滞在中はなんどもこのレストランのwifi電波を拝借しました。
っていうか、ここのパスワードを携帯が覚えちゃってるので、そばを通ると自動的につながっちゃうのです(まじで助かった)。
さて、本日のランチ。
「レッドランチ」と「グリーンランチ」があるのですが、
前回赤だったんで今日は緑。
前菜のスープ。
ほうれん草かなんかの葉っぱの冷製スープにオリーブオイルが垂らしてある。
これ、ものすごくおいしかったな~。
トリュフとラディッシュのリゾット。
まずいわけがない。
すばらしい出来栄えでした。
日本じゃちょっと味わえないような濃厚なクリームソースも◎。
桃のシャーベット。
自家製。
あいかわらずオシャレな盛り付けでテンションあがります。
どれもこれもおいしかったです。
ツァヴタットを締めるにふさわしいランチでした。
さすが、この街一番のレストラン。
今回も日本人の名に恥じぬよう、大和魂をもってしっかりきれいに片付けました。
ゴミは朝に出したし、忘れ物もチェックしました。
(なのにグレーの靴下を忘れてきた)
最後の窓からみる景色を心にしっかり刻んで、扉を閉め、鍵をかけました。
とても居心地の良いアパートでした。
窓から流れ星も見た。
思わず感傷的になって涙が出たくらい。
これまでいろんなアパートに住んだことがあるけれど、
ここはちょっと忘れられないかもしれない。
スーツケースをかかえて慎重に螺旋階段をおり、下の扉を開けて一息ついた時。
何かうごめくものがサササッ、と外の壁を這うのをみつけました。
それは一匹のやもりでした。
もしかしたら、うちにいた、あのやもりかもしれない。
私が家を出るのと同じタイミングで、やもりも出て行った。
やもりは家を守るとよく言うけど、もしかしたら本当にそうだったのかもしれない。
そのあと、おそろしく無愛想で不機嫌なお迎えの運転手が空港まで連れて行ってくれて、別れたあとに助手席に落っことした私の携帯を走って追いかけてきてくれました(結局いい人だった)。いや~助かりましたほんとに。でもドブロヴニク空港で自分の名前を呼ばれるってなんだかおかしな感じがして、最初遠くから呼ばれても気のせいだと思ってしばらく無視してました。失敬。
こうしてクロアチアの旅は終わりました。
ちなみに今年のクロアチア観光局のHPにツァヴタットが掲載されていました。
去年これがあったらどれだけリサーチ楽だったか。。。
日の目を見ない地味な塩田のストン、魚のカスしか入ってなかったシチューを食べた避暑地コルチュラ島なども掲載されています。お時間のある方は「ダルマチア地方」をクリックして、その詳細を見ると擬似旅行できますよ。
個人的には広角レンズが欲しくなりますが。
さようなら、クロアチア。