世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

オアハカ道案内:色彩の町

オアハカ、町歩き続編。

 

f:id:beabea-journey:20190928080823j:plain

 

 

 

 

 

 

 

実はこの後訪れたもう一つの小さな町とこのオアハカの記憶がかなりグチャまぜになっており、どっちがどっちだったのか記憶の糸がなかなかうまく解けない。

 

 

なんでかというと、いずれもソカロを中心とする街の区画が全く同じカタチをしているので、思い出そうとするとそれぞれがオーバーラップしてしまうから。

 

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928083905j:plain

 

 

なだらかに走る通りと低層階の古い建物。歩行者天国のような賑わい。

メキシコ地方都市の特徴なのかな。

なぜかホッとするから不思議だ。

 

 

 

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928084312j:plain

 

 

 

テキスタイル美術館を発見。

 

入場料無料でそういえば藁みたいなので作った創作物の企画展みたいなのもやっていた。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928111340j:plain



 

 

 

おお!オアハカ州の民族衣装の展示コーナーに胸踊る。

 

f:id:beabea-journey:20190928084336j:plain

 

 

 

こういうのが本当に好きで。きっとそれぞれ絵柄に意味があるのだろう。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928084615j:plain

 

 

昔ながらの機織りもあった。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928084716j:plain

 

 

 

ミシンも使いこなせない私が機織りを操るとは到底想像もできないけど、できることならやってみたい気もする。

 

 

美術館、この壁もシビれた。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928084937j:plain

 

 

 

 

普段は日本にいて極力シンプルなデザインばかりに見慣れているから、この壁みたいに土壁風の素材を使って風通しをよくしたり光を取り入れたり陰影をつけるという五感に染み渡ってくるようなデザインを見ると、はっと気づかされるような、小さく心が揺さぶられるような気持ちになる。これこそが旅の醍醐味じゃないかな。少なくとも自分にとっては。

 

 

これも美術館のエントランスからパティオに続くアプローチ。

実に見事。

 

f:id:beabea-journey:20190928085613j:plain




ここにはどうやら空間づくりのプロがいるみたい。

 

 

 

この美術館に刺激を受けて(流されて)ふらりと立ち寄ったお土産やさん。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928085831j:plain

 

 

いや〜ここはマジでテンション上がってめちゃくちゃ買い物してしまった。

 

オアハカ刺繍のお洋服が欲しくて試着までして買った。

お土産も買って伝統の置物も買ってたったの三千円くらいだった。

現金がないのでおそるおそるカードで決済したけど、スキミングされたとか金額ごまかされたとか不当な請求をされるなどの事件は帰国後チェックでも一切問題なし。

 

ただし中国製じゃないかどうかだけは念入りにチェックする。そういう意味では正規店で買うのは強い。と思うけど、イタリアのパターンもあるからなあ。。なんともいえない。

 

 

町歩きに戻る。

 

 

大学生らしき団体がたわむれる裏通りにあったカフェ兼お庭。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928092442j:plain

 

 

ここは通りがかりに見つけた、もともと泊まろうと候補にしていたホテル。

緑あふれるパティオが気に入ったのになんで泊まらなかったんだろう。

 

f:id:beabea-journey:20190928092737j:plain

 

 

多分これから夜に乗るバスターミナルから遠かったのと、一泊だけなら安い方がいいと思ってケチったのだと思う。我ながらセコいけど、移動は楽な方がいいから。

 

 

休憩〜。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928093301j:plain

 

 

家族経営のカフェで、7歳くらいの女の子がうやうやしくサーブしてくれたのでチップはずむ。

 

f:id:beabea-journey:20190928093358j:plain

 

 

コーヒー、美味しい。

 

 

この辺りからメキシコもコーヒーが美味しいことに薄々気づく。キューバも想像以上に美味しかったけどメキシコも負けていない。いいね。日本でもフェアトレードとかでメキシコやキューバの豆をもっと積極的に入れればいいのに。社会貢献にもなるしコーヒー党も満足するに違いない。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928111432j:plain



 

 

再び町歩き。

 

 

 

青年街角楽団を発見。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928093816j:plain

 

 

 

今度は今まで歩いてきた方と反対側のゾーンを攻めに行く。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928093923j:plain

 

 

この平屋建てのカラフルな壁に吸い込まれるように歩き進む。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928093947j:plain



 

f:id:beabea-journey:20190928094024j:plain

 

 

 

ムラのないきっぱりした朱色。ダイヤのくりぬきと白の縁どりがアクセント。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094040j:plain

 

 

これはいかにもメキシコなブルー!

