世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

Neukolln/ ノイケルン


クロイツベルグを歩いたら次はノイケルンというエリアへ。

ここは外国人が多く住み治安もあまり良くないと言われているそうなのですが、私の知人が2年間暮らした思い出の場所で非常にいいところだったと言うので行ってみました。その知人がたくさんのバーやカフェのリストをくれたのですが、このお散歩のあたりからもう疲労困憊し始めており、全てをチェックしたり網羅する気力がなくなっており、最後はバスで駅まで帰るという反則技もしてしまったため、せっかく行ったのに本当の魅力をお伝えできないということは前段でお伝えしておきます。



イメージ 1




雰囲気が、MitteやKreuzberg、Prenzlauer Berg(今まで行ったところです)と「全然」違いました。理由はトルコ人が多いことです。


イメージ 2



駅前の大きな交差点。


イメージ 3



KARSTADTという、ベルリンに何店舗もある便利なスーパー兼デパート。駅と直結していて、おかげで外に出た時に地図を読み解けず、地理をつかむのにちょっと苦戦しました。


イメージ 4




こういう多国籍で一見怪しげな地域は全然嫌いじゃないです。だって、ローマのテルミニ界隈がホームと言っても過言じゃなかった時代もあるのですから(全然自慢にならない)。



イメージ 5



多分こういうところに行けば行くほど馴染む自分がいるような気がする(全然自慢にならない)。



ここからメイン通りを歩きます。






イメージ 6



果物屋が安いのもおそらくノイケルンの物価に合わせてるんだと思います。


イメージ 7




こういう雑なディスプレイもなんか土地の雰囲気を表してるような気がする。



イメージ 8




でも本当はおしゃれなバーやカフェやレストランがたくさん増えてきた若者に人気のエリアと言われているノイケルン。




イメージ 9



もう疲れてきてそんなおしゃれなお店を見つける気力がありません。




イメージ 10




一日中そぞろ歩きもだいぶ疲れてきたので、真剣にどっかで休憩したいです。


というわけで入ったカフェがここ。




イメージ 11



かわいいです。

犬もオーケーです。



イメージ 12




ここでベルリンに来て初めてのカプチーノを飲みました。


イメージ 13



おいしい。
おいしいです。
濃くて。


ここでだいぶゆっくり過ごしました。
ガイドブックを読んで次のプランを練っていたら、浮浪者のおばあさんがふらりと入ってきて、そのままトイレに行き、しばらく出てきません。お店の人はその時奥に入ってていなかったのでバレていません。

だいぶ経ってからおばあさんが出てきてお店の人も気づいたのですが、咎めることもせず、おばあさんも何も言わずに出て行きました。もしかしたら親切でトイレを使わせているのかもしれません。ホームレスにも種類があるのかも。









カフェを出て再び歩き始めます。

そうしたら運河に出ました。



イメージ 14




運河沿いに地元の人がピクニックをしていました。



イメージ 15



こういう時間の使い方が本当に好きです。
お天気がいいから飲み物と簡単な食べ物を持って、近くの運河に行ってとりとめもなくおしゃべりをしたり時間を過ごすのです。


東京の今住んでいるところのそばにも川がありますし、ベンチもあります。
でもちょっと落ち着かないんですよね。
ノイケルンのような運河沿いとは全然違います。
残念。


イメージ 16




逆に、こういうところに暮らすヨーロッパの人が東京に暮らしにきたら違和感感じないのだろうか。自然溢れる落ち着いた環境が少ないから息苦しくならないのだろうか。




イメージ 17



運河沿いは自転車小僧もいればランニングする人もいるし、犬の散歩をする人もいて、幸せな風景そのものでした。写真にはあんまり写ってないけどたくさんの人が夕暮れのひと時を過ごしに外に出てきて、おもいおもいの時間を満喫しているようでした。




イメージ 18





ここでもう限界に達し、歩いて駅まで行くのが嫌だからバスに乗りました。




以上、ノイケルン。

中途半端な滞在で本当に役立たずな情報源です。
どうぞパスしてください。



ベルリンの街は(メインどころの観光地を除き)特になにかがあるわけではなくて、地元の人が住んで生活しているエリアをただひたすら歩くという感じです。でも小さな商店やカフェやバーがあって、それぞれ自由に商売しているような印象でした。パリやロンドン、バルセロナやローマみたいな派手さは一切ありません。多分そのイメージは写真からもなんとなく伝わるのではないかと思います。そのような派手さがない分、独自のライフスタイルを日々過ごしているといった爽やかな印象がありました。おそらくこうやって旅をしながら歩くよりも、実際に住んでみたほうがベルリンはもっと楽しさが倍増していくような気がします。きっとそうだと思います。


ということで、このあとMitteに戻ります。