世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

<クロアチア> ドブロヴニク新市街

クロアチアも残すところ1.5日にさしかかりました。
すでに名残惜しくてたまらなく、日本に帰りたくない!と思うほど後ろ髪を引かれています。とにかく残された時間を有意義に使うために、まだ訪れていない近場のスポットを歩こうと考え再びドブロヴニクへ。今度は新市街へ行ってみます。


朝、ツァヴタットのバスターミナル。
この日も快晴です。
太陽ギラギラしています。



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出かける時、お部屋の窓は全開にしてきました。
トカゲよ、どうか私が留守の間に外へ出てっておくれ。




路線バスに乗ります。
もうすっかり慣れました。
どっち側に座れば絶景を拝めるかもよくわかってます。


ツァヴタット~ドブロヴニク線はリアス式海岸をうねって走ります。



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オリーブ畑が広がってみたり、

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海が姿を現したりします。


あの半島がツァヴタットです。
あそこを毎日ぐるっとお散歩したのです。海で泳いだのもあそこ。


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ヨーロッパなんで、こんなふうに車で旅を移動する人も多いです。
私もペルージャからローマに引っ越した時は、こんなふうにして大勢の友達と車にパンパンに乗って移動したものでした。

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あれもオリーブ畑。

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ツァヴタットの郊外。
手前のホテルは今のところ廃墟ではありません。
(コルチュラ島で同じツアーだった団体の方たちがここに宿泊してました)

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さて、見えてきました。
これがもうなんとも言えない絶景ポイント。


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ドブロヴニク旧市街全景。

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さらにここをぐる~っと向こうへまわった、新市街と旧市街のちょうどまんなかくらいでバスを降ります。


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マーケットがありました。

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この市場、実は意外に大きくて奥の建物がお魚市場になっていました。


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(なんかトルコを思い出しました。トルコの市場の、あの几帳面に並べられた生鮮食品の陳列式はここには受け継がれていないようで、ある意味ホッとしました。お魚一匹一匹、尋常じゃないほどきれいに並べてましたからねトルコ人は)



海賊船発見。

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この船、こないだ旧市街の外壁の上から航海しているのを見て写真撮りました。




これです↓


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立派な木の船です。


ドブロヴニクの新市街はおそらく地元の人が多く住んでいるっぽい気がします。
もちろんホテルやペンションも無数に点在しており、観光客もわんさかいます。
大方の観光客はおそらくこのへんに泊まりますので、皆さんももしドブロヴニクに行くことがあればツアーの場合は同様にこの辺りが拠点になるはずです。
私も最初新市街に宿をとろうか結構悩んだので、実際はどんな場所なのかちょっと興味があって行ってみました(もう二度と来ることもないと思ったし)。


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えーとですね。
結論から言うと、新市街はまったく大したことがないです。
泊まるのやめたほうがいいです。

まず、近くに何もないです。
家しかない。
だから歩いていてもおもしろくないし、車の交通量も多くて歩きにくい。お散歩もできません。それに例によって坂道が多く、灼熱の太陽の下で一度道を間違えたら辛いです。休みたくてもバールのようなものもないし、周りの景色もリゾート感もなく無機質な印象が強いです。


じゃ、歩いてみますね。


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あのてっぺんが新市街です。
高低差、結構ありますでしょう?
歩くんですよ。
バスに乗ってもいいけど、いつくるかわかんないバスを待つのも辛いです。
じっと待ってたら直射日光で熱中症になっちゃいます。


地図を見るとここがショートカットの小道のようです。

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旅の醍醐味はこういう人知れぬ道を一人で歩くことにもある。



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階段登って振り返るとさっき歩いた海沿いの道路が見えます。

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こっそり他人様のおうちのお庭を写真撮ります。
ブドウ棚(かどうかは分かりませんが)が日よけがわりのお庭、憧れます。



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いかにも「ヴィラ」って感じの建物。廃墟っぽいけど、、、。


