そういえばメキシコペソってどこで両替すべきだろうか。
ましてやホテルのチェックインが夜遅かったら銀行も両替所も閉まってるし、深夜に一人でATMに行く勇気もない。ホテルでやってくれればいいけど、そこはニューヨークやパリやロンドンではなくて、メキシコのオアハカだよ?無理じゃね?
ということで出発前の成田空港の両替所に行き、「すみません、メキシコペソって現地とここではどっちがレートいいんでしょうか」と不躾に聞いてみたら、そんなことは答えられないと一蹴される。
だけど到着してから現金探しにウロウロするのはあまり賢い選択ではないと判断し一万円(二万だったかも)を成田で両替した。その時の窓口の女性がニンマリ笑ったのを私は見逃さない。やばい。相当損したんだな、って気づいたのだけどこれがのちに命拾いとなったことをここで断言したいと思います。
ホテルは一泊だけだったので寝るだけだからなんでもいいけど町の中心に近いところ、そして夜に次の町へと移動するバスターミナルまで歩いて行けるところで絞る。とにかく時間がないのでフットワーク重視で行きたい。
さて、無事チェックインしたらフロントのメキシコ人が言う。
「お客さん、現金払いでお願いします」
そういえば確かにBooking.comで予約する時に「私共は現金のみ扱っております」としつこく書いてあったのを思い出した。
現金。。。といえば。
成田空港!レートが悪かったみたいだけど事前準備のおかげでもめずに済んでホッとする。
おかげで問題なく現金で支払いを終えて鍵を預かる。
なんとなくふと気になって領収書も書いてもらった。
これも後でもめないように。
案内されたお部屋はフロントに一番近い一階の安心な角部屋。
私はここで荷物を放り投げ、心の中で何度も何度も万歳三唱を繰り返し、キューバからやっと普通の下界に来たことを心から安堵し喜びを噛み締め、なんでもないようなことが幸せだったと思いまくったのだった。
ベットが三つだろうがなんだろうが構わない。普通に灯りがついているだけで泣きたくなるほど感動する。あの時の開放感はちょっと今でも忘れがたい。ああ、なんだかモロッコを縦断してやっとカサブランカに着いた時の安堵感とかなりかぶる。
まずはすぐにWiFiにつないでやっと日本との交信をして安否確認をし、シャワーを浴びて歯ブラシをした時に気づく。
「やばい。水道水で歯磨きしてしまった。。。。」
そしてどのガイドブックにもあるようにすぐお腹を壊し、やはりここでもワカ末先生のお世話になるのだった。
翌朝起きてチェックアウト。荷物は夜まで預かってもらう。よろしくねー。
Hotel MAELA
597 MXN=約2,800円(一泊)朝食なしシングル
https://www.booking.com/hotel/mx/maela.ja.html
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️
ソカロに近い
清潔で安い
周辺の治安がいい
長距離バスターミナルまで徒歩15分くらい(バックパッカーなら余裕で歩ける範囲)
<注意事項1>
チェックインが深夜になるとレセプションが閉まるので、夜にオアハカに着く人はホテルといろいろ交渉が必要。私も初めはその予定だったのだけど、パンのおばちゃまがホテルまで送ってくれたおかげで連絡したよりも随分早く到着できたので大丈夫だった。
<注意事項2>
オアハカのホテルはほとんどクレジットカードではなく現金払いが多かった。
おそらくカード会社の手数料が高いから扱いたくないのだと思う。
いずれにせよ、成田で現金をゲットして行ったことがどれだけこの後も救ってくれたかは続編あり。