メンバーは韓国人夫婦とトルコ人、日本人の5人。
みんな貧しい貧乏学生だったので長距離バスで出かけました。ロンドンからスコットランドってかなり距離あるけど一体どれくらいかけていったんだろうと思って今調べたら10時間もかかるのですね。。。なるほど、じゃあ多分夜行。夜行で行って多分現地で安宿を探したのでしょう。みんなで雑魚寝した記憶があります。しかも手作りのお弁当を持ち寄ってタッパーに入れて夜はそれをシェアして食べるという、貧乏学生ならではの旅行でした(当時はそれが苦でもなんでもなかった)。ホテルのオーナーにタッパーいれる冷蔵庫のスペースを貸してくれと言ったらいいよと承諾してもらってみんなのをせっせと詰めてたら、トルコ人が俺あの人の英語全然わかんなかったと言ってたのを思い出します。
そう、スコットランド訛りですからね、なんたって。
エディンバラ城の前の大通り。

この時のお昼時のことだけはすごく鮮明に覚えています。どこで何を食べるか散々悩んで、めんどくさくなったトルコ人がマックでいいと言い出し、私はこんなとこまできてマックなんてやだと言ったら、じゃあ何を食べるんだよ、提案してくれよと怒り出し二人で喧嘩になりました。懐かしいです。お互い英語も大して出来ないくせに喧嘩だけはできちゃうもんなんですね。結局私が折れてマックに行ったような気がします。ハハ、ほんとかな。よく覚えてない。
これは確か市庁舎じゃなかったかな。

ただでさえ高いロンドンの物価、エディンバラも例外にもれず。
旅行にきても自由がきかず、ただ歩き疲れてテンションもやや落ち気味。
曇ってるのはラッキーな方。
雨じゃなくてよかった。
坂道が多いのはなんとなく記憶にあります。
でも海を見にいった記憶は全くない。
このあとあの向こうにある海を見に行ったらしい。

公園にも行ったらしい。

リスに餌付けもしたらしい。
餌付けをしているのは友達です。私は怖くて写真撮っただけ。
(↓かわいいけど獰猛な顔)

そういえばイギリスって普通にリスがいますね。
かわいいです。
触れないけど。
噛まれたら怖い!
そして丘を越えたらしい。

このあたりでまたあのトルコ人が、ここは丘か山かで散々もめて、細かいことでいちいちうるさい奴だと最後に私が怒ったのを覚えています。ガードマンのガーのAの発音が悪いだとか、ほんっとに細かく添削してくるからたまにガツンと言ってやらないと(まあでもなんだかんだ言ってこのトルコ人とは一番仲良しでした)。
肝心のエディンバラ城の写真はありません。。。
いや、ほんとはあるけどみんなが写ってるのでパスさせてもらいました。
しかし、なんとこの時のビデオがあります。
韓国人の旦那様がずっと撮影してくれていたのです。
つい数年前に家の引越しで荷物を整理している時にそのVHSを見つけ久しぶりにケースから出してみたら、海辺で5人で撮った記念写真が出てきて、その裏には韓国人の奥さんの手書きのメッセージが書いてあった。
Hi!
My friend XXX!
If you don't forget me, we will meet again also I hope so.
Take care yourself until we meet.
From XXX
こういうのって後々発見すると結構ジーンとくるもんですね。
しばらく連絡取り合ってたんだけど今はどうしているのだろうかと考えると胸が熱くなります。確かロンドンのあとオーストラリアに移住したのですが、その後は消息が途絶えてしまいました。
エディンバラ旅行から戻った日の朝、彼らの家に呼んでくれて疲れてるにもかかわらず朝ごはんを作ってくれました。お吸い物にニンニクが入っていて、韓国人は朝からニンニクを食べるんだという衝撃、あったかいお吸い物が五臓六腑に染み渡る幸せ、そして彼らのクチャクチャ音を立てて食べる音だけが朝の静寂の中で妙に響き渡っていたことを覚えています。
CDに焼いた映像はみてません。
思い出深すぎて無理。
ペルージャと同じ、振り返る勇気がない。
みんなたどたどしい英語だったし、イヤーとイエーとかしか言ってない気がするから大した内容でもなさそうだし。
仮に乗り気じゃなくても旅ってやはりいいものだなと思います。
変な話、過ぎ去っちゃえばなんだっていい思い出になるものだと思いません?
よっぽどのことじゃない限り。
いつも言う定説ですが、やっぱり都合がよくできてるんです、きっと。