世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

額縁やさん




この界隈に来たら必ず何か食べて帰らないと気が済まない。

行きつけのお寿司やさんはなくなってしまったので今日は天丼。



イメージ 1










イメージ 2





食べログにも書いてあったけど、まったくそのとおり。



胃もたれマックス」















その足で本来の目的である額縁を買いに行きました。いつもはハンズで買うんですけど今回は本格的な額縁屋さんでプロのアドバイスのもと選びたいと思ったのです。


さぞかし学術的な気難しい店主がいるかと思いきや、登場したのはおじいちゃんとおばちゃん。とてもフレンドリーなお二人だったのですが、おばちゃんとんでもないセンスのフレームを勧めてくるし、なんだか真剣そうな二人の男性がお金の話をしにやってきてただ事ならぬ雰囲気だし(町内会費の話かも)、ふらりと入ってきた尋ね人「すいません、外神田4丁目はどこですか」との質問に「知らないここは5丁目」と無愛想に対応したあと、「アタシイケメンじゃないと冷たいの」とのこと。


パリはヴァンヴの蚤の市で昔15ユーロで買ったエッチング、ちょっとアンティークっぽいフレームがあったので即決で決めたらお店側でフレームに入れてくれるとのこと。助かる、そういうのがあるからわざわざ専門店に来たの。するとおばちゃん、大胆に余白の無駄な部分を鋭いカッターで切り始め「アタシはプロだから大丈夫」といいつつ、切り込みがどんどんずれて斜めになっていく~、、おばちゃん曲がってる。「ちっちゃいことは気にしないの。なんでもいい思い出になるのよ」


ま、確かにね。
あながち間違いではない。
だけど一応ちゃんとやりたいよね!



お買い物はそろそろこの辺にしておこう。
これまで海外で買い集めた(集めたわけじゃないけど自然にたまった)ポスターコレクションだし、ほかのやつは慎重に他のところで選ぼうと、とりあえず普段づかいの無難なものを選んでカードでお会計しようとしたら現金のみ。「近くに郵便局あるわよ!」とのことでしたけど現金でお支払いしたら頼んでないのに丁寧に領収証を作成し始める。お品代のところに細かく一つ一つ商品名を記入しながらもおばちゃんとにかく気が散って仕方がない。今度は唐突にいきなり恋愛談義が始まり「男はね、冷たい振りをした方が寄ってくるのよ」とベテランのアドバイスを受けながらもそんな調子でずっとしゃべってるから領収証にハンコさかさまに押して大騒ぎ。しかも店主のおじいさんからはなぜかずっと「奥さん」と呼ばれて最後まで戸惑いながらもお店をでました。






夜の大御所の飲み会の話までしようかと思ったけど、もういいや。







これ、おばちゃんとの共同作品。





イメージ 3






この小さな額縁の裏にそんなエピソードが入っているとは誰も知る由がないのです。


このブログの読者以外は。



(フレームは本物の金箔だと言ってましたがどう考えても違うと思います)












そんな感じで大騒動だったので、ポスターケースの蓋を忘れてきてしまいました。
電話したら見つかったとのことだったのでいつか取りに行かねばなりません。

覚えててくれるといいけど。