世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ポンピドゥーセンター傑作展

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夏の美術館巡り第三弾は、ポンピドゥーセンター傑作展。


一ヶ月くらい前かな、海にいく週末が悪天候でボツになったのでこちらへ行ってきました。雨の日は特に美術館日和ですしね。



ポンピドゥーセンターはご存知の通りパリにある現代アートコレクションの美術館。
どこを歩いても絵になるパリの街に突然異質な建築がドーンと目の前に広がる。街全体が歴史を保存しながらも、世界の先端をいこうとする潔さがパリの好きな理由の一つなんですが、この美術館も本当にいいんですよね。片意地張りすぎていなくて抜け感があるというか、モダンアートコレクションにふさわしい堂々とした風格があります。実際にパリに行かれた際は、絵が興味なくてもぜひ屋上からのパリの景色だけでも堪能して頂きたい。モンマルトルの方にそびえるサクレクール寺院が実に美しいです。



で、今回の展覧会はそんなポンピドゥーが所蔵している画家の作品を年代ごとに一人ずつピックアップして紹介するという、なんとも興味深い試みでした。

冒頭の写真にあるアンリ・マティスは1900年代以降の作品なのでポンピドゥー所蔵です。マティスの原画は日本では滅多にみれないので、これ目当てに行ったと言っても過言じゃないかも。有名どころだと、あとはシャガールピカソ、懐かしのマリー・ローランサンなどが展示されていました。






全体的にはディスプレイや解説が丁寧でとてもよかったし、オリジナルグッズもかっこよかった。あの広い東京都美術館を大胆に間仕切って見やすい動線作りもしていました。一方で、正直かなり物足りなかったなあといった印象が拭いきれない。一年一作品だから約70作品しかないのです。この規模の展覧会で70作品は圧倒的に少なすぎ。同じ年代に誰と誰がフューチャーされたのかとか、他にどんな作品が生まれたのかなど、そういった比較モノがあるとよかったと思いました。








帰り、上野まで一人で行った時は必ずと言っていいほど立ち寄るコスパのいいお寿司屋さんがあるのですが、この数日前に別件でお寿司を頂き、そのあと気分が悪くなって数日ずっと不快のまま食欲不振が続き体調がよくなかったので今回はおとなしく家に帰りました。





<おまけ>
東京都美術館に必ずといっていいほどある記念スタンプ。
全く興味ないしこれを持ち帰ってどうするんだ?と思っているのについ押してしまう反射神経。なんなんだろうか。(事実過去にも何度か押した)


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次は来月始まるゴーギャンゴッホ展です!
もう前売買いました。