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このあたりからだんだん地図で迷い始めます。
イメージはこの界隈のてっぺんに広場があって、車はそこで螺旋し(凱旋門の周囲みたいに)それぞれ散らばって分散されていくような勝手な想像をしていましたが、全くそういうのが見当たらない。


あ、そうだそうだ。
地図載せておきますね。
この日歩いているのは左側のLAPAD地区というところです。
GRUZ地区からLAPADの中央、インフォメーションセンターのある界隈に向かって歩いています。





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うーむ、しかし今見るとここきちんと歩ききれてなかったのかもしれない。
実際途中でつまんなくなって歩くのやめちゃったんですよね。




高台から望む、新市街眼下。
きれいですね。


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地図を見ながらひたすら歩く。
旧市街でもツァヴタットでもあんなに歩いてる人がたくさんいたのに、この辺りは誰も歩いてない。往来するのは車両ばかりでちょっと自分、目立ってるかも、、。こういうところって苦手なんですよね。居心地悪いというか。


ここから写真が全くありません。
多分本気で迷子になったのです。
どこを歩いても似たような景色で大したおもしろみもなく、
いろいろ歩いてみようという気持ちもだんだん冷めてきて、さっさと用事を済ませて午後の部に移ろうと決心。


用事、とは。









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ランチでーす。



ちょっと早く来ちゃったのでまだお店開いてませんでした。


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あと10分待って、と言われて店内で待たせてもらう。


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めちゃくちゃかわいいお店です。
ここも「ドブロヴニクで行くべき3つの名店」の中の一つです。

Atlantic Kitchen

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でも夜に行った方がもっといろんなおいしいものを食べれたんだろうな。
一人旅の悲しい欠点はそこ。
ここはお肉が有名のようでどちらかというとフレンチな感じっぽかった。
でもやっぱりシーフードが食べたい。


ので。







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海の幸パスタ~。


スパゲッティがヨボヨボでしたが、海の幸が絶品。
エビ全部同じように見えて違います。
I love ムール貝
ムール貝って英語でなんっていうんだっけ、イタ語はcozzeという)


フィンガーボウルが出てきました。
そこまで上品なお店だった?(←暴言)



これと飲み物(水)で2,500円。
日本から見るとちょっとお高いランチですね。
でもこれ、ドブロヴニク平均価格です。




お店を出て歩いていると下からゼエゼエしながら階段登ってくる三人くらいの外人の一人に道を聞かれる。どこに行くのかと聞くと「Atlantic Kitchen」だそう。有名なんですね、ガイドブックでは。あと100mくらい歩いたら右側にありますよ、と言ってお別れします。


そして道を適当に下って行くと、大きな並木道に出ました。
どうやらここがおしゃれなメインストリートのようです。

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ここもレストラン。


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(個人的にはさっきのランチしたお店の方が好きです)




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こんな感じで新市街を歩き、さっさとバス乗り場に行きます。
次の目的地に急ぐのです。

バス乗り場のところに切符売り場があり、チケット買おうとしたら紙幣が大きすぎてお釣りがないとのこと。嘘ばっか、そこまで大きい高額紙幣じゃないのに。
仕方がないのでどっかで買い物しないとなりません。
暑い中必死で近くのスーパーを探しておみやげ用のバラマキお菓子を買って紙幣を細かくして無事バスに乗りました。乗ったら、現地のクロアチア人がわりとたくさん乗車しており、次から次と乗ってくる観光客にあからさまに不機嫌な態度を取っていたのがとても印象的で、やはり観光地で見る姿と本来の住人との間には温度差があるのだなと改めて思ったのでした。それでも例えば私のような一日本人がふらりと一週間やってきて、つかの間のバカンスを楽しむために相手が仮に偽りの笑顔だったとしてもそれは全く罪ではなく、むしろありがたく享受すべきだし、それが対価交換というものなんだと、バスに乗ってぼんやり考えていました。なんでも本音で生きてやろうなんて思わない方がずっと楽だってことですかね。最近顕著にそう思います。




おっと、忘れてたけどこれランチのお店のもう一枚。

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このテラコッタの床がいかにもヨーロッパです!





とりあえずこの日の午前はこれで終了。