正直言ってかなりショックだった。
地震は天災だから避けようがないけど、原発は人災である。国は被災地の人々に行き届くように買い占めはするなと言った。そして今度は水を買い占めるなと言う。大人の判断で冷静に判断してほしいと。だけど勘違いしないで欲しい。水道水が飲めなくなった原因は地震ではなく、原発の災害を食い止めることができなかった事実と、正しい情報を発信しようとしなかった国の責任だ。それを被災地の人々に抱き合わせて国民に我慢しろというなんてどこまで図々しいのだろう。飲料水がなければ生活できないので本当に困るからどうにかしてもらわないと困る。茨城や福島の犠牲者になってしまった野菜農家の人たちも本当に気の毒で仕方がない。しかも南相馬市の住人がまだ残っている事も信じられない。すぐにでも退去しなければならないのは周知の事実なのではないのだろうか。
はっきり言って、国自らががこの地震スパイラルによる大混乱を巻き起こす台風の目になっているのではないのかと強く問いたい。

計画停電は東京23区にも範囲を広げるという発表も、結局お上のいるところは日本の中枢だからという理由で対象外となっている。福島沖の震度5強を越える地震が発生する時も福島第一原発のことについてはどのメディアも一切触れようとしない。東京都の水汚染についてもまるで何事もなかったかのようにふるまっているのが本当に信じられない。私はもう彼らの言う「大丈夫」を聞くのはうんざりだ。
国やマスコミにはそろそろ本当のことを打ち明けてもらいたい。
彼らが国民をだましているのが事実だったとしたら、知られたくない事実を制御しマインドコントロールしているどこぞの国となんらかわりない。この大地震で暖かく協力的だった海外各国はもはやこの原発騒動で日本を見放し始めているのも事実だし、他の先進国はリビアの対応に忙しいからそれどころではない。彼らも日本政府の原発対応の歯切れの悪さに嫌悪を示し、むしろいい迷惑をこうむったと腹を立てているといったところが本音だと思う。
あの原発の黒い煙は、まちがいなく黒い。
今私たちはどうしなくてはならないのか、最善策を国が示して欲しい。