グアナファトの旅、まだ続きます。
一泊二日の旅もそろそろ終盤。
メキシコシティに長距離バスで戻る頃は明るいうちがいい。暗くなったバスターミナルとあの薄暗い階段のある駅の夜を想像すると身がすくむ思いになるので逆算すると、お昼過ぎにはグアナファトを出る計算なのでとりあえずランチしてお茶する時間はあります。
グアナファト大学。
この建物、大学というより教会を彷彿させます。
礼拝堂がくっついてるのかな。
こうやって写真で振り返ると絵になる町だなあと思います。
泊まったホテルの通りを再び通り過ぎます。
あ、ホテルの写真見つけました。
ホテル・カサ・デル・ソル(太陽の家)というありきたりな名前です。
ここが泊まった窓から見えた広場。
従業員部屋みたいな部屋だった窓はあれ。
シャワールームが部屋の中の階段上がった少し高いところにある変なつくりだったけど、基本清潔でした。
狭い、古い、ボロいのは平気なんですがカビ臭くて汚いのは辛いです。バックパッカー時代にそういうのは何度も経験してきたので慣れてはいますが、そういうときの為にもバックパッカーは寝袋持参必須です。寝袋は外で寝るためのものではなく、防寒対策ノミ虫対策、つまりシーツや毛布がわりになるのです。それを知らずに持参せず、その代わりダウンジャケットがかなり重宝しました。昔の話です。
そんなのを懐かしく思い出させるような宿でした。
メキシコってなんかそういう昔の郷愁を誘うような国だった。
ホテル選びって昔は本当に大変だった。というか、情報はガイドブックしかないし予約するのも電話。国際電話で外国語で予約ってまだ若い私にはハードルが高かった!今はインターネットのおかげで会話しなくても簡単予約ができちゃうけど、逆に昔と違ってそれはもう無数の情報が検索されるじゃないですか。だから時間がかかるという、なんだか逆転の現象も起きているような気がします。
その検索する間も楽しいプランニングの時間といえばそうなんだけど、あの手この手の謳い文句に騙されて予約したホテルが大ハズレってこともしばしば。口コミもあてにならない時もあるので、自分の足で歩いてロケーションや雰囲気を見て決める、というやり方も久しぶりに楽しかったです(後半苦行になりかけたことも含め)。
それでも実際は観光シーズンのピークではないにせよ、メキシコでも屈指の観光地でもあり商業都市でもあるグアナファトで空きを探すのは至難の技でした。結局時間を潰してしまう羽目になったので、時間に余裕のあるバックパッカーでない限りこの手法は賢いとはいえません。
でもそういうの全部ひっくるめていい思い出になりました。
ピピラの丘で定点観測したのも忘れられない。
この彫像はソカロ (町の中心の広場)からも仰ぎ見ることができます。
手前右はホテル・サンディエゴ。おそらくこの街では五つ星ホテルかな?
満室でした!
こういう小さな町のローカルホテル五つ星とか泊まってみたいなあ〜(と思えるようになった)。
写真がブレてたけど、ソカロを囲む低緑樹。
5月でも日中は真夏並みに暑いので、こういう日陰で涼を取るのが何より気持ちがいい。
もちろん日向派もいます。
噴水もあって緑あふれるソカロ。小ぶりだけどいい公園でした。
ピピラの丘から見下ろすとこんな三角形になっています。
広場の脇にあるレストラン。
こんな一人旅のアジア人旅行者でもwelcomeしてくれるのか不安。
そろそろランチをする場所を決めたいと思い、そういう目的で今度は町歩きを始めました。
少し時間帯が早いのでまだ人がいません。
あっちの通りにも足を伸ばしてみたけど特に何もなかった。
旅の時はいつもそうだけど、できればローカルの食堂みたいなところで食べたい。
これだけ山ほどレストランがあるのに決められない。
ちょっとソカロから離れよう。
ここも広場。ピピラの彫像が遠くに見えます。
またグアナファト大学。
ん?
ここいいかも。
ということでランチの場所きまり。
スタスタと中に入っていく。
できればテラス席で、と思ったけど奥のホールに案内されました。
メニュー読んでもよくわからないし、わざわざ検索して調べるのももはや面倒くさい。
とりあえず適当に頼んでみようか。
うっすら記憶だとお店の人に「お肉が入っているのが食べたい」と伝えたような気もする。
覚えてない。
でもそろそろちゃんとお肉食べないとパワーが出ないと思ってた記憶がある。
で、きたのがこれ。
おいしそうじゃん。
と思って食べたら美味しかったんだけど、例のあずきをすりつぶしたようなペースト状のものがこの山の土台に敷かれてた。
この頃からこの豆ペーストがちょっと苦手になってくる。
というのも、ちょっとならいいんですけど、見た目には全くわかりませんが、密かにお料理のメインのごとく我が物顔で主張してくるんですよ。調べてみるとどうもフリホーレスというものなのかもしれない。
ペーストそのものに味はあまりなく(うっすら塩味)、こうやってお料理のソースや具材と合わせて食べるスタイルですが、豆のペーストを大量に食べる習慣がない私としてはちょっとキツくなってくる。おしるこだってちょっとだから美味しいのであり、どんぶりで出てきたらげんなりするではないですか。あれと同じ。
しかも毎回と言っていいほどこのペーストの出現率が高い。
次からはこれが出てきませんように。
(結局ガンガン出てきました)
お店の雰囲気すごく良かったけど、人がまあまあいて写真撮るのやめました。
ということで、グアナファトのランチも終わりお散歩も満喫し、あとはバスターミナルに戻るだけですが、来た時同様ローカルバスで移動するつもりなので緊張が蘇ります。
長い間グアナファトのネタを引っ張りまくりましたが、写真ほぼ全載せした為記事も長くなりました。
あともう一個ネタあるのでご辛抱くださいませ。