ブルーと緑と茶色っていうのが本当に衝撃だった。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094116j:plain

 

 

山吹色とクリーム色のグラデーションにブルーの文字、グレーのタイル。

シビれる。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094202j:plain

 

 

うう。。。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094510j:plain

 

 

この通りは一体なんなんだ。

 

f:id:beabea-journey:20190928094604j:plain

 

 

きっとオアハカのおしゃれピーポーがいるエリアに違いない。

 

f:id:beabea-journey:20190928094648j:plain

 

 

窓際でギターを奏でる少女。絵になりすぎ。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094753j:plain



ぜひともカフェに入ってみたいところだったけど、さっき7歳くらいのうやうやしい少女のところでコーヒー飲んだばっかりだし、お水関係はまだ怖くて躊躇しちゃう。だから泣く泣くスルー。

 

カフェに入りたい理由はただ一つ。

インテリアがみたい。

 

(だったら入りゃよかったな)

 

 

レストランも入ってみたかった。ここはメキシコ名物モレのオンパレード。

 

f:id:beabea-journey:20190928095102j:plain

 

(私が昼に食べたのはモレヴェルデ。モレも種類があって黒いのとか緑とかある)

 

 

ここはアジアンレストランみたい。友達と訪れたいような場所。

 

f:id:beabea-journey:20190928095236j:plain

 

 

メキシコ、やばい。。。もろ、好みかも。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095340j:plain

 

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095418j:plain

 

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095442j:plain

 

 

 

数年前に初めてトルコを周った時にも感じた、素朴な居心地の良さをここでも感じる。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095501j:plain

 

 

土、木、石、植物、毛糸、綿。

そういう素材を組み合わせてここまでの表現ができるということに衝撃が走るような気持ちになった。

 

バランスって単なる色合わせだけじゃないんだなって。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095538j:plain

 

 

 

素朴でかわいい。両手を引かれたお子様もかわいい(笑)。 

f:id:beabea-journey:20190928095610j:plain

 

 

巨大なハリボテの人形!

 

f:id:beabea-journey:20190928095640j:plain

 

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095713j:plain

 

 

 

アンティークショップがとにかく好き。蚤の市も好き。

日本には絶対ないようなものがあるから。

今度蚤の市一人買い付けツアーしに行こうかと思ってるほど。 

 

f:id:beabea-journey:20190928101447j:plain

 

 

いい建て構え。屋根の壺もいい。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928095805j:plain

 

 

 

向こうには山が見える。そろそろ夕暮れになってきた。

 

f:id:beabea-journey:20190928100023j:plain

 

 

 

メキシコは訪れた5月の季節、日暮れはおおよそ19:30。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100145j:plain

 

 

 

ぼちぼちホテルのそばに戻る。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100214j:plain

 

 

ホテルのそばもすごくきれい。ゴミも落ちてないし怪しい人もいない。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100237j:plain

 

 

リヤカーのお店もそろそろ閉店。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100316j:plain

 

 

夜になると今度はバーが出現し、大人の時間で賑やかになる。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100359j:plain

 

 

 

この建物の屋上はバー兼レストラン。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100457j:plain

 

 

ここもそう。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100541j:plain

 

 

 

温度に敏感で日光を嫌がる日本人とは対照的で、屋外を好む人たち。

 

断然外の方が気持ちがいいよね。

 

 

 

お散歩中に見たレストラン、行ってみたいけど一人旅が夜に行くのは至難の技。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100640j:plain

 

 

 

 

 

ということで、昼間から目星をつけていたタコス食堂。

 

 

f:id:beabea-journey:20190928100751j:plain

 

 

メキシコ上陸初タコスだったので、とても期待したわりには普通。

 

 

とうことで、ホテルに戻り荷物をピックアップし、地図を何度も確認して頭に叩き込んでからフロントにお礼を言ってホテルを出る。 

 

オアハカ、お金すっからかんになりかけて本気で落ち込んだけどなんとかことなきを得て、町の美しさにすっかり心酔し、もっともっともっといたかったと、後ろ髪をずるずるズルズル引かれながら後にした。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20190928094729j:plain



 

オアハカ。たった一日だったけど一生忘れないと思う。

なんといってもキューバショックから私を救ってくれた最初の町だしね。