メキシコシティに戻ってきました。
さっき日記を見つけて読んでたら、
「危なかった!帰国日一日間違えてた」だって。
本当に危なかったよ!!
Webチェックインで座席キープするために、グアナファトあたりから何度もログインしてフライト情報確認していたのになんでこんなことになるのか自分でもよく分からない。バカなんじゃないかと思った。こういうことがあるから、時刻は何度確認しても無駄なことはないと思った。
日記によるとこうです(言い訳が書いてある)。
「深夜便って怖い。メキシコとヨーロッパは時差が違うから勘違いして一日多く見積もってた」
とのことです。今さら、、、何を言ってるんだか。
「というわけで慌てて駆け込みで過ごしている」
というわけで強制的に一日前倒しとなってしまった悲しみの最終日はここからスタート。
ここは滞在したAirbnbの家がある建物です。
カフェ・トレビという飲食店が一階に入っていて、隣にもバーやベーカリーがあります。
Cafe Traviっていい響き。
メキシコに昭和の元号はないけど昭和っぽい。
目の前はアラメダ公園。
メキシコシティの旧市街メインにある広大な公園です。
見ての通り危ない予感はどこにもない。
大家さんにゴミはどこに捨てるんですかと聞いたら、「公園の清掃員に渡せばいいよ。チップあげるの忘れないでね」と言われてビックリしました。いろいろ海外のアパートを点々としてきましたが、これは初めてのパターン。まさかのアパート共有部にゴミ箱ないの??
でももしかすると大家さん個人の粋なはからいなのかも。
路上清掃員をチップで稼げるようにしてあげたのかも。
だとしたら見習いたい精神だね。
ということで言う通りにしました。
ただ、分別を(おそらく)後でやるんだろうけど、ゴミ袋を開封されるのはちょっと嫌だった。もしかしたら「使えるものは頂いちゃおうぜ」なんて思う人がいるかもしれないし、第一ゴミってあんまり人に見られたくない。
さあ、再びメキシコシティを歩きましょう!
もう残された時間がないです(泣)。
まずはメキシコシティの代表的な観光スポット、国立人類学博物館。
朝早く行ったので空いてます。それが狙いで早めに行ってます。
ここはメキシコ古代文明の人類の歴史を見れる博物館ですが、古代文明スポットはメキシコ観光地のハイライトの一つで、ピラミッドや遺跡もゴロゴロしています。しかし、メキシコには他にも興味の対象が多すぎて取捨選択せざるを得ず、今回遺跡関連はほぼ省きました。次回勉強してから訪れたいです。
と言うことで、人類学博物館を見ていきます。
キッズの課外授業軍団もやってきました。
かわいい。かわいくてこういうシーン、毎回写真撮っちゃう。
えーとどれどれ。
これは猿人類の時代から始まるのかな。
え、エグい!象の腹わたまで再現している!
え、エグい!!共食い??
(主観で書いてます)
なんか喰うか喰われるか的なシーンが盛りだくさんです。日本じゃ考えられないね。
芸術作品がずらり。
おもしろいインスタレーション。顔と骸骨の関係。
土器。
ガイドブックに必ず載ってるメインの作品がこれ。
アステカ・カレンダーと言って、古代の時代のモチーフが刻まれているのだそうです。
暦の役割があり、古代の人はこれを見て農作の時期を決めたり生け贄の祭事を行ったんだそうです。
これは当時崇められた神様の偶像なんだとか。
なんかメキシコはこういうシンボリックみたいなものを創造するのが上手ですね。
エジプトよりも凝ってる感じがする。
やっぱりDNAなのかも。
あのメキシコシティの地下鉄の駅のアイコンだって感心したもん。
(これ↓)
自分、
エグいミニチュアばっかり写真撮ってきたのかな。。。
時代が変わって(いつになったのかは不明)、商いが始まった様子。
すごい人です!人口が多くなってきたのでしょう。
あーーーーっ!でた、トウモロコシ!!
