世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

パリ祭 2010

かねてから楽しみにしていたパリ祭に行ってきました。
 
私がいつもパリパリパリパリってうるさいので友達が誘ってくれたんです。
 
 
 
飯田橋から程近い日仏学院というところで行われている毎年のイベントらしいのですが、ここの中にあるビストロは結構有名にも関わらず、前回訪れた時は結婚式の貸切パーティーをしていたのでまだ一度も食事にありつけていません。今回も終日クローズとのことでがっかりしていたのですが、屋台を出すとのことだったのでとても楽しみにして出かけました(食い気は重要)。
 
 
 
これはそのビストロの入り口。かわいらしいです。
メニューだけじゃなくイベントのお知らせも掲示してました。
 
 
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この入り口を抜けると小さな中庭があり、松の木が植えられています。日仏学院だけに和洋のマリアージュ
 
 
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庭の奥は一段高くなっていて、奥にはまるで能舞台のようなステージがあります。
この日は前日のゲリラ豪雨と一転、梅雨の合間のハッピーなお天気だったのでオープンテラスも健在。
 
 
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その舞台では前座として東京在住のフランス人5人によるライブ演奏が行われていました。
 
 
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ちなみに・・・・偶然でしたが、キーボード弾いているのはうちの会社の前社長です。このあとはサックスまで吹いてかっ飛ばしていました。この前社長とは前もキース・ジャレットのコンサートでバッタリ遭遇してしまった・・・。
 
 
 
テーブルにはフリーペーパーが置かれています。なんかワクワクしてきます。
 
 
 
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さてさて、お楽しみの屋台!!
私がありつけなかった併設のビストロは、予告どおりジューシーなお肉やウインナーのBBQブースを展開していました。
 
 
 
プリッとしちゃって~
 
 
 
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おいしそう!!!皮付きポテトもたまりません!!!
 
 
あぁ~チキンンンン!!!!
 
 
 
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何より待ち遠しかったメニューはこれ!!!
 
わたし、クスクス大好物なんです
 
 
 
 
 
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セ ヴォン!!セ トレトレ ヴォン!!!
うわ~久しぶりにこんなおいしいクスクス食べた!!
 
 
 
次に向かうはこちらの屋台。
なんでも表参道のシャネルのビルの4階に構えているというお店が出展しているそう。
聞こえは若干スノッブなんですが意外とほのぼのしていて、中にいるフランス人のお兄さんがシャイでとても感じがよかった~
 
 
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しかも注目はこれ。
 
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シャルキュトリーって何かと一緒に行った友人に尋ねると「豚肉料理全般のこと」と教えてくれました。
 
 
 
 
シャルキュトリー・・・。いかにもフランス語っぽいちっちゃいユとかシュとか・・・。
 
 
そんな「シャルキュトリー」一品目はこちら。
自家製ハムとラタトィユの盛り合わせ。
ピクルスとバジルのソースがなんともいえない組み合わせ!!!
 
 
 
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「シャルキュトリー」二品目は、ロースとビーフラタトゥイユの盛り合わせ。
(友人と私は別々に買いに行ったのでつけあわせがかぶってしまいました)
マスタードソースの酸味がまた何とも言えないんです。
はっきり言いますけど、この前行ったピザ屋の10,000倍美味しかったです。
思わず何度もうなってしまいました。
 
 
 
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そしてバゲットはこのお店のおばあちゃん直伝のパテが入ったサンド。パテって美味いし大好き。
なんかフランス料理ってほんとに食べていて幸せを感じるというか、想像力のなせる料理というか、
思いもよらないソースなり組み合わせに驚嘆させられることが多いですね。
まさに食を楽しむとはこのことだということを思い知らされる料理です。
 
 
 
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フランス料理っていうと、いかにも少ないポーションでチビチビ登場するイメージがまだ日本にはあるようですが、そんな誤解を早く解きたい一心でこうやってフレンチ食べた時はアップするんです。(←ウソ。ただ載せたいだけ)
 
 
 
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私と友人は少し早めに訪れて大正解。
テラスのテーブル席をゲットでき、気持ちよくのんびりと食事をすることができました。
 
 
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そんな感じでくつろいでいると、突如すごいノッポさんが登場!
 
 
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竹馬に乗ってます!!!ものすごい勢いでフランス語喋っていてあっという間に子供たちに囲まれてます。
股の間を通り抜けることもできちゃいます。
 
 
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こちらのノッポさん、カメラを向けたらちゃっかりポーズを決めてくれました!!
 
 
 
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この方、ジャグリングもするんですよ!この竹馬に乗って芝生の上で!!すごいでしょう!!!!!???
 
 
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さっそく友人が持っていたiPhoneで調べると、下記のような情報が。
 
金井圭介氏
ジャグラー、サーカスアーティスト、ダンサー、アクロバットジャグラー、マイマーなどいくつもの顔を持つアーティスト金井圭介は、CNAC(フランス国立サーカス芸術院)を卒業後、フィリップ・デクフレによる現代サーカス「Cyrk13」に出演し注目を浴びました。2002年にはセバスチャン・ドルトとともにカンパニー・オキハイクダンを結成し、作品「ブジェ・パ・ブジェ」では世界中をツアー。その他にも振付家エディー・マーレムやジョエル・ブヴィエの作品に出演、アフリカ、そして日本などで国際的なアートプロジェクトを多数展開しています。
 
 
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この後は金井さんのショー本番がステージで始まりました。
音楽に合わせて踊りながら細長い風船を使って後ろ手で動物を作っていきます。その動物が何かを子供たちがあてるクイズになってます。一件普通のショーですが、この方のダンスがものすごいかっこよくて、大人もつい引き込まれてしまうんです。
 
魅せるだけじゃなくて笑いも起こさせ楽しませることができる。
パフォーマンスにもメリハリがあって圧倒感と緊張感もあり、夢がある。すばらしい大道芸人さんです!!
 
 
 
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この飛び入りの女の子は風船で作ってもらった鶴にあやかり、
「鶴の舞」を表現しています(笑)。かわいいでしょう!!!お見事な鶴ですね!
 
 
 
 
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こちらはノリのよいお兄さんとの即興共演。テンポがリズミカルで子供たちに大うけ!!!
 
 
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気付けば大観衆の人混み。
 
 
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日本の両親はこういう大音量の場所にこのような小さい子を連れてくるのを嫌がりますが(赤ちゃんがびっくりするから)、フランスの親子は全く気にしていませんでした。むしろ一緒に楽しんでいたし、赤ちゃんも泣いたりせず、ご覧のとおりご機嫌で体を揺らして音楽のリズムに乗ってました。
 
 
 
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こういう野外の無料イベントってなかなか日本じゃない企画ですね。
あっても仰々しかったりお金がかかったりどこか商業的になってしまいがちですが、外でさほど高くもない食事をゆっくりとって、仲の良い人たちとおしゃべりして、こういうパフォーマンスをみて・・・。外国ではよくありがちなこういうイベントも、日本に住む今となっては懐かしい限り。とても幸せな気持ちになりました。
 
 
 
 
 
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お次は新鋭バレエ?の舞台が始まりました。
こういうのって日本語でなんていうのでしょうか?新鋭バレエ?無声ですから芝居ではないです。バレエですけど、パントマイムみたいな感じ。すごいかっこよかったですよ。
 
 
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ちなみにこのお二人のことはHPには何も書いてなかったので詳細は分かりませんが、
美男美女のステキなユニットでしたよ。女性がセクシーでかっこいいです。
 
ムービーを撮ってきたので、ちょっとみてみてくださいね!(全部撮ればよかった)
 
 
 
 
 
さてさて、まだまだ続くパリ祭のメインイベントはパリから来日中のバンド、ジャヴァ。
今、パリでもっとも人気の高いヒップホップグループだそうです。
 
 
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ジャヴァ
1998年に結成したグループ、ジャバは、作曲家のFixi(フィキシィ)と作詞家のR.wan(エル・ワン)の出会いから生まれました。フィキシィはアコーデオンを弾き、アメリカのラッパーがソウルやジャズのレコードをサンプルするように、ミュゼットの古いレコードで見つけた曲を使って演奏します。エル・ワンも歌詞を書くにあたり、現代的なものと、古きよき時代のものを見事に融合されています。パリという街から着想を得ながら、独自の世界を築いています。
 
 
 
 
これがかなり盛り上がりましてですね・・・。
日仏学院の野外ステージは大音量の音楽と熱気、大歓声にみまわれすさまじいことになりました。最後は全員参加型ライブになっちゃって、右、左の号令に従って動いたり踊ったり跳ねたり、コーラスの大合唱になりました。ファンでもないのにここまで盛り上がるのってすごい!やっぱりプロだなと思いました。
 
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久しぶりに燃焼。楽しかったなぁ~。
 
お腹が空いたので帰りにざるそばを食べました。
締めにざるそば・・・日本にいて良かったなと実感するヒトコマでもあります。
 
 
夜はおかげさまでぐっすり就寝。
とてもよい初夏の夜長を楽しむことができました。
 
 
最後まで色気より食い気のbeabeaでした。
 
 
サリュー。