世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

<クロアチア> 最後の夜

旧市街に戻ってきたら、何やら門のあたりが賑やかでした。


カラフルな鳥がいっぱいいて大道芸人みたいな人がパフォーマンスをしていました。



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この鳥、すごい声で鳴いています。
グエ!グエ!みたいな、何事かと思うようなすさまじい低音です。

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こんな足で肩に乗られたらたまったもんじゃないわ。それこそ、鳥肌モノ。







しかも子供達がかっこうの餌食になっておりまして、、、。


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イタリア人の子供(かなり嫌がっています)

「おかーさーん、おかーさーん、なんで俺なんも悪いことしてないのに(鳥が)爪たててくるんだよー痛いよー」と半泣きで叫んでました。どこかにいってほしいのにぐいぐい爪を立ててくるので、身動きとれずに泣いている、といった図です。



大人ははにかみながらも楽しそう。

しかし、もう一人の餌食はこの写真の左側に小さく写ってる女の子。
赤い頭巾の男性が彼女の方に青い鳥を乗せてやろうと忍び寄っています。
よーくみてください。


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しかし彼女はものすごく怒っています。


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あんまりにもかわいいので思わず笑ってしまった。



そしてあの赤頭巾の男を指差してずっと非難するのでした。

女心が分からなかった赤頭巾は反省すべし。




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そうこうしているうちに赤頭巾が今度は私のところにやってきたら冗談じゃないので、そうなる前に退散しました。







さ、夕飯ラッシュになる前にご飯食べに行きます。
今日は最後のクロアチアナイトなので、記念にドブロヴニクのレストランへ。
お店は事前に調査済み。



時間が早すぎるのでまだお客さんが一人もいない。


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お店のメニューの写真が下手くそすぎて美味しそうに見えず一瞬ひるみましたが、ガイドブックではかなり太鼓判だったので信用することにしました。



「ここではイカの詰め物みたいなのを絶対食べて」と書いてあったので注文。





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貝の受け皿が不安定でガタガタするものの、ナイフを入れてみると、、、


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ベーコンとキノコとチーズが出てきました~。
(この画像はお記憶に新しいかと)
イカはバターでソテーしてあります。
奇想天外で絶品!!!!!
もう一個食べたいと思うほど絶品!!!!!
下に敷かれたルッコラもいい苦味のアクセントでナイスです。




メインも散々悩んで、ターキーの丸焼きをイメージして頼んだつもりが。




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思いっきりリゾットとなって登場いたしました。


これ、なんとココナッツミルクとチーズで味付けしてあります。
ターキーはちゃんとグリルしてあるので香ばしいです。
これも奇想天外で絶品!!!!!




しかもウエイトレスさんが優しい。
一人旅の日焼けした孤独なアジア人にも親切極まりない。
どうしてこんなに親切な接客をしてくれるんだろうというほど優しい。
クロアチアは本当にチップ制じゃないのだろうか。
今思うとその情報は間違いだったのではないかと思うほど、他の欧州の群を抜いてサービスがいいです。
チップあげてもいいと思うほどです。
(あげればよかった)


今日は最後の晩餐なのでデザートまで行きます。
ドブロヴニク名物のプリンも注文しちゃいました。




ヒェ~。
カラオケボックスみたいな派手な演出でやってきてしまった~





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ぺろん。




ものすごくおいしかったです。
最後の晩餐は大満足のまま終了しました。
嬉しいです。


日本人の方で行かれてる方がいらっしゃったようなのでそのリンク貼っておきます。

Lucin Kantum




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お会計をする頃にはお店も満員。
中も外も満員。


(↓空いてるテーブルがちょうど私が食事をした席です)


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このレストランはドブロヴニク旧市街でもレストランがひしめく界隈から少し離れた路地にあります。


メインはこちらです。
前にも書きましたが、基本外のテーブルで食べます。




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つくづく、クロアチア南部の夏は古い町並みと海と食事しかありません。

パリやロンドンのような洗練された喧騒はないし、ローマの壮大さもニューヨークのような刺激もありませんし、おしゃれなブティックや最先端のアドレスもありません。おみやげは致命的にダサイし物価も高い。


だけど、そんなにお金かけなくても生活ってここまで充足感を得られるものなんだなって、こういうところにくると毎回思います、ほんとに。
日本は誘惑が多くてお金かかりすぎなんです、多分。
(もちろん貨幣が流通するから経済がまわるわけですが)







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退屈すぎちゃうのかな、ずっといると。
どうなんだろうか。

所詮ないものねだりなのかもしれない。






伸びる猫。(何かを見ています)



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バス停に行ったらちょうどバスがきたので、あらかじめポケットに用意していた小銭で切符を買って乗りました。
ドブロヴニクからツァヴタットまでの道中にはいくつかリゾート地も点在していて、そこからいろんなカップルや家族などがバスに乗ってきます。みんなツァヴタットで夜ご飯を食べる予定のようです。イタリア人の家族が乗ってきて、クロアチア人にイタリア語で話しかけていましたが、英語で返されていました。助けてあげようかと思ったけど、余計なおせわかと思ってやめました。
(よっぽど困るようなら手を差し伸べますが、なんとかなってたので)




ツァヴタットについて、家に帰る途中で民族衣装を着たバンドを見かけました。


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日本でいうお盆のようなほのぼのした盛り上がりがいいです。



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カフェやバーやレストランは今日も満員御礼。
稼ぎ時、がんばって!


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アパートに帰りました。



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ヤモリ、、、、、、まだいました。

あんなに一日中逃げるチャンスを与えてやったのになんでまだ居座ってるんだと一瞬腹が立ちましたが、もうしょうがないので今夜も同居です。



クロアチア最後の夜はこうやって終わりました。
明日は最後の半日です。
帰りたくない。
泣きたい。