世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

夢をかなえるゾウ

私が師と仰ぐ御大が貸して下さった本。



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夢をかなえるゾウ/水野敬也


これ、去年かなりブームになってましたよね。
うだつのあがらない青年のもとに、どらえもんの如く突然ガネーシャが訪れて成功するまでの秘訣を伝授していくといった物語になっています。

まとめを羅列しておきます。
これさえクリアすればあなたもバラ色人生!!?



・靴をみがく

・コンビニでお釣りを募金する

・食事を腹八分目におさえる

・人が欲しがっているものを先取りする

・会った人を笑わせる

・トイレ掃除をする

・まっすぐ帰宅する

・その日頑張れた自分をほめる

・一日何かをやめてみる

・決めたことを続けるための環境を作る

・毎朝、全身鏡を見て身なりを整える

・自分が一番得意なことを人に聞く

・自分の苦手なことを人に聞く

・夢を楽しく想像する

・運が良いと口に出して言う

・ただでもらう

・明日の準備をする

・身近にいる一番大切な人を喜ばせる

・誰か一人のいいところを見つけてほめる

・人の長所を盗む

・求人情報をみる

・お参りにいく

・人気店に入り、人気の理由を観察する

・プレゼントをして驚かせる

・やらずに後悔していることを今日から始める

・サービスとして夢を語る

・人の成功をサポートする

・応募する

・毎日感謝する



結構ありますね・・・。
でもどれも本当は基本的なことなんです。
それを無意識にやれているかどうかは本人次第です。

読んでいて一つ「ふむふむ」と思った一節を紹介します。



例えば、はじめて山登りをしようとしている二人がいる。いざ登ろうとしたら雨が降り出した。二人は雨具を持っていなかった。一人はこう思った。『天気予報では晴れだったのに今日に限って雨が降るなんて運が悪いなぁ。』もう一人はこう思った。『そうか、山の天気は変わりやすいから今度からは雨具を用意してこよう。』

前者と後者の違いは明らかである。
雨が降る、といった自然の法則を無視した自己流の解釈で勝手に運が悪いと思っている。対して後者はその法則に反することなく、むしろその自然あるいは世界の法則に従った考え方をしている。
「すべての責任は自分にある」
他人が起こす出来事、身の周りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生している。だとすると自分が望む結果を出すには自分を変えるしかない。その法則と自分のズレを矯正していくことが成長である。




深い。ちょっと目からウロコでした。これはいろんなことに応用できる教訓だと思います。



ちなみに私はよく「縁がなかった」という言葉を好んで使います。

お目当ての靴を買いに行ったら昨日で完売していた、とか
とても好きだったけどフラれてしまった、とか
どうしても行きたい場所だったけれどうまくたどり着けなかった、とか。

そういう時に使います。
嫌な後味もなくサッパリとあきらめがつきます。


ついで言うと、夢はある方がいいに決まってます。

だけど、無理に立派な目標を作る必要もありません。

「生き方は自分が思っているよりもっと自由である」という言葉が出てきてちょっとホッとしました。