世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

プラハ最終章~旅の意味~

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散策しているとふいに現れる時計台


プラハは一週間滞在しましたが、スリにバックを狙われる事もなく、
カフェでボラれる事もなく夜道で怖い思いをする事もなく、非常に安心した滞在を送る事ができました。
こういう点ではヨーロパナイズされていない都市でした。
つまり、遠くは中東からの移民が少ないってことですね。
当然泥棒や治安の悪化はそこからつながりますから。

プラハは2年前に訪れた、これが最近の旅です。
プラハに着いた時は他の町にも行ってみようと当然思っていました。
ただ到着した時はちょっとお疲れモードだったのも否めません。

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毎日歩いたカレル橋から旧市街を望む。遠くに見えるのは王宮


プラハに着いた時、何となくホッとしたのか、歩き回る気力がなくなり、
いつもの閃きも出てこなかったので、遠くに足を伸ばす事をやめ、
毎日のんびりと町を散策し
疲れたらカフェで休憩し
カレル橋を歩いて遠くの景色を眺めたりしていました。
ミュシャの美術館すら行く気になれなかった)

夜はホテルのベットの上で旅日記を書き、洗濯をして、
持参していたポータブルCDプレイヤーで音楽を聴きながら寝ました。

これまでたくさん旅をしてきたけれど、私は本当に思いつきで行動しています。
もちろん旅をする前は「ここが見たい」「ここに行きたい」という目標はありますが、
それにどんどん肉付けされていくので、私の旅は結構ハードです。
でもプラハではそういう事が全くなかった。
ある意味、稀な場所でした。



旅の中でいろいろ歩いて行くと、そのいろんな光景の中に突如、
自分の心をフワリと、一瞬だけ通り抜ける風が吹いたりします。

その瞬間が、私にとっての旅の醍醐味だったりするのかもしれない。


ヒントはいつも小さいところに隠れています。
注意しなければ、または運が悪ければ、そういうものはついつい見落としてしまいそうなほど
小さいところに、です。


「あ」と思ったら即座に持っていたチケットの裏とかレシートの裏とか、買った葉書にしたためて、後で読み返した時にまたあの残像が戻るようにしっかりと書き留めておいています。
そしてそれはあえて写真には撮らないようにしています。
本当に心を動かされた瞬間を、大切に心で覚えておきたいからです。

気が向いたらいつかその旅日記を公開しますね。(この旅日記、結構笑えたりもするので)


6泊7日のプラハの夜空は、意外と小さくてキリリと冷たく、
地上の喧騒などそしらぬ顔で私達を見下ろしているような感じがしました。

(追伸)どこまでも自由行動をし、夜に集まり今日の出来事を語る。そんな自由人の達人に感謝!!