2020年12月にお忍びでGOTOしてきた話、箱根編です。
季節は紅葉終わりかけの初冬。
古い記事ですみませんが、よろしくお願いします。
お得なのかお得じゃないのかいつもよくわからない「箱根フリーパス」を買って出かけます。
しかもこの時は「ミュージアムフリーパス」と言って、6箇所の美術館を二日で巡れば3,600円というものがありました。これは大変お得なので、今回は美術館巡りの一泊二日旅行に決定です。本当はレンタカーでも借りてドライブしたかったのですが、お天気がイマイチそうだったしやめました。
平日の金曜日、有休とって朝5時起床。
クリスマスカードをどうしてもこの日に送らないと間に合わないと焦り、早く起きて早く出かけて新宿郵便局(朝早くから開いてる)へ。朝から大変疲れました。
そのまま新宿から小田急線に乗ってちんたら電車旅。
箱根湯本駅に着くともう旅情を誘う。
そのまま箱根登山電車に乗り換えます。
さて、まず最初のお目当は宮ノ下で降りて渡邊ベーカリーでビーフシチューパンを食べに。
朝食がわりです。
有名なんですね、知らなかった。
箱根登山電車もフリーパスなので乗りまくりです。
電車からの風景。
宮ノ下駅でいったん降ります。
箱根駅伝で走るところ。
宮ノ下といえば富士屋ホテル。
富士屋ホテルっていつできたんだろうと調べてみたら、1878年(明治11年)ですって。
2020年にグランドオープンしたばかりというから、ここも東京五輪に向けて改装してたんですね。
コロナウィルスが憎いです。
なんか怖い。オーバールックホテルみたい。
ここでランチするのいつも憧れるのですが、実現したことがありません。
なぜかというと、どこか堅苦しいというか気軽にはいけない格式の高さを感じるからです。
箱根に行く時って大体カジュアルスタイルじゃないですか。
そんな格好で行けないんですよね。
(実際メインダイニングにはドレスコードあり)
パンを買おうかと立ち寄りましたがやめました。
売店そばの屏風みたいな壁が美しかったです。
出ます。
渡邊ベーカリー。
この日の朝、けっこう冷えたので熱々のビーフシチューとコーヒーがありがたかったです。
もう一つの名物、梅干しパンはちょっと、、、試す勇気ないです。
https://tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14003548/
いつもは混んでるみたいなのですが、コロナの影響でガラッガラ。
おかげでゆっくり朝食ができました。
(が、この後女子旅チーム4名の若者がやってきたので席を譲ってお店を出ました)
衝撃だったのが渡邊ベーカリー別館(本館?)のこの建物。
バウハウスそのものじゃないですか。
やっぱり西洋の文化が日本に与えた影響は大きいんだよね、と感慨深い。
ということで宮ノ下を後にし、再び登山鉄道に乗って強羅。
そのままケーブルカーに乗り継いでもっと上へ。
この辺りは旅情を誘うのですが、写真は一枚もありませんでした。
すみません。
いつも?は長蛇の列、ゴンドラも待ち時間ゼロ。
密にならないよう、窓も少し開いてました。
今日はよく見えます。
大涌谷に到着です。
なんで大涌谷に来たかというと、フリーパスがもったいないからです。
しみったれた理由で。。
でも観光気分を味わえるし、楽しいです。
なんか、すごい迫力。食べる気失せる。
ちなみに黒たまご、一度も食べたことがありません。
このおみくじ、かわいいです。
一つ買ってくればよかった。
マイネームはしに目が釘付け。「プ〜スケ」のゆるさに笑い。
仲良し友達の名前を探してお土産がわりに画像を送るが、肝心の自分の名前がない。
ごく当たり前の名前なんだけど、謎。
封鎖されてたけど、行ってみたかった。
ではまたゴンドラに乗って戻ります。
あ、そうそう。ゴンドラの駅に新しい足湯の施設ができていました。
これ、座っている人たちの足元は足湯です。
2020年に早雲山駅に完成した新しい施設。
休憩所、お土産店、カフェなどがあります。雲をイメージした綿菓子がかなりインスタ映えするので若い子はみんな買って食べていました。私はここでしか買えないお土産をいくつか買いました。
おそらくここもオリンピック需要。
箱根はきっと大々的にキャンペーン打つ予定だったのかもしれません。
ちなみに足湯、苦手です。
強羅まで戻ってお昼ご飯はこれ。
豆腐カツサンド。うまし!!
