか環境資金を売上の一部から寄付してるだか、忘れましたけどなんかそういうお店なんです。
つい最近まではありがちなPRですが、そこはパリだけあってセンスが桁違い。
merci
今では知らない者はいないほどの人気店。
訪れた時も入り口にはやまほどのパリジャンがうじゃうじゃしてました。
これ、お店のトレードマーク。
※2010年10月訪問時
訪れた時は消防士(人形です)がいましたが、季節によってかわるみたいです。
この時は火事?がテーマだったんでしょうかね。
消火器が壁にずらりと並び、天井からは真っ赤な火?がぶらさがっています。
消火器の上にあるのはテキスタイルの商品見本。
それはそれは色とりどりのすてきなファブリックがあって、ついつい買いたくなる。
外にはこれまたオシャレなカフェが併設。
完全に観光客は入れない雰囲気をビシバシ感じます!
ここは地元の人の聖域って感じがします。
ネットでみたら、ここ本屋さんも兼ねているみたい。
へえ~。
店内はファッションだけじゃなくインテリアが充実しています。
量産されていない個性的な食器、アンティークの家具、とにかくディスプレイが目からウロコ。
どなた様かの邸宅を訪れているかのような感覚。
タオルや洋服がきれいに整列されているのではなく、かごに雑多にかけてあったり、クローゼットにバラバラにかけてあったり。
コルビジェのアパートの隣家にあるベランダのシャワー同様(あれは衝撃だった)、
ここでもまた教訓。
「自由でいいんだ」
そう、自由でいいんですきっと!
パリの買物はけして物欲目的だけじゃなく、こういうったエッセンスを脳にインプットできることが最大の魅力。高い家具を買って高級なカーテンをつるすだけではダメなんです。たくさんいろんなものを見て知って学んで理解して、何が自分にとって心地がいいかを知ることが本当のセンスなんだと思います。(←偉そうにねぇ、すみませんね)
ちなみに、merciネタ、このブログのどっかでもお伝えしたような記憶があります。
ダブってたらすみません。