海外で現地にしかない食材や生活を覗きにスーパーに行くのって楽しいですよね。
水やお菓子やチーズなどをかごに入れ、ルンルンでレジへ行くと
ローマに限らずヨーロッパのスーパーでは必ずといっていい程、以下の質問がなされます。
水やお菓子やチーズなどをかごに入れ、ルンルンでレジへ行くと
ローマに限らずヨーロッパのスーパーでは必ずといっていい程、以下の質問がなされます。
1.「袋いる?」
2.「小銭もってる?」
2.「小銭もってる?」
1.は、ビニール袋の有無を聞いているので、欲しかったら有料(10円程度)で買う旨を伝えます。
安いスーパーに行くと、たいていこの袋が店を出た瞬間に破けたりして、唇を噛み締める事に
なりがちなのでエコバック持参をお勧めします。
安いスーパーに行くと、たいていこの袋が店を出た瞬間に破けたりして、唇を噛み締める事に
なりがちなのでエコバック持参をお勧めします。
2.彼らは端数を要求しています。
さぁ、お財布を覗きましょう。もし、お財布に日本で言う一万円札しかなかったら、
あなたならどうしますか?
「出すしかないじゃん。こまかいのないんだし。」
そうですね、仕方ありません。出しましょう。
さぁ、お財布を覗きましょう。もし、お財布に日本で言う一万円札しかなかったら、
あなたならどうしますか?
「出すしかないじゃん。こまかいのないんだし。」
そうですね、仕方ありません。出しましょう。
ここからが悲劇があなたを待ち受けています
日本だったら「一万円入りましたぁ~♪」なんて店員が(なぜか)言ってくれますが、
ローマではそうはいきません。
レジのおば様は、ただでさえ寝起きざまに小指をタンスの角にぶつけた直後のような不機嫌な態度をしているのに、その一万円が入ったとたん、あなたがだしたお札を片手に振りかざし真っ赤な顔でこう怒鳴りつけるはず。
「一万円だってーー??!!ケーーーーーーーーーーーーーッ!!」
ローマではそうはいきません。
レジのおば様は、ただでさえ寝起きざまに小指をタンスの角にぶつけた直後のような不機嫌な態度をしているのに、その一万円が入ったとたん、あなたがだしたお札を片手に振りかざし真っ赤な顔でこう怒鳴りつけるはず。
「一万円だってーー??!!ケーーーーーーーーーーーーーッ!!」
これをやられるとねぇ~本当に腹が立ちましたねー当時は。
実はイタリアでは基本的に両替してお客様の為に小銭を用意しておくといった習慣がありません。なぜかは知りませんがそれが「普通」なんです。レジ金釣り銭に余裕がある時はいいのですが、切羽詰ってきた時に万札なんか出されたら彼女達の怒りは頂点に達するのです。
ましてや、そんな時に買うものが100円程度のものだったら、彼女達は更に激昂するのでご注意を。
(あぁ想像するだけで怖い!)
実はイタリアでは基本的に両替してお客様の為に小銭を用意しておくといった習慣がありません。なぜかは知りませんがそれが「普通」なんです。レジ金釣り銭に余裕がある時はいいのですが、切羽詰ってきた時に万札なんか出されたら彼女達の怒りは頂点に達するのです。
ましてや、そんな時に買うものが100円程度のものだったら、彼女達は更に激昂するのでご注意を。
(あぁ想像するだけで怖い!)
じゃあどうやってお金を細かくしておくのか。
簡単です。大きい買い物をする時に前もって崩しておく。銀行なんかいちいち行ってられません。
不条理かもしれませんがこれしか方法はありません。
簡単です。大きい買い物をする時に前もって崩しておく。銀行なんかいちいち行ってられません。
不条理かもしれませんがこれしか方法はありません。
私が初めてローマで生活を始めたのは1998年で、当時はまだイタリアリラの時代です。
最初はこのスーパーが怖くて行くのが嫌でした。
でももっと嫌だったのはタバコ屋。
最初はこのスーパーが怖くて行くのが嫌でした。
でももっと嫌だったのはタバコ屋。
日本にはがきを書こう。
切手を買いにタバコ屋に行き、切手を2枚買うとします。
お釣りが仮に 15,695リラだったとします。
この金額をイタリア語でオヤジに言われるとこうです。
タバコ屋:「クゥインディチセイチェントノヴァンタチンクエミラリーレ」
私 :「・・・は?」
まずそのセリフ自体どこからがつながっていて、どこからが切れているのか全く分かりません。
「クゥインディチセイチェントノヴァンタチンクエミラリーレ」
ちなみにローマの駅周辺及び観光名所(タバコ屋やおみやげ屋等)では80%の高確立でぼります。
断言します。
ですのでこのお釣りを受け取るところが何より重要です。
ガイドブックには「あらかじめ計算しておきましょう」なんて書いてありますが、スーパーやタバコ屋でそんな事絶対に出来ない!文句言われるから余計慌てます。
ぼられないように心がけても、私はこの魔術のような「クゥインディチ・・・」にすっかりやられ、
ヨロヨロしながらタバコ屋を退散するのがオチでした。
切手を買いにタバコ屋に行き、切手を2枚買うとします。
お釣りが仮に 15,695リラだったとします。
この金額をイタリア語でオヤジに言われるとこうです。
タバコ屋:「クゥインディチセイチェントノヴァンタチンクエミラリーレ」
私 :「・・・は?」
まずそのセリフ自体どこからがつながっていて、どこからが切れているのか全く分かりません。
「クゥインディチセイチェントノヴァンタチンクエミラリーレ」
断言します。
ですのでこのお釣りを受け取るところが何より重要です。
ガイドブックには「あらかじめ計算しておきましょう」なんて書いてありますが、スーパーやタバコ屋でそんな事絶対に出来ない!文句言われるから余計慌てます。
ぼられないように心がけても、私はこの魔術のような「クゥインディチ・・・」にすっかりやられ、
ヨロヨロしながらタバコ屋を退散するのがオチでした。
そんな弱虫だった私もいつの日か、お金は正確に聞き取れるようになり、タバコ屋のオヤジとも「チャオ♪」などといえる間柄にもなりましたが、今はリラ時代は過ぎ去りユーロ。通貨の単位も小さくなり、イタリア語初心者も昔ほど聞き取りにくいことはないと思います。
よく、イタリアの店員は愛想が悪いとか耳にしますが、正直彼らはそれが「普通」です。
日本ほどのサービス精神は持ち合わせてないのです。
だから機嫌が良い時は優しいし、機嫌が悪い時は冷たい。ただそれだけの事だと開き直りましょう。
その代わり、あなたもキレても全然構わないのです。遠慮なくどーぞ♪
日本ほどのサービス精神は持ち合わせてないのです。
だから機嫌が良い時は優しいし、機嫌が悪い時は冷たい。ただそれだけの事だと開き直りましょう。
その代わり、あなたもキレても全然構わないのです。遠慮なくどーぞ♪
店員 + 客 = 50/50 です。立場に差はございませぬ。