世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

LEDにかえた

灯りがちょうど切れたのでLEDにかえた。

小さいことだけど、これで少しは節電対策に貢献できるかな。





イメージ 1



最近の福島原発のニュースをみて思うこと。

つくづく日本の政治はダメだ。

これだけの大被害と不安を国民に与えているのに彼らは何も感じていない。

彼らの第一優先はいかに国民に事の事態を「バレないようにするか」であり、いかに国民の「安全を確保するか」ではない。それだけならまだしも、必死に風評被害だと言い張る野菜農家の人たちをうまく利用して原発の危険性を少しでも「大丈夫だ」と国民に思い込ませるメディア作戦だ。それがいかにあさましいか、私たちは絶対にだまされてはいけない。

3.11の大地震後、3日後に日本在住の外人たちはみんな国外かあるいは西日本に逃げた。しかも密かに周囲では「福島原発は本気でやばいらしい」という黒いウワサがあったけど、私は当時それを大げさだと思ったし、逃げたところでもうどうしようもないと思っていた。だけど今になってメルトダウンしていました、という完全にバカにした説明は当時の黒いウワサを決定的に裏付けることとなり、風評被害は単なるデマではないことを日本政府と東電が自ら立証したことになる。一ヶ月前に福島原発の危険レベルが最高値のレベル6に達した時点でもはや最悪のシナリオになっているはずなのに、政府も専門家もまだ「大丈夫」と嘘をつき続け、大量の汚染水と放射性物質を含んだ水蒸気は今も絶えず流れ続け、福島市内に住む友人は窓も開けられないし洗濯も外に干せない、誰も政府の発表なんか信じていないと言っている。目に見えない放射性物質がどこまで汚染されているかなんて、私たちには分かり得ない。その中で風評被害だと一方的に決めつける事も危険ではないかと思う。農家の人たちには気の毒だと思うけど、安全性という点では用心深くならざるをえないのも本音である。


最近私なんかは少し疲れてしまってそういう危機管理を今後どうたどっていけばいいのか考えるのも面倒くさい。特に被災地の人はそうなんじゃないかな。この連休にたくさんのボランティアが被災地を訪れたけど、半分物見見物さながらやってきてはところ構わず写真を撮り、ネットやメールに画像を載せては「すごいでしょ」とおしゃべりしながら帰っていく野次馬もたくさんいたそうである。
国に期待しても無駄だし、ただこれを受け止めていくしかないのだろうかという半ば投げやりな気持ちがあるのも事実だ。

私が今やることは、精一杯働き、次くるかもしれない地震に備えて非常袋を常に確認し、狼狽しないよう避難路などの情報をちゃんと覚えておく事。スカイプ緊急地震速報(最近地震が起こっても全く反応しなくなったなぁ)、災害用掲示板のアプリはもう携帯に入れて不測の事態にも備えたし、あとは被災した知人友人のために応援し続ける事、常にいろんな情報をアップデートしておくこと。
「身の丈にあったボランティアを」していくことが私のやるべきことだと思っている。
※今年の夏は仙台に旅行に行く予定。経済効果に少しでも貢献したいと言ったら仙台の友人に、どんだけの大金持ってくるつもりなんだと笑われた。確かに(笑)・・。




また、浜岡原発が停止したことで地元住民の方々の反対意見がおよそ半数を占めたことは正直驚いた。
毎日これだけ福島の人々の報道を目にし、地震の被災地の復興を国民みんなが応援していると言いながらも浜岡原発が停止したら経済に影響を示すと懸念の声があがっているということは、結局なんだかんだ言って対岸の火事程度にしか感じていないという事だ。命と経済を天秤にかけて経済を取るとは見上げた根性だなと思った。

正直に言うと、これは前から思ってることだけど、いつも通りの生活をしようとか地震の後遺症から抜け出して普通に暮らさないといけない、と被災地以外の人々は震災後からずっと言い続けてきたけど、それとこの大災害の現実を忘れることとは違う。この悲しみや苦難はまだ心の中に生きていていろんなことをいろんな人が考えていると思う。だけどもしそれが日々の生活と一緒に忘れ去られてしまったら、なんだかそれはものすごい絶望的な気持ちになる。それこそ、この地震原発が起こした第三被害「心の乖離」になりかねない。これも豊かな日本社会がもたらした心のギャップなのか。そうだとしたら国だけじゃなくて国民性すらも大きな問題になってくる。私は今この事について大いに警鐘を鳴らしたい。本当の復興とは、モノだけじゃない。今後はココロのボランティアが社会的に大きなキーになる。だってどうやってあの悲劇を忘れる事ができるのだろうか。少なくとも浜岡原発のアンケートで反対を唱えた人たちは間違いなく何も感じていないという事だ。ついでに言わせてもらうと、今、浜岡原発を停止すると政府が発表したという事は、必ず黒い裏があることも忘れてはならない。


東北では今、6月に大きな地震が起こるというウワサが立っているそう。
東京は金曜日から今日にかけて結構大きな揺れが何度も起きた。
まだまだ油断はできない。