ここ数日、東京は尋常じゃないくらい涼しい、というか、「寒い」です。
4月上旬の気温ということはつまり、桜が咲くか咲かないかの季節の肌寒さで、昨日は上着と巻き物を巻いても寒いくらいでした。どうなってるの!!今年の夏はあまり期待できなそう。
ところで、上野の国立科学博物館で開催されている「大哺乳類展~陸のなかまたち」に行ってきました。
あえてGWと期間終了間際をはずして出かけたにも関わらず、大勢の人が並んでいて大混雑でした。
これ、予想以上におもしろかった。
展示はほとんどが動物の剥製なんですが、普段なら剥製自体に眉をひそめる私も、こればかりは認めざるをえないすばらしい剥製の数々。このように、世界の動物が一同に見れて、普段間近では見られない貴重な動物たちを眺めることができるのはとても興味深かったです。多分、子供よりも大人の方が興奮していたと思います。
まず、展示室はこんなふうになっている。
すごいでしょ。
まるで大木の枝のような角。
下は、左がチーター、右がオオカミ。
耳毛ボーボー、足も細くて長いオオカミ。こうやって同じ部類の動物たちを比較できるのも面白い。
「絶対オオカミの方がチーターよりも走るの早いよ!!」って叫んだら友達に笑われました。
(私の言い方がなんとなくオバチャンみたいだったらしい)
アリクイの鼻先もそうだけど、前足に注目。
ちゃんと砂をかきやすいように変形されています。
優しそうなクマさん。
水牛!!
とにかくデカイ、角がすごい!
この水牛の角はツルンとしていて堅く、耳は角の下についている。
お鼻もごらんの通りの迫力。
なんか美しさを感じました(笑)。
ほら、なんか愛らしい!!
これはもっとすごい!!
サンタさんの相棒、トナカイです。
シカの角にもいろいろ種類があるようで、毛が生えていて、カニみたいな感触がしたのもありました(さっきの水牛同様、実際に触れる見本が下に置いてあってタッチすることができたのです)。それにしてもデカいですね。ソリなんか一頭で引っ張れますよ。空は飛べそうにないですけどね。
正面はこんな感じ。
鼻に注目。
さっきの水牛とは違って鼻が下向きについていて、正面から見るとそれは隠れています。
また、水牛の耳は角の下にあったのに対し、トナカイは上についています。
キャッ!!
キリンかわいい!!
あご。
サイ、ものすごくかっこいいですね。やばいです。垂れた皮も迫力あります。
ここは骨の展示室。
ほ~ねほねロック、ほ~ねロック~♪(←知らない人は出直すように)
ありとあらゆる骨が展示されていますが、何よりも驚いたのはアフリカゾウの骨。
ちょっと見にくいですが、下の写真の真ん中あたりの大きな牙を持っているややベージュ色の骨がアフリカゾウです。骨だけでこれだけ大きいという事は、本物はものすごいんでしょうね。圧巻です。
これはリスだったかな?!
こちらは袋を持つ動物シリーズなんですが、このオッサン顔にやられそう。
「かあちゃん、今日も終電でごめんね。」
そしてモニターでオオカミたちの生態を観て、母オオカミが口からオエッて食べ物を吐いて子オオカミに与えている映像や、オオカミたちが大勢でカバを襲い、肉を食いちぎる映像などを見ながらなんかこう動物界の世界にしばし言葉を失う。
そしてふと横をみたら・・・・・
ヒェ~!!!襲われるぅ~!!!!!
ガルルルル~!!!!!
グワーーーーーーーッ!!!!!
ドドーーーーーン!!!!!
ギャーーーーーッ!!!!!!!!!(左下のツキノワグマの声にも耳を澄まして)
グワーーーーーッ!!!!!!!!!
ウオ、ウオ、ガルルルガオガオガオーーーーーーーーッ!!!!
クゥン。
マレーグマの大好物はハチミツと果実。
さてはお前は形をかえたプーさんか!!??
またでた。シカ。
三匹のやぎのがらがらどんだ。 この美しき巻き角、間違いない。
っていうか、やぎ????
うーん、ヤギとシカの区別がここではつかない。。。
こちら、石立鉄雄かと思ったら違いました。
この絶滅種、なんていう名前かは忘れてしまったけど、「ア」ナントカってやつだったような気がします。
この耳は神業としか思えません。
さっきの水牛の鼻と同様、あまりにもの美しさに見とれてしまうようです。