ジムトンプソンの家を出て大通りとは反対側の運河沿いを歩いてみる。
水上タクシーならぬ水上ボートがバス代わり。
あれに乗ってみたかったけど仕組みがよくわからず断念。
運河沿いにはたまにお店が並んでます。
運河といってもあまり衛生的な雰囲気はないのですが、それでも開放感はあります。
大通りに抜ける途中に屋台が密集。
隠れ家的な雰囲気があって気持ちが動くのですが、ねずみちゃんの温床になりそうな感じもしますね。
それにしてもすごい食文化だなあと思います。
イスタンブールやメキシコシティにも似た、懐かしい愛着のある風景。
そんな活気溢れるバンコクの台所を通り過ぎます。
ひとたび大通りに出るとこんな大都会。
バンコクの繁華街その1:サイアム
旅の傾向。
「あなたはシティ派?それとも田舎派?」
ここまできて言うのもなんですが、私は田舎派です。
もちろん大都会が嫌いだと言うわけじゃありません。便利だし楽だし楽しいです。
でも国としての特徴みたいなのがあるともっと楽しいかも。
イスタンブールだったらスルタンの栄華の名残があちらこちらにあったり、メキシコシティやパリ、ロンドン、ローマ(!)もみんな昔の名残があちらこちらに点在していて古きものをいまも引き継ぐ伝統があるけれど、アジアというのはどうしてこうも再開発で街を消滅させてしまうのでしょうね。もちろん古くてどうしようもないものは仕方ありませんが、バンコクの町並みをこうやってみると「写真だけ見たら東京と言われても見分けがつかんげね」と言いたくなります。
グッゲンハイム?ではありません。
そんな都会の喧騒に少し疲れながら街歩きは続きます。
引退した外国人が好んでバンコクに住む理由が私にはわからない。のだけど、物価が安くて天候が良くて不便が意外とない、という意味ではいいのかも。とにかく外国人も多いです。
現地のお土産を買うならここ!というガイドブックの売り込みにつられて来てみたものの、何も買うものがない。30年前に作って売れ残ったお土産を安く仕入れて売ってるようなお店ばっかり。
あれ。あのスイカのTシャツ。私がメキシコシティで買ったさくらんぼのTシャツに似てる。こんな風にディスプレイされるとダサい率100パーセントまであがりますね。
これ!!
これですよ!!!
バンコクを歩く西洋人がこぞって履いている象のブカブカパンツ!!!どうして。。。
これはよくわからないクレープみたいなおかず。見た目はきれいだけど一体何物なのか不明。
虫が苦手な人、高速スクロールしてください。
きっも!!!
先日テレビで乾燥した昆虫を食べてる人がいました。スーパーフードとかいう命名で近頃ネットで売っているのだとか。まるでドライフルーツのパッケージみたいにフレンドリーなデザインですが中に入っているのは死んだ昆虫です。タランチュラのミイラ(原型のまんまなんでミイラです)を食べる姿は恐怖そのものですが、感想は「カサカサしている」でした(笑ふつうだな)。きっと身がないのでしょうね。
退屈なデパートでした。出て、マンゴーのお店に向かいます。
原宿みたいな街、と本に書いてあったけどほんとそのとおり。
普通。
普通。
サイアムはショッピングセンターがいくつもあるんですが、なんで外人ってショッピングセンターが好きなんでしょうね。私はもうヘトヘトで入る気力もありません。
TOKYO 2020 もコロナの影響でどうなるんだか。その頃には収束してると思うけど。
結局お金を消費することに楽しみを得る、という暗示をかけられちゃうのですね。
オープンテラスのカフェはナイス。
でる。
サイアムの界隈はショッピングセンターばかりで少し退屈です。
時々こういう屋台街もあります。
確か記憶ではこの後どこかのショッピングセンターのベンチで少し目を閉じて寝たような。
疲れちゃって。
そして記憶ではこの後ホテルに帰って少しやすみました。
そして夕方になり、お土産の民芸品を目指して再度出かけたのですが、そこは日本人向けのデパートでした。しかもオールフロアほぼゴルフグッズ!駐在員のおじさま目当てなんですね。
しかも一歩外を出るとこれまた日本の居酒屋街。
バンコクって日本人が本当にたくさん住んでいたんだなあとしみじみ実感しました。
頑張ったんですね、日本人。
感涙です。
結局お土産は一切見つからずただ疲れて再び歩く。
パットポンナイトバザールだって。ここにあるかなお土産。
だめだ。
欲しいものが全然ない。
ホテルに帰る前にご飯食べなくちゃ。
ということで屋台街へ。
いい感じ。
いい感じです。
そうだ。カオマンガイ食べようと思ってたの思い出した。
絶品!!!!
(食べ物については別途特集します)
通りで地元の人が山ほどいたわけだ。屋台はシンプルにそういうところが狙い目ですね。
こんな美味しいカオマンガイ食べたことがない。
この日一日の不発を一気に吹き飛ばす味がとても嬉しい。
よし、(もう夜だけど)やっと調子が出て来たのでこのまま近頃できたというナイトマーケットに出かけちゃおう。
地下鉄乗る。結構遠い。地下鉄降りる。船着場でナイトマーケット行きの船を待つ。乗る。目の前のC国人の永遠に続くモデルクラブばりの写真撮影大会にドン引く。
あそこが最近できたナイトマーケット。
行ってみたら単にアウトレットモールみたいな感じ。。。。
だめだ。。。
どう過ごしていいのか全くわからない。。。
もう帰る!
(滞在時間30分)
さようならあ〜
このあともヘットヘトに疲れてホテルへ帰りました。