サンクリストバル・デ・ラス・カサスの旅を一緒に見てきた方ならきっと記憶にあるはず、トウモロコシを崇拝するインディオたちの話を。
私も結局よくわからなかったんですが、病気を治すとかトウモロコシの色によって意味が変わってくるらしいです。
これこれ!
撮影禁止で写真撮れなかった、サンファン・チャムラ教会の内部。
床いっぱいに松の木が敷いてあってとにかくツルツル滑る。長いロウソクが何本も灯されているので、この間を歩いて回るとき「転んでロウソク倒して火事になったら、その引火した火で燃やされて死ぬ」と緊張したのを覚えています。
あとは、コーラと首をへし折られるでっかいニワトリもいましたがこの展示品には見当たりませんでした。
詳細は過去記事へ(別に読まなくてもいいです)
タスコを訪れた時に、こういったお面をそこら中の土産物屋でたくさん見かけました。
歌舞伎みたいにそれぞれに意味や役割がありそうです。
カラフルで愉快な衣装ですね。カーニバル用っぽいです。
ここではとても素敵な民族衣装も観たはずなんですが、なぜか写真がない。
あと、改装中のフロアも多いのでこれで終わり。
めっちゃくちゃ駆け足です。
時間がないので。
そうそう、この博物館は広大なチャプルテペック公園というメキシコシティで(おそらく)一番大きい公園の中にあります。このチャプルテペックをカレルチャペックとビジュアル読みしてしまってからは、いまだに覚えられなくてガイドブック探して調べる始末。
右側ローマ地区は前回もう歩いたし、バラガン邸も行った。
今日はこの公園の上周辺を制覇する予定。
博物館を出て少し水休憩のために腰掛けるところを探していたら、偶然見つけちゃった。
祭囃子みたいな笛の音が聞こえて近寄ってみたら、かの有名なパフォーマンスが。
前にメキシコに来た友達が、「でっかい公園に行ったらおもしろいのあるから」って教えてくれたのをここで思い出しました。
12時ちょうどが合図みたい。
スルスルとこの青い棒に登っていく人たち。
簡単に登って行くけど、これだけでもすごいと思う。
ワクワクと緊張がマックス。
Ready.....
Go!
メキシコ版バンジーみたい!
ただ真下に飛んでいるわけじゃなく、紐の遠心力を利用してぐるぐる円を描きながらゆっくりと落ちていきます。
回転しながらロープを解いて落ちていくイメージですよね多分。
動画で聞こえる囃子の音は、上でこのリーダーが太鼓叩いてます。
それにしてもこのバランス取って円錐状に降りてくる技がすごい。
すごかった!
バランス崩したら柱にぶつかる!
着地。パチパチパチと拍手。
このあとチップ回収にまわってきたので、ちゃんとご奉仕させていただきました。
楽しかった。
博物館の正面玄関の前方広場で、12時ジャストに実施されていました。
機会があれば、ぜひ。
それでは博物館を後にします。ここ、巨大な建物で国の威厳を感じました。
リス🐿
なんかすっごい森の色に変異してません???
(顔がどこにあるのか一瞬分からないから)
じゃあ周辺歩きます。
この辺は大使館とか外資企業の多いエリアらしいです。
メキシコシティは本当に緑豊かなところで、すっかり気に入りました。
日本大使館もこのエリアにあるらしいです。
メキシコやキューバで万が一何かあった時のために、パスポートのコピーや証明写真をいくつか携帯し大使館の連絡先もメモして歩きました。何事もなくて本当によかったです。
相変わらず電線、すごい。
途中お店で闘牛の番組やってました。こういう風景がなんだか懐かしい。
昔スペイン歩いた時もそこら中で放送してた。
モロッコのホテルにて、唯一の海外番組がこれだった。
この緑の中を歩く幸せ。
右側の犬軍団もかわいかった。
全員並んでお行儀よく歩いててよく躾されてる(一匹を除く)。
そろそろランチをしたいです。
買って公園で食べようかとも思ったけど、このエリアはビルとマンションしかありません。
地図を頼りに少し賑わってそうな界隈へ移動中。
こちらのおじさま達は、いわゆるアメリカ映画に出て来る保安官?ただのマリアッチ?