お豆腐ふわふわ、パンに挟まれたあとでも衣がカリカリしてるのいいですよね。
ソースが何気に名脇役です。
豆腐カツはこちらのお店できちんとした定食を食べれますが、いつも長蛇の列。
よって、軽く済ませたい方はすぐそばにある軽食コーナーでこの豆腐カツサンドをご賞味できます。
さて、腹ごしらえをしてから再び強羅から下ります。
大好きなロダンの彫刻がお出迎え。
ピカソ館のコレクションは多分この美術館ご自慢の一つなんだと思う。
館内にはピカソの描いた絵皿などがズラリと並んでいますが、先日なにかのコラムで誰かが「ピカソは野心家で、売れると思えばとにかくなんでもやる嫌な奴だった」と言っているのを読みました。同じ時代のアーティスト(誰だったのか名前は忘れた)の話です。
本当かどうかはわかりませんが、確かに山のような作品を残しているのは事実で、お小遣い稼ぎとして絵皿を死ぬほど描いてバラまいたのはあながち嘘でもなさそうな気がします。その頃にはピカソさんはすでに巨匠でしたから、名がつくものは片っ端から売れたのでしょう。
日暮れて来ました。
何より心打たれたのは、これ。
かっこええのう。
まるで宇宙船みたいだ。
ということで、バスを乗り継ぎホテルに向かいます。
ホテルは仙石原エリア。
いや〜、ここのホテル最高で次回もリピートしたいくらいでした。
ご飯も美味しいし温泉もまあまあ(ちょっとぬるい)で、何よりお部屋の広さがちょうどよく景色も良く、かなりのんびりできました。
チェックインしたあとで、やらねばならぬことをチャキチャキやってるうちに、あっという間に夜中になってしまい、もっとのんびりホテルを満喫するには午後4時にはチェックインするべきかもと思いました。
(この日は午後5時30分頃にチェックインしましたが、それでも時間が足りなかった)
翌朝、あいにくの雨。
お部屋はこれ。
めちゃくちゃ気に入りました。
写真じゃよくわからないけど正方形の間取りで使いやすかった。また泊まりたい。
コロナの時期だったので、駐車場に止まっていた車はほとんど関東圏。
やっぱりみんな近場で自粛中ってことなんですよね。
では、今日も美術館巡りです。
ラリック美術館。
ラリックさんはフランスの芸術家で、ガラス作品が有名です。オリエントエクスプレスの内装の一部も彼の作品だし、ガラス工芸について右に出るものなし。香水瓶なんかはとてもシャレています(ちょっとご年配好みかも)。しかしなぜ箱根に!?
というのが前からの疑問で、今回やっと足を踏み入れることができました。
ここはどちらというとカフェの方が流行っていて、コンセプトが全く異なるお土産やさんが別館にあったりと、ラリック世界観とはかけ離れ過ぎて残念な結果となっています。
星の王子様ミュージアム
ポーラ美術館
を、それぞれはしご。
この日、午前中はすごい霧。周囲何も見えません。
ポーラ美術館の周辺をお散歩しようかと思っていましたがやめました。
このあと再びゴンドラ経由で芦ノ湖。
山の上は霧が晴れて快晴でしたが、今日は富士山、見えず。
なぜか必ず写真を撮ってしまう海賊船。
お天気悪くて残念と思ったけど、こうやってみると幻想的ですね。
最後のミッション、成川美術館。
日本画メインのシックな美術館ですが、何気にここが一番まっとうな美術館かもしれません。
(もちろんポーラ美術館もまっとうですが)
日本画って全く興味もなかったのに、ここの展示品があまりにもキレイですっかり見入ってしまいました。
箱根の美術館はお子様から大人まで万人受けできるよう工夫がされていて、アートというよりはショッピングセンターまたは小規模なアミューズメントパーク化している中で、成川美術館は明らかに一線を引いています。初めて入ったけど、門構えも立派だしすっかり気に入りました。いまの季節はとてもきれいかと思います。
ミッションコンプリートしたので、記念にマスキングテープもらいました。
別にこれが欲しくてまわったわけではないのですけど。
二日目のお昼ご飯はなんと抜き!
ホテルのお夕飯と朝食でお腹いっぱい。あったかい紅茶を携帯ポットに入れて持ち歩き(最近お散歩の時もこのパターンにめちゃくちゃハマっています)、疲れた時に飲むと疲労も吹っ飛ぶ。また、お腹が軽く空いてきたら少し甘いものを食べるだけでだいぶ力がつく。
この「お茶と甘いもの少し」の組み合わせがお散歩にはもってこいなのであります。
最後は箱根港にあるパン屋さんで夕方ちょっとパン食べて終わり。
あんまり食欲がない時は無理して食べないようにしています。
そもそも箱根で一体何を食べればいいっていうの?という疑問はいまだに解決せず。
でも箱根っていつ行っても楽しい!
今年も同じホテルに泊まってのんびりしようかなと思ってます。
今度は車借りて音楽ガンガンで周辺ドライブしたいです。
ということで、大した盛り上がりもないネタですみませんが、
GOTO利用したので、ミュージアムフリーパスは全額無料、ホテルも一泊二日二食付きで11,600円でした。
箱根フリーパスは二日間で5,000円くらいだったかな。
先日いつもの女子会メンバーと久しぶりにLINEで話していたら、そのうちの一人が「箱根におもしろそうなホテルがあるから行ってみたい」といいみんなでチェックしたら、その名もbar hotel。ラストオーダーも最終電車もない、ちょっと箱根まで飲みに行こうかがコンセプトとのことでサイト見たけど正直ちょっとエロいです。
ということで、箱根の旅は終わり。
今はコロナ第4波でなかなか旅行もいけませんし海外もしばらく無理だと思うので、体力落ちないように相変わらず都内を練り歩いて足腰鍛えておきたいと思います。
今年に入ってだいぶ体力復活してきたから、今だったらパリ市内を練り歩く自信大アリ。