世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ロンドン2017- パリ北駅からユーロスターでロンドンへ

パリについてまだ1日しか経っていませんが、さっそくロンドンへ出発です。

昨日バッチリ下見しているので迷うこともなくオーベルカンフから北駅に着き、出発ゲートへ行きます。パリの1月の朝7時はまだ夜のように暗いです。



スムーズに着いたまではいいのですが、いろいろ学ぶことがありましたので今後同様の行程で行かれる方がいらっしゃれば参考までにメモしておきます。




<パリ北駅からユーロスターでイギリスへ行く場合>

1. 出発の1.5時間前までには少なくとも到着していること

通常欧州内を列車移動する時はほとんどないことなのですが、
パリからイギリスへユーロスターで行く場合は「入国審査」があります。
入国審査はパリの北駅で事前に行われます(ロンドンに到着してからではない)。


あなどるなかれこの入国審査。
今回行ってみてハッとしたことがあるのですが、、


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イギリスの入国審査がすごく厳しいことをすっかり忘れていました。



そういえば昔ロンドンに暮らし始めた頃、イタリアに住んでいる友人の友人(私にとっては他人)が旅行でロンドンに来てヒースローの入国審査で足止めをくらい、入国審査官からうちに電話かかってきたことがありました。「XXさんを知っていますか」と関係性をすごく聞いてきたのだけど、全く心当たりがないので「どこのどなただかさっぱり存じ上げません」と言っちゃって、言ったあとにしまったぁ~そういえばこないだ友達が「僕の友達がそっち行くからなんかあったらよろしくね!」と言われたのを思い出したのです。ごめーん!その人はいったんは入国を許可されたものの、確か数日で強制送還だったはず。見知らぬ他人のためにホテルを探してあげたのをうすらぼんやり覚えています。ピカデリーサーカスあたりの薄暗い安ホテル。イタリアの友達の顔があるからつきあってあげたものの、内心いい迷惑だなって思った記憶が。っていうかあの強制送還は半分私のせいかな(笑)。



日本人のパスポートはたいてい欧州のどこへ行ってもスルーも同然ですが、大英帝国は違いました。今回私もすんごくネチネチ聞かれました。懐かしのブリティッシュアクセントがちょっと聞こえにくくてパードンミー?なんて聞き返したらだんだん相手の機嫌が悪くなってきて、審査官の気がすまないと通してもらえないという結果になりかねない雰囲気が(そういうの結構あると思います)。とにかくなかなか解放してくれない。機嫌を損ねたら面倒なことになるのでうまくやらねばなりません。

とりあえず淡々と説明していくと、果てしなく高圧的だった審査官もだんだんトーンダウンしてきて、「なんでそんな短い期間しか滞在しないのよ」とブスッとした顔で聞かれたので、だって会社が許してくれないんですもん(←会社のせいにした)と言ったら、「あらまあ大変ね」と審査官は小さくつぶやき即OKとなりました。



まあ、なんというか日本人だから大丈夫だろうという考えはグレートブリテンではおそらく通用しませんのでお気をつけて。私もいい学びになりました。





これが大英帝国のスタンプです。
普段こんなの写真撮ったりしないけど懐かしすぎて、、(特にこのフォントが)。
またこのスタンプが自分のパスポートに押される日がくるとは夢にも思ってませんでした。


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当時留学した時は学生ビザという印籠がありましたから入国審査はほぼ問題なかったのですが、今はEU離脱問題やトランプ大統領令で世間が賑わっていたのでなおさら警戒が厳しいかったのかもしれません。






2. 入国カードの記入

イギリスに入る時はユーロスターであれ入国カード書かないとダメでした。
さっきの入国審査官にそう言われました。
へーそうなんだ知りませんでした、と言ったら死ぬほどいろいろ質問されました。


入国カードはユーロスターの改札の手前にあります、多分。
記入台があったのでおそらくそこです。
書こうが書かまいがどっちみち質問攻めに合うのは間違いないと思いますが。



3. Eチケットは入国審査でも使う

今回はユーロスターの公式サイトで予約し、メールで送られてきたEチケットのバーコードでチェックインしました。日本国内の飛行機と同じ要領です。だから旅行代理店を通さないとならないとか、窓口で買わねばならないという縛りはありません。ただし、スマホ画面でタッチアンドゴーではなく必ずバーコードが印刷された紙でチェックインせねばならないことと、そのあとに続く入国審査の時に出入国の証拠として提示する必要もあったので大切に保管くださいませ。


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とにかく大混雑の日曜日の朝のユーロスター入国審査を終えて無事ユーロスターに乗り込む時はすでに出発の15分前。。早めにきて本当によかった。空いてると思ったんですけどね、日曜の始発なんて。

兎にも角にも、北駅からロンドンへ行くユーロスターに乗る時は早めに行こう、が鉄則でした。仮に入国審査で前にいる人がもたついたとか、手荷物検査が混雑していたからといって電車は当然待ちません。無情にも置いて行かれること必須ですので宜しくお願いします。


また、日本じゃ100億万%ありえないのですが、定刻時刻より早く出発してしまうというとんでもない大バカフライング列車がいることもあるのでどうぞお気をつけて。
私もイタリアでやられたことありますがいまだにあるみたいで驚きました。
うわーでた~。。。って感じです。

実証



ちなみに朝8時でもまだこれだけ暗いです。ヨーロッパって夜明けが遅いのよね。


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10号車。



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このあたりから期待膨らみまくりです
なんといっても10年ぶり以上のロンドンなのです。

車内はフリーWIFIです。
日本の新幹線みたいに清潔です。
ゴミも落ちてない。
そりゃそうか。
安場のIC(Inter City)とはレベルも値段も違いますしね。



偶然にもこの時はフランス推理小説「黄色い部屋の秘密」(新訳版)を読みかけておりまして、ONもOFFもフランス~イギリスちっくな感じでした。

(そして何度も時折アパートのドアのことを思い出しては気持ちが塞ぎました)



やっと空が白み始めます。


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時差は一時間。
ロンドンが遅い。


着きました~。
2時間ちょっとかな。
朝9:30到着。


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セントパンクラスステーションです。


そのまま階下におりて、懐かしのチューブ(地下鉄)乗り場へ。
その前に今度はOyster Card(Suicaみたいなやつ)を買わなくちゃ。
長蛇の列に並ぶ。→列に並ぶのとか渋滞とか全く苦になりません

ロンドンのチューブの券売機はほとんどカード決済です。
現金で無理やり買おうとするとお釣りが補充されていない時がありまして、その場合は当然お釣りが出てきませんから素直にカードで買ったほうが無難です。


で、無事Oyster Cardを買い、そのままチューブへ。

行き先はもう確認してある。


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これに乗るの。




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茶色と黄色のライン、Hammersmith & City。

うわ~当時これに乗ることなんてほっとんどなかったなー。

つまり、今まで行った事のないエリアに今回は足を踏み入れるというわけです。



ということで次に続く。