番外編です。
城壁歩きながら撮った、大階段遠景。
近景。
その手前にある広場。
大体こういうところの市場はお昼過ぎに閉店ガラガラとなります。
民芸品とかも売ってます。
オリーブオイルとかポプリとか石鹸とか。
ただ、こういう市街地のど真ん中の市場はちょっと高いので買わずに見るだけ。
と思ったら。
見つけてしまった地元のオリジナル。
しおりです。
クロアチア在住の画家が描いた絵です。
心に直球ストライク受けましたので三枚買いました。
お店の人が地元の民族衣装だと言っていたこのお洋服。
ただなんとなく過ぎ去っていきそうな「民族衣装」という言葉も、こうやって伝統として継承されてきたものだと知ると、たかがしおり、されどしおり。
思い出もさらに深くなるのでした。
従って、このしおりも家宝となりました。
(おまけ)
家宝本より抜粋。
この写真が撮られたのはいつ頃なのか不明ですが
ユーゴスラビア時代のパン屋の様子です。
パンそのものは質素ですが、実に豊かですね。
ウインドウ越しに買い物をするのが特徴だったようです。
(ロシアも昔そうじゃなかったっけ)
それを一瞬に体現している写真がすばらしいすぎて感動します。
こういうセンスに嫉妬すら覚えます。
ショーケース文化とはけしてお客に商品を触らせない。
触るのはお店の人の仕事なのです。
それをリスペクトせねばなりません。
ドイツ語なもんでさっぱりわかりませんが、こういう生活がほんの数十年前まで存在していて、その風景は今もなんら変わりがないわけです。生活水準は比較的向上し世の中はめまぐるしく変化しているわけですが、テレビもラジオも携帯もカメラも一切OFFにして、太陽の下で鳥が鳴く声を聞きながらこういうところに立ちずさむと、私たちは一瞬にしてその時代に逆戻りするような錯覚を覚えます。
そんな想像力の翼はどこまでも自由なのです。