とにかくヨーロッパ以外を旅することが滅多にない自分としては、こういう日常の風景にも異国情緒を感じて仕方がないわけです。
やっとレストラン街に出ましたが、
ちょっと想像と違う。
ここのショッピングモールでちょっとアクセサリー屋さんに立ち寄りました。
買っちゃった。レザーとシルバーのネックレス。
紐は調整できるのよ、とおばちゃんが輪を作ってくれて頭からかぶせようとしてくれたものの、全然頭を通らなくてヘルプ要請。おばちゃん笑ってアジャスターを緩めてくれた。そこまで頭ちっちゃくないわ!
買ったやつは(写真撮るのめんどくさいから)また後でまとめてアップします。
さーてどこでランチしようかな。
気乗りしないお店ばかりだけど、ここで食べないと食いっぱぐれるからなんとかしなきゃ。
こういうお店は夜にオシャレして来たい。
こんな普段着じゃヤダ。
ここは東京でいう麻布〜白金エリアに似ています。
お客さんは英語話す外人ばかりで、お店もそういう客層狙い。
どうせハンバーガーとかしかなさそう。
何を隠そう、これはメキシコで最後のランチなのです。
しかも、ここまでベルリン、プラハ、イスタンブール、ハバナを経由して長い旅の締めくくりとなる最後の最後のランチです。気合が入ります。失敗はできるだけしたくなしい、メキシコ料理で締めたいわけです。
通りかかったこの本屋さん、前にローマ地区で似たようなの見たと思ったら、同じでした。
チェーン店だったんだ。
カフェも併設しているし雰囲気もいいけど、前に行ったところには行きたくない。
こちらはスポーツバー。バーはバーでも、ルチャ・リブレ(プロレスバ)ー。
さすがメキシコ!
プロレスラーのマスクが壁いっぱいに。
ルチャ・リブレ。ほとんど飛び技。めっちゃくちゃ楽しい!
次行ったら絶対観に行かなくちゃ!!
ここかな。もうここしかない。時間ない。結局妥協!
当然オープンテラスに座ってメニューガン見。
あの豆のすり潰しが絶対入っていないやつ希望。
もうウンザリだから。
えーと、あ、ブリトーって書いてある。
そういえばブリトーまだ食べてない。
しかもこれにあの豆のペーストは入りようがないでしょうどう考えても。
チキンのブリトーお願いしまーっす!
焼き物の絵皿とナイフのデザインがかわいい〜!
何もかも素朴でテンション上がるなあ〜!
駐在エリアの店員さん、外人慣れしてたけどアジア人相手にするのはきっと滅多にないんじゃないかな。こんなところに観光客なんてあんまりこなそうだもん。
しばらくしてやってきた、最後のランチ。
ブリトーの中身はケバブみたいにほぐしたチキンがチリソースに絡まって巻かれて出て来るイメージ。
しかし一口食べて大ショック。
豆のすり潰しがパンパンに包まれてた!!!😭
子供用の野球のバットくらい太さあるからね。
こんなに絶対絶対絶対食べられない。
豆のすり潰しがメキシコ旅行中で過去最大級に入ってた。
。。。。
滅多にお残しなんかしませんけどね。
もう無理なんじゃよ。
お店の人にも申し訳ないけど、ポテトとささやかなワカモレは完食したよ。
だってそれぐらいしか受け付けられませんから。
最後の最後の記念ランチに玉砕し、うなだれてお店を後にする。
悲しすぎる。
呪われた、豆のすり潰しに。最後まで。
教訓:軽めのランチをしたいなら、メキシコではスープを頼もう。
なぜならドリトスみたいなチップスとチリソースはデフォルトでついて来るから。
スープもドンブリにたっぷり出て来るし体にも良さそうだし、豆のすり潰しが入って来るよちは今度こそない。
隣の席のおばさん達もスープ食べてた。
気づくのやばいほど遅すぎてまた落ち込んだ。
ということで、ここから地下鉄に乗って